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新潟県 県立 新潟高等学校 卒
東京大学 文科二類

牧野 千晶さん

■共通テスト得点 935点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 88 27 74 42 39 =270/440点
自己採点 82 16 72 43 51 =264/440点

■受験した感触・・・ 試験後は落ちたと思った。意外と英語の記号が正解してた。苦手だった日本史に助けられた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

周囲に頼りながら、自分の力を信じて努力

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分ははっきりと「東大を受験しよう!」と決心したことはなく、ただなんとなく日本の大学の最高峰にあるという理由で東大を志望していた。ただ、受験校を実際に決定する段階になって、自分が大学で学びたいことや、将来的につきたい職業について初めて真剣に考えた結果、自分が学びたい学問が一つには絞れないこと、やりたい仕事に就職するなど将来の選択肢を増やすにはかなり高いレベルの大学に入学しなければならないことがわかり、進学選択の制度があり、日本のトップの学生が集まる東大になんとしてでも行きたいという思いを抱いた。自分は将来、海外に出て、やりがいや楽しさを感じながら仕事がしたいと思っている。そのためには高い語学力が必要だし、在学中には留学や海外でのボランティア活動などを通して外国で活動するという経験を積むことを考えているが、東大にはそのような機会がたくさんあるだろうから、積極的につかみにいきたいと思う。
 自分は世界史は高2の冬休みに、日本史は高3の春休みに全範囲を先取りした。東大の日本史は単純な知識暗記では歯が立たないため、自分がやった表面的な知識だけの先取り学習はほとんど効果を発揮しなかったが、世界史の先取りは、学校の授業などで復習する機会が何度もとれたこともあり、知識の定着がはかどり、世界史を得意科目にすることができたため、やってよかったと思う。自分は勉強との両立がきかなくなることを嫌って部活動には入部しなかった。そのため自分の勉強時間は十分にとれたが、今となっては部活に入らなかったことを若干後悔しているので、できることなら何らかの部活には入っておいた方がいいと思う。得意科目を伸ばすためには、どの教科なのかによって違いは出てくるが、少なくとも「なるべくたくさん触れる」ことが大事だと思う。自分は社会を得点源にしようと思っていたので、早い段階から先取り学習を自分ですることで復習の機会をなるだけ確保できるようにした。また、自分は洋楽が大好きで毎日聴いていたが、そのおかげかリスニングが得意になったし、発音もそれなりにできるようになった。苦手教科をできるようにするためには、自分で努力することももちろん大事だが、やはり良き師に出会うことが必要だと思う。自分は数学が苦手だったが、東進の青木純二先生の授業をうけてから見たことのない問題に対しても立ち向かうことができるようになった。皆さんは、得意科目・苦手科目がそれぞれで違うと思う。東大を目指すのであれば、各教科でおおよそ何点取るか目標をあらかじめ設定しておいて、それを指標に勉強することをおすすめする。

■東進東大特進コースについて

 自分は高1の春から東進衛星予備校に入塾した。授業をうけることで基礎を確認・習得することができたことはもちろん、学習スペースとして最高の環境だったと思う。平日は放課後の16時から20時まで東進で勉強して帰宅するという習慣を三年間続けたし、休日でも自転車をこいで東進に通い、一日中勉強していた。東進では自分の名前が「在校時間ランキング」で一位になっていてうれしかった。また、東大特進の校舎は受験の際に利用したが、落ち着いた雰囲気で勉強に集中できたし、スタッフも優しく接してくれた。自分が一番お世話になったのは過去問演習講座だったと思う。過去問だけでなく、解答と添削、解説授業がついていたため、一回の演習から多くのことを学べた。特に現代文の解説授業は他の参考書などでは代替の効かないもので、林修先生の現代文の解き方を吸収しようと何度も解説授業を聴くことで、東大の現代文にも立ち向かっていける力をつけることができたと思う。添削も、教科によっては二日ほどで答案が返却され、第三者の視点で自分の解答を振り返ることができ、復習に役立った。東大本番レベル模試は高2の頃から受験していたが、なんといってもその成績返却の速さは随一で、自分のような採点答案がないと復習がはかどらない人間にとって、この模試はたいへん役に立ったと思う。出題こそされなかったが、漢詩など手が回りづらい分野への注意もされていて、受験することで手薄になりがちな範囲の対策も行うことができたと思う。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強は孤独で過酷なものだ。しかし、周囲を見渡してみてほしい。共に高めあえる仲間、学校の先生や家族、東進の先生やスタッフなど、頼れる存在はたくさんいると思う。その人たちはきっとあなたのことを全力で応援し支援してくれると思う。勉強の辛さをひとりでずっと背負おうとするのではなく、その人たちにたよりながら受験勉強に立ち向かうことで、この時間がかけがえのない思い出や経験にもなるし、人間的にすごく成長することにつながると思う。皆さんにはこのことを胸に刻んでがんばってほしい。応援しています。