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京都府 市立 堀川高等学校 卒
東京大学 文科二類

山本 葵さん

■共通テスト得点 899点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 生物基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点

■受験した感触・・・ 英数が不安、国社はできた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科二類 A 文科二類 A

努力を惜しむための努力を惜しまない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

高校2年生の冬から高校3年生まで

 私は、高校2年生の冬に東京大学を受験する決意をしました。とは言っても、その時は恒常的にDやC判定だったので、それは当時の私にとって高い目標設定でした。春休みから勉強に本格的に取り組み始め、部活引退後は勉強中心の生活になりました。そして、下記のことを意識すると、夏以降は良い判定を得ることができるようになり、最終的には現役合格することができました。

「受験勉強」で最も大切なこと

 私の受験生活を振り返って受験勉強で最も大切だと感じることは、「努力を惜しむための努力を惜しまない」ということです。これは東大に16歳で合格したカリスさんの言葉ですが本当にその通りだと思います。「純粋な学問」とは異なり「受験勉強」で大切なことは、限られた試験時間の中で、周りよりいかに高い点数を獲得するか、ということです。つまり、ただただ勉強することが、必ずしも最適な「受験勉強」につながるとは限らない、ということです。自分の得意・不得意を認識し、それを踏まえて、獲得する必要がある点数から逆算し、何に重点を置くべきか、を考えることが最も大切です。
 私は高校3年の6月までバドミントン部のキャプテンとして部活を頑張っていたことや、高校1・2年生の時に勉強に精力的に取り組んでいなかったことから、他の東大受験者より勉強量が不足していました。そのため、その中で私が合格するためには、前述の通り、努力を最大限結果に繋げるために何が必要か、考えることが求められました。私はまず過去の模試の結果から自分の苦手分野と得意分野を分析し、その上で、2次試験で、各科目何点ずつ取るべきか、ということを考えました。私は英語・数学・現代文は平均なみ、古典は平均以下、社会は平均以上、数学は成績が不安定でした。私は、東大入試において標準偏差が大きい英数が得意になれば総合点も安定すると考え、1学期・夏休みのうちは英数の勉強に力を入れて取り組みました。しかし、思ったよりも成績が上げらなかったため、これ以上続けてもそれ以上の伸びが期待できないと考え、秋以降は既習範囲が広がり成績の上昇が期待できる社会に力を入れました。私は共通テストが苦手だったことから、冬以降は共通テスト対策を中心に行いました。共通テスト後は、過去問と、苦手で忌避していた古典の勉強を中心に行いました。最終的には、国数英を平均並みに揃え、社会を平均以上にするという、考えた中で最適な合格ビジョンに近い形に持っていけました。
 以上のような自らの経験から考えたことは、自分が合格するために最適なプランを随時立て続けることがとても大切であるということです。つまり、どれだけ勉強したか、よりも、何を意図して何を勉強したか、ということが「受験勉強」においては大切なのです。

■東進東大特進コースについて

 私は東大対策に特化した授業を受ける機会がありませんでした。東大特進はそんな私に、東進が誇る一流の講師陣の授業を受ける機会を与えてくれました。私は大阪の対面授業を高校2年生の冬から受講しました。対面授業では、授業で生じた疑問の質問や、勉強の進め方の相談を講師の先生に相談することができました。特に、受験期直前、思い詰めていた時に東大古文の栗原隆先生に相談できたことは本当に心の支えになりました。また、文科一類か文科二類か、出願を迷っていたときに東大現代文の林修先生や栗原先生、東大特進英語の宮崎尊先生に相談できたことは自分の進路決定の重要な参考になりました。他に、私は古文が苦手であったことから対面授業に加え、通期講座も受講しました。通期講座では東大に特化した授業を自分のペースに合わせて20回分受講できたので演習量や知識の獲得にとても役立ちました。また、私は過去問演習講座を受講していました。この講座では、自分で演習した過去問の答案を短期間で採点してもらえるので復習に役立つだけでなく、自分が合格にあと何点必要かがはっきりわかるので、モチベーションが高まりました。さらに、私は東大特別演習を受講していました。この講座では、大問別に演習できることに加え添削も受けることができるので、苦手分野の集中的な演習をすることができました。私は直前期に苦手分野である、リスニングや古典を集中的に演習しました。加えて、東大特進では一人一人に現役東大生のスタッフが担当としてつくので、大学受験や合格後の諸手続きについて質問できました。例えば、私は、あまり詳しく知らなかった、進学選択制度の内情について聞くことができ、受験科類の選択根拠の一つになりました。このように、東大特進には東大受験のためのサポートが充実しており、私は本当に東大特進にお世話になりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は共通テストや2次試験の直前にとても緊張していました。本当にしんどかったことを覚えています。そんな時に大事なのは、これまでの努力に対する絶対的な自信を持てるようにすることです。完璧な状態で試験に臨めることはほぼありませんが、その自信が本番での安心感をもたらします。受験を終えて思うことは、本番でこれ以上はできなかった、と思えるようにすることが本当に大事だと思います。