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千葉県 県立 東葛飾高等学校 卒
東京大学 文科三類

坂本 大地さん

■センター試験得点 795点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 83 56 68 45 43 =295/440点
自己採点 82 50 45 40 30 =247/440点

■受験した感触・・・ 刹那。放心。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 A 文科三類 B 文科三類 B 文科三類 B

#公立高校 #日世選択 #数弱 #ロングスリーパー

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

概説

 タイトルは私の属性を列挙したつもりです。一つでも当てはまる方は読むと良いことがあるかもしれません。まずは全体的な合格戦略について述べます。第一に林修先生がよくおっしゃる「合格のポートフォリオ」というものを作るのがお勧めです。まず必ず過去数年分の合格者平均点を参照した上で自分の目標点数を設定しましょう。コツは「最低点」ではなく「平均点」を参照することと不安定な科目である数学の点数をできるだけ低く設定することです。次に自分の得意苦手を踏まえて各科目の目標点を決めるというようにマクロからミクロへ目標を設定していきましょう。次に、その得点バランスに基づいて各科目の勉強時間の理想比率を決め、ひたすらそれを目指して勉強しましょう。東大は科目数が多く絶対的に時間が足りないため、闇雲に勉強しても厳しいと思います。特に公立高校生は地歴が弱点になりがちです。だからこそこのような先を見据えた「逆算」の意識を常に持ち続けましょう。以下科目ごとに詳述します。

英語

 純ジャパですが、高い安定性・配点で一番の得点源でした。高二までに単語や文法を固め構文把握の訓練を徹底し基礎力を付け、高三で地元の東進で東大英語―読解問題の見方・考え方・解き方―という講座を受講したことで得意教科にできました。地歴に時間を割くためにも早め早めに取り組みましょう。

数学

 数弱なので黙ります。ただ今年の易化は「絶対数学捨てるなよ」という東大からのメッセージだと思います。逃げずに頑張りましょう。

国語

  • 現代文

東大特進の林修先生の授業に集中して取り組みました。

  • 古典

英語と同様に単語・文法、句法を固めれば安定性やコスト・タイムパフォーマンスの点で超優良科目になります。共通テストでも現代文をカバーできる大事な科目です。

日本史

 世界史に時間を割いていたため通史学習が遅れました。夏頃にようやく教科書のすばらしさが分かり、それから直前期までで10周以上はしました。出来事はピンク、その説明はオレンジ、その背景は黄色、その結果は緑と文単位で蛍光ペンを引き、論理関係を意識して熟読しました。教科書は流れのある究極の記述フレーズ集と捉えるべきだと思います。

世界史

 計画を立てる際、日本史の独特な形式に恐怖を覚え世界史で稼ごうと決心しました。高二の時に地元の東進で荒巻豊志先生のスタンダード世界史を受講して通史学習を早期に終わらせたことで教科書の比べ読みや記述問題への対策、後述する東大世界史の受講を存分にできました。

体調管理

 体調管理も試験科目の一つです(言いたかっただけ)。私は一時期休日は1時睡眠10時起床でした。皆さんは本番時と同様の起床・睡眠時刻を死守すべきです。

やればよかったこと

 字数設定が厳しい地歴の記述のためにもっと語彙力をつけるべきでした。高3でそんな時間はないため早いうちにやっておくと必ず後々生きてくると思います。漢字対策にもなります。

■東進東大特進コースについて

東進ハイスクールで受講した講座

 前述の通り東大英語―読解問題の見方・考え方・解き方―という講座がお勧めです。英語に自信を持てました。荒巻豊志先生のスタンダード世界史も素晴らしい講座でした。単なる通史にとどまらず東大で問われやすいテーマを重点的に扱って下さり東大特進のハイレベルな授業にスムーズに接続できました。

東大特進で受講した講座

  • 東大特進英語……自習の厳しい英作文や物語文対策でお世話になりました。
  • 数学の真髄……特にテストゼミがお勧めです。徹底的に問題への一歩目を教えていただきました。
  • 東大現代文……この授業で論理的思考力を鍛えたことが他教科にも生きたと思います。
  • 東大古文……楽しく取り組むことができました。添削もありがたかったです。
  • 東大日本史……通史学習を独学でおこなったため特に重要テーマ講義がありがたかったです。
  • 東大世界史……全23コマに及ぶオンライン授業では東大世界史の数多の良問に立ち向かうのに必要な知識や作法、さらには自習の際のコツまで学ぶことができました。授業はそれを超越し、本当に圧巻でした。自分の幼稚さを痛感し、全ての科目へのモチベーションが高まりました。荒巻先生に答案(特に予習で書いたもの)を褒めていただいた時はこの上ない喜びでした。

東進リスニングアプリ

 手軽に雑音有の音声を大量に聞けたのが良かったです。本番でも慌てずに取り組めて、目標点を超えることができました。

過去問演習講座

 迅速な添削、大問ごとの解説授業が素晴らしい過去問演習講座が25年分も利用可能になり更にパワーアップしました。加点・減点ポイントや何を狙っているのかなど出題者からの視点で問題を見ることができるようになりました。

東大本番レベル模試

 迅速な返却に加え高頻度で実施されるため定期的に計画を修正できました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 ちゃんと復習しましょう。予習ももちろん大事です。「方法自覚的に」自分の頭の働かせ方を意識しながら取り組みましょう。きついと感じたときはちゃんと息抜きしましょう。私はストレッチ、間食、散歩など様々な手法をとりました。前泊する人はポケット加湿器や枕を持っていくと良いと思います。乾燥や、枕の高さが合わないことのせいで十分に寝られなかったら勿体ないです。当日のトイレ事情も調べておきましょう。アドミニストレーション棟1階のトイレがガラガラでお勧めです。最後になりますが、将来を楽観もせず悲観もせず地に足をつけて頑張りましょう。応援しています。