■センター試験得点 775点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
自己採点 |
90 |
+ |
20 |
+ |
55 |
+ |
35 |
+ |
30 |
=230/440点 |
■受験した感触・・・ 絶対落ちた。でも後期はまだ残ってる。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科三類 |
C |
文科三類 |
C |
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文科三類 |
E |
ビリギャル男
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
先に断っておきますが、逆転合格は目指すべきものではありません。私は結果的に高校三年生の一年間で周りを追い抜いて合格する、いわゆる逆転合格を達成しましたが、受験期は高一から真面目にやっておけばよかったと反省することも多々ありました。皆さんが目指すべきは高一から積み上げて、高三の頃には余裕を持って合格する順当合格です。幸いにも東進の授業は自分のペースで進められるので、低学年の方々は速習してどんどん周りと差をつけてほしいです。しかし、高校三年生から頑張って這い上がることも可能ですので、成績に悩む高校三年生の方々は私の経験を参考にして頑張ってほしいです。
高校一・二年生について
私の低学年の成績は東大合格者の中で最低レベルと言っても過言でないでしょう。定期考査の順位も常に学年の中で下位10%で、赤点の教科が多かったため留年寸前でした。受験のことは何も考えておらず、外部模試を受ければ書いた大学全てでE判定が出るのが当たり前でした。まさに、映画「ビリギャル」の有村架純の様な状態です。
高校二年生の夏に周りが受験モードになっているのを見て焦り、東進に入塾しました。入塾直後の共テ模試では国語が4割に届かず、この時初めて受験を意識しました。しかし、三学期が始まる前までは部活や文化祭活動が忙しく勉強時間を確保できなかったため、受験にコミットしているとは言い難い状態でした。高三が始まるまでの忙しい時期は英数の基礎固めに努め、網羅系参考書や単語帳を中心に勉強していました。自分はこれで精一杯だったのですが、この時もう少し時間にゆとりがあり国社に手をつけられていればよかったと思います。この時はほとんどの模試で東大はE判定で、志望校をどうするかはまだ迷っている状態でした。
高校三年生について
高三の4月に部活を引退したのを機に全てを受験に捧げることを決めました。それまではまだ志望校について迷っていたのですが、家族との話し合いによりこの時東大を第一志望としました。私は周りの東大志望と比べてかなり遅れていたため、周りより少ない時間で大きな成果を残す必要がありました。
時間当たりの生産性を高めるために私は生活習慣を改善させることを意識しました。受験生の中で生活習慣を意識されている方は少ないですが、私は勉強とはあくまで生活の一部でありその日の体調により作業効率は大きく変わると思っています。まだ考えたことがなかった人は一度生活習慣を見直してみてください。具体的に私がやっていたこととしては、野菜中心のバランスのとれた食事を摂ることや、湯船に1日最低5分は浸かることなどが挙げられます。何が合うかは人それぞれのため、自分で調べたり試したりして生活習慣を改善させてみるといいと思います。生活習慣を見直して以降私の成績は順調に伸び始め、東大合格も射程圏内になりました。このように、勉強時間だけでなく効率についても考えることで私は逆転合格できました。
共通テスト・二次本番について
共通テストや二次本番で気づいたことは、緊張が想像を超えてくることです。特に最初の科目の緊張感は模試のそれとは別物です。私は一次・二次と共に結果としてなんとか満足できる成果を挙げましたが、受験直後の感触はどちらも最悪でした。模試やテストゼミを受ける際はこのテストで自分の人生が決まる位に考えて自分を追い込んだほうがいいと思います。そのほうが本番の緊張状態で考えることに慣れ、本番での動揺を抑えられます。合格がわかった時の興奮は今でも忘れません。最高でした。これを読んでいる方には一人でも多くあの興奮を味わってほしいです。
■東進東大特進コースについて
受講講座
私は東進で多くの教科を受講していましたが、その中でも現代文と古文の講座が好きでした。
現代文は林修先生の授業を受けていました。多くの方が書いていると思いますが、現代文というやっても意味のないと思われがちな科目をどうやって体系的に解くか教えてくれます。東大の問題や共通テストを解いてみてどの様に立ち向かえばいいか分からない方は一度受けてみるといいと思います。本当に世界が変わります。私は共テ現代文3割から最終的に東大現代文7-8割で安定しました。ただ、林先生の授業は高い語彙力を前提としているので、語彙力に自信がない方は語彙強化の参考書を一読してみるのが良いと思います。
古文は栗原隆先生の授業を受けていました。私は当初古文が本当に苦手で、共テ古文では一桁を連発し、東大古文では2点を“叩き出し”ました。古文を勉強する気にもなれず、栗原先生の授業を受ける前までは助動詞も覚えていない様な状態でした。栗原先生の特長として、古文を勉強するモチベを高めつつ、成績を簡単に上げられる授業を受けられることが挙げられます。栗原先生は本当に面白く、たとえ古文を勉強する気が起きなくても栗原先生を見たいという理由で授業を受ける様になります。授業も当然体系的でわかりやすく、文章を読んで読解力をつけながら文法を学ぶことができます。栗原先生の授業を受ける中で、私の成績は古文が得点源となるレベルまでに伸び、共テでは9割、東大模試でも8割程度取れる様になりました。
担任助手
担任助手の方々は受験の知識と大学入学後の経験を両方もつ貴重な存在だと思います。担任助手の方々に悩んでいることを相談してみると、解決の糸口が見えることが多くありました。何度も相談に乗って頂きありがたかったです。使う参考書、併願校の選択、共通テスト対策、などなど受験期は悩みが増える時期でもあると思いますが、そんな時は一度担任助手の方に相談してみるといいと思います。
チームミーティング
チームミーティングでは同じレベルの志望校を目指す同級生が集まって話すのですが、そこでは集会をきっかけにメンバーと友達になれることがあります。校舎での友達は私にとってかけがえのない存在で、彼らのおかげで校舎に行くことが楽しくなったり、疲れた時に一緒に話すことで息抜きできる様になりました。特に高三の三学期になって学校の友達と会う機会が少なくなってストレスが溜まりやすくなった時に彼らのありがたさを痛感しました。彼らがいなかったら合格できていなかったと確信しています。皆さんもチームミーティングを通じて校舎で友達を作ってみるといいと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私はスタートが非常に低い状態から高三の一年間で頑張ってなんとか東大に滑り込みました。しかし私の周りの合格者を見る限り、これは非常にレアなケースです。合格者の大半は高三以前から受験を意識していて、高三が始まる頃には基礎が完成しています。
受験は高校二年生までの間にほとんど決着が付いているのが現実です。確かに高三の一年間での頑張りは大切ですし、これを読んでいる高校三年生の方々には少しでも成績を上げられる様努力してほしいです。しかし、同時に低学年の頃から受験対策を始めておけば、高三になった時に周りに対するアドバンテージとなることも事実です。低学年から頑張らない理由はどこにもありません。「いつやるか?今でしょ!」という言葉は全くその通りだと思います。
私が言いたいのは、受験はスタートが大事だということです。厳しい言葉も書いてしまいましたが、私は皆さんを応援しています。東大は努力すれば私の様な凡人でも受かります。頑張ってください。