■共通テスト得点 946点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 生物基礎 地学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
81 |
+ |
35 |
+ |
71 |
+ |
46 |
+ |
37 |
=270/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
25 |
+ |
55 |
+ |
43 |
+ |
42 |
=240/440点 |
■受験した感触・・・ 自分のベストを出したつもりにはなったが再現答案作成中にありえないミス連発に気づき絶望。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
C |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
文科二類 |
A |
東大特進と共に一年で仕上げる東大受験
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大を目指したきっかけ
私が東大を受けることを決めたのは高2の冬です。高校内で初めて順位の出る実力テストがあり、そこで一位を取ったところ東進のスタッフや友人、先生に東大受験を勧められて決意しました。この時期は通期講座のスタンダード世界史の受講途中で、決して早いスタートとは言えませんでした。たった一年で間に合うのかと不安だった一方でやりたいことがはっきりしていない自分には進学選択制度のある東大があっているとも感じていました。
東大への戦略
まずは自分の科目ごとの目標点を定めます。よほど数学の得意な人以外は数学頼りの設定にするのを勧めません。これを決めたらどの大問で点をとるか(落とすか)を決めます。特に英語が重要で時間が厳しいのでよく考える必要があります。
二次の勉強について
まずは基礎を固めることが大切です。国英数は基礎固めのあとそのまま過去問に突入するのは全然アリです。8月下旬頃に過去問演習に入れば余裕をもって勉強をすすめることができます。そこでは東大の形式を把握し、慣れることが大事です。ただ解けばいいという訳ではありませんが、私は全教科平均して20年分くらいの過去問にあたりました。これは自信にもつながり正しい選択だったと思います。以下では教科ごとの詳細について書いていきます。
- 現代文……林修先生の東大現代文の講座を受けましょう。他の科目にできるだけ時間をかけるため、効率を意識するのが大切です。先生の授業の魅力は後述します。
- 古典……まずは単語や古文常識、句形などの知識を定着させることがスタート地点です。その上で出来るだけ多くの過去問にあたり自分には何が足りないのかを研究しました。本文の読解ができなかった場合が一番の緊急事態なのでなぜそうなってしまったのかを反省しました。
- 数学……網羅系参考書の解法を全て頭に入れていました。これは重要ではあるものの、青木純二先生の数学の真髄を受講しなければ、解法暗記一辺倒の勉強で終わり成長はなかっただろうと感じています。過去問演習に入った以降では、自分の目標点に合わせて頻出分野の集中的な学習に取り組みました。
- 英語……英語の基本は単語力と文法力です。夏までに単語帳3冊、熟語帳1冊、文法書、英文解釈・和文英訳の参考書をやるとスムーズに進むと思います。演習の際に単語でつまずくと学習の効果が半減します。前提知識のもとで問題ごとの勘をつかむのが大切です。英語は共通テスト後に集中して演習するのもありだと思います。リスニングは問題を解いた後に必ずスクリプトを見ながら聞き直しました。知っている単語とその発音がリンクするようにしましょう。12月からは毎日英語を聞いて耳を慣れさせました。
- 世界史……荒巻豊志先生のスタンダード世界史で大きな流れを掴んだ後は教科書の熟読に努めました。学校用ともう一冊別の出版社の教科書を購入して読み比べるのも有効です。私は中々知識が定着せず焦る日々が一月頃まで続きましたが、努力を続ければ最終的には間に合います。短答問題の第三問がほぼ反射で答えられる水準に達することを一つの目標にするのが良いと思います。短い論述の第二問については過去問で何が問われやすいかを把握し、教科書や頻出のフレーズが載った参考書を読みました。第一問は荒巻豊志先生の東大世界史を受講すれば完璧です。
- 地理……まずは知識の土台を固めました。最新のテーマが載っている教科書や村瀬哲史先生の執筆した参考書がおすすめです。過去問を解く際は最新の約三年分を除いてテーマごとにまとめて解くと良いです。そうすると要点、本質が見えてきて簡潔に論述ができるようになります。この時自分で加点ポイントを意識して盛りこむようにしました。また模試や過去問ごとに新たな知識をノートにまとめるようにしていました。
共通テストについて
とにかく比率が低いからと言って侮ってはいけません。共通テストでリードすれば気持ちがかなり楽になり、またその勉強は二次で大きく役立ちます。古典の読解に焦点を当てたり、社会の知識を詰めたり、数学を速く正確に解いたり、色々あります。ただし、共通テスト10日前までは細々と二次対策を続けるのが得策です。特に地方公立勢はラスト一か月で飛躍的に伸びるので、スムーズに二次対策に移るためにも二次対策はゼロにしないようにしましょう。
■東進東大特進コースについて
過去問演習講座について
添削システムと東進の先生方の解説授業が最大の魅力です。時間は多少かかりますが、学ぶことが多く一つの問題から多くの問題を解く力が身に付きます。
東大特進の授業について
どれも素晴らしい授業です。対面の授業では臨場感や他の生徒からの刺激を感じることができるので距離が遠くなければ出来るだけ行くべきです。私が特に受講して良かったと思う講座を紹介します。
- 東大現代文(林修先生)……現代文を体系的に解く方法を学ぶことができました。どのようなプロセスを踏んで問題を処理するべきかが完璧に見えてくるはずです。
- 東大古文(栗原隆先生)……古文が出来ない自分を救ってくれました。文章の形式ごとの背景知識や取り組み方を学んだのがとても大きかったです。
- 数学の真髄(青木純二先生)……自分の数学との向き合い方が変わりました。文系にとっては大変な問題も多いですが納得のいく先生の考え方は力になりました。
- 東大世界史(荒巻豊志先生)……先生の話はとても面白く授業が楽しみでした。大論述の第一問の解説は絶対荒巻先生から聞くべきです。
東大本番レベル模試について
良質な問題と爆速の成績返却が良かったです。また1月の最終模試はいわゆる共通テストボケを直すきっかけとなり、スムーズな学習につながりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
東大受験において試験本番までに勉強が仕上がることはおそらくありません。その上で合格点に乗せるためには何が必要か、またその優先順位を見定めることがとても大事です。それが決まったらあとはひたすら謙虚に努力を続けるだけです。そうすればたとえ東京大学でも必ず道は開けてきます。頑張ってください!