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東京都 私立 渋谷教育学園渋谷高等学校 卒
東京大学 文科二類

小玉 武志さん

■センター試験得点 669点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 90 32 45 30 33 =230/440点

■受験した感触・・・ 手ごたえのある科目がない。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 D 文科二類 B 文科二類 E

自分に合った方法で

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が受験勉強に本腰を入れたのは高2の冬で、しかも夏までは部活にも行っていたのでとにかく時間がありませんでした。また元から成績が良かった訳でもなく東大合格は自分には不可能だと思い諦めていました。高2の冬は別大学を志望するも勉強する気が起きず、春から東大を第一志望にして自分を追い込みました。ここでは時間のない中で私が取り組んだ事を科目別に記します。

英語

 高校2年生までには文法、基本的な語彙は習得することが出来ました。英語はとにかく量が重要です。中1から英語塾に通い、1週間に少なくとも長文を一つ読んでいました。前から日本語に訳す訓練をし、英語を英語のまま理解出来る様にすると長文読解も速くなります。そのためには文法が不可欠です。
 リスニングは、学校でスピーキングを積極的にしたり、リスニングの音源で聞き取れなかった部分を繰り返しシャドーイングしたりして練習しました。しかし試験直前期に英文を読む機会が減ってしまい、また単語帳もコツコツと取り組んでいなかったので英語の感覚が鈍り、本番でも焦ってしまいました。長文を定期的に読む事は続けるべきでした。

国語

 現代文は基本的に林修先生の授業で十分でした。また、現代文の添削指導はとても大きな助けになりました。答案が帰って来てから解答へのプロセスを再確認すると良いです。語彙や漢字もやるに越した事はないですが、そこまで差は付きにくいので特別漢字や語彙を苦手とする人以外は対策するより他教科を優先したほうが良いと思います。
 古典は英語と似ており、文法を押さえてから文章を多く読むと効果的でした。私は漢文の句形が高3の夏休みが終わっても完成しておらず、結局共通テストまで句形を勉強し、漢文の演習時間が確保出来ませんでした。しかし古文は夏休みまでに文法や古文常識はある程度完成させることができたので、演習を重ね語彙も強化できました。夏休みまでに文法、句形は押さえておくとよいです。

数学

 私は数学はあまり得意ではなく時間内に4問全て解くのは到底できなかったので2問くらい完答できれば良いと考えていました。しかし実際は2問完答さえ困難でした。東進ハイスクールでの青木純二先生の授業や志望校別単元ジャンル演習講座での演習を通して秋までには時間制限無しなら初見の問題もある程度は解ける様になりましたが伸び悩みました。
 これは2次試験直前期に知った事なのですが、問題用紙に答案の下書きをして置くと答案作成の時間をかなり節約できます。東大志望者の皆さんにとっては当たり前かもしれませんが私はこの手法の練習が不足してしまったので一応お役に立てればと思い書いておきます。やってよかったのは何より論理です。論理をしっかり学んだ事で答案を書く事が非常に楽になりました。

世界史

 通史を2周しましたが1週目は用語重視で勉強していてあまり上手く行きませんでした。2周目はとにかく地図をイメージしながら勉強しました。忘れにくくなる上に効率も良くなります。記憶するときはある程度時間をとって先生が授業をするように流れを口に出し反復すると定着しやすかったです。用語集は教科書の理解が難しい時に辞書のような使い方をすると良いと思います。

地理

 過去問が本当に大切でした。学校の授業と東進の講座である程度知識を蓄えて過去問だけ解いていれば十分と言って良い程です。ただ私は本当にそれだけしかやらず復習もせず知識も不十分になってしまったので共通テストは散々でした。

■東進東大特進コースについて

 東進ハイスクールの授業は手軽さが魅力です。オンライン授業は本当に便利で短期間で学習でき何度か見返して復習に活用しました。一つの講座で完結しているし、特定の単元だけ受講もできます。授業も疑問が残ったことが殆どありません。過去問演習講座は解説も分かりやすく、添削指導も丁寧で、私は市販の過去問集は一回も使いませんでした。また併願校の過去問も6年分取り組める講座があり、併願校対策も十分です。志望校別単元ジャンル演習講座は他大学の多様な問題に触れる機会になりました。本番でも似たような問題が数問出題され、講座を受けて良かったと心から思いました。東大特進の対面授業はかなり緊張感があってオンライン授業とは違った魅力がありました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 いくら模試の成績が悪くてもその成績は本番の一回きりの試験には全く影響しません。ただその時には反省し自分のできる事を考え自分に合ったやり方を見つけてください。受験は最後まで何が起きるかわかりません。私は共通テスト後に不合格を確信し意気消沈して何日か潰した事もありましたが最後までできる事をやり抜きました。諦めずに頑張って下さい。