■センター試験得点 789点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
75 |
+ |
36 |
+ |
67 |
+ |
41 |
+ |
44 |
=263/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
30 |
+ |
60 |
+ |
45 |
+ |
35 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 上振れも下振れもなくいつも通りの感触。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科三類 |
C |
文科三類 |
B |
文科三類 |
C |
文科三類 |
B |
演習と復習を毎日淡々とこなす
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が1年間、東大入試に向けてやってきたことを記していきます。参考にしてやってください。
期間別の学習
夏休みまでは学校の授業や定期テストに加え、東進の講座受講を中心に学習をしていました。逆にそれ以外特別なことはしていません。部活などをやりたい人は引退まで全力でやっていいと思います。ただし、授業などは、必ず復習をして、できるだけ授業を無駄にしないようにしてください。
夏休みは時間があるので、時間があるからこそできることをしました。例えば世界史なら、私の場合学校の授業で夏休み前に全範囲が終了したので、世界史の全範囲の内容を復習しました。世界史は歴史の全ての流れが分かった上でもう一度学習すれば様々な繋がりが見えてくるので、夏休みに世界史をやるのはおすすめです。過去問も少しずつ着手してみてください。
秋からは本格的に過去問演習を始めました。過去問演習で最も大切なのは、東大の傾向を知ることです。東大は何を求めているのか、どんな能力を試験で測っているのかなど、いろいろなことを問題から感じ取ってください。学んだことは、必ず復習して身につけてください。
共テ対策は12月中旬から本格的に始めました。英語は得意だったので英語は2次の過去問演習などを続けていましたが、それ以外の科目は共テ対策に振り切っていました。ただし、共テ対策といっても、あくまで共テは2次への通過点なので、2次に繋げられるような学習をしてください。例えば、社会では自分が忘れてしまっていた基礎知識の抜け漏れを確認できる好機です。共テ後に基礎知識の確認などをしていても間に合わないので、共テは基礎知識の確認というスタンスでやりましょう。問題集や過去問などを量を重視してとにかくやり、できるだけ多くの知識を詰めてください。やりっぱなしではなく復習も必ずしてください。
基本的には、秋と同じく過去問演習をひたすら行います。時間が限られてくる時期なので、自分が今やって一番点数が上がりそうな科目や苦手科目を中心にやってください。ただ、やりすぎて復習が疎かになってはいけません。時間がないのに無理してやっても効果は薄いので、自分がちゃんと復習をしながら進められるペースで過去問を進めてください。
ここからは過去問を解くのを完全にやめて、復習に徹しました。今まで解いた過去問、模試の問題、授業など、復習できるものは全て復習しました。いくら復習をしていてもやはり忘れるものですから、これは忘れていたなという部分は詰め込んでください。直前に確認したものが本番で出ることも案外ありますよ。
復習について
復習ほど重要なものはありません。復習をすることで、知識が分かるだけでなく使える状態になっていきます。ここでは私がやっていた復習法の例を紹介します。毎日やってください。
- 授業ノートを見直す
- 間違えた問題を切り取ってノートに貼って見直す
- 寝る時に布団の中でその日学習したことを思い出す
- ノートやテキスト等をスマホで撮影して隙間時間に見る
特に最後のスマホを活用した復習は、隙間時間が使えるので特に電車通学などの人におすすめです。ふとした時に1分でも見直すことで、少しずつ知識が定着していきます。
各教科について
- 英語:ひたすら演習。私は過去問と東大模試を解きました。
- 数学:常に部分点を稼ぐことを考えてください。私は本番0完でした。
- 国語:過去問で文章に慣れてください。
- 世界史:不足知識は教科書に戻って補いながら演習してください。
- 地理:演習で知識や地理的思考を身につけてください。
■東進東大特進コースについて
授業
どの授業も、大変面白く密度の高い授業を講師の先生がしてくださいます。特に、世界史選択者は荒巻豊志先生の講座を是非受講してみてください。荒巻先生の授業を受けることで、ただ単語や教科書の文章を詰め込むだけだった世界史が、大局的に捉えて歴史の本質的意味を考える世界史に昇華し、東大世界史の考え方、世界史を勉強する意味までもが見えていきます。私は夏休み前に荒巻先生のおかげで世界史に完全にハマってしまい、夏休みの勉強時間の多くを世界史に費やしました。
過去問演習講座
是非取り組んでください。先程自分ができるペースで進めてくださいと書きましたが、やはり量をやればやるだけ良いです。添削返却が早く、自分に不足している部分を的確に指摘してくださるので、非常に効果的な過去問演習が行えます。
東進リスニングアプリ
絶対にやってください。どんなにスピーカーが近くて反響がない部屋でも、そもそも音声が若干音割れしていたり、全く抑揚のない喋りの音声だったりと、聴き取りにくい要素がたくさんあります。リスニングアプリは、これでもかというほど雑音が入っている音声や、訛りが強い割に抑揚がなさすぎるインド英語など、とても聴き取りづらい音声が盛りだくさんです。これを何回も繰り返し練習し聴きとれるようになれば、本番のリスニングは余裕です。よほどリスニングに自信がある人以外は全員やるべきでしょう。ジップロック等にスマホを入れてお風呂でやったり、服やタオルをスマホに巻いてやったりするとさらに聴き取りづらくなって個人的におすすめです。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
勉強するのは面白く、楽しいことです。勉強を苦に思っていたら、やる気も起きませんし、能率も悪いです。得意教科はもちろんのこと、苦手教科のどこかにも楽しさは必ず見つけられるはずです。私も、受験初期には楽しい、面白いと思える教科は少なかったですが、直前期には全ての教科が面白いと思え、どんどん勉強したくなっていました。勉強をたくさんできる今この時期に、楽しみながら勉強をしていきましょう。
たくさん誘惑のある時代ですが、一番の誘惑は東大に合格することだと思います。適度に休息も入れつつ、楽しみながら勉強に励んでください。最後には皆さんが良い結果を出せることを願ってやみません。自分を信じて頑張って!