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東京都 私立 武蔵高等学校 卒
東京大学 文科三類

田中 晴さん

■センター試験得点 802点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 68 38 68 36 35 =245/440点
自己採点 70 40 70 30 40 =250/440点

■受験した感触・・・ 得点源の数学でしくじった。2日目もうまくいかない。不合格を確信し、帰り道で泣いた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 C 文科三類 A 文科三類 C 文科三類 B

私の受験の記録

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望動機 私は小さいころから文化や歴史の研究に関心がありました。当初はとりあえず文学部に入れればいいと思っていたのですが、日本最高峰の学生たちと切磋琢磨しながら勉強できる環境に惹かれ、東大を意識するようになりました。前期課程でじっくり進路を考えることもできるのも、具体的な興味が定まらない私に適していると感じ、高2の冬に東京大学の文科三類を志望校に決めました。

時期毎の勉強

  • 入塾から東大入試同日体験受験まで(4~2月)

高2の4月に東進ハイスクールに入学。単語帳や数学の網羅系問題集、東進の講座などを活用し、全科目の一通りの基礎を固めました。「共通テスト8割」がいい目安になると思います。

  • 東大入試同日体験受験から夏まで(3~6月)

東進で東大対策系の講座をいくつかとり、夏までに受講しました。

  • 夏(7,8月)

東進の過去問演習講座を活用。まず共通テストの過去問や予想問題などを解いた後、東大の過去問に入りました。

  • 秋(9~11月)

東大の過去問演習を続けました。夏の模試の判定がどれも思ったより良く正直だらけてしまっていたのですが、10月の模試で順当に失敗してからは気を引き締めなおし、11月までに過去問演習講座を受け終えました。

  • 共通テスト前(12月~共通テスト)

私立受験は共通テスト利用で完結させたい、と考え共通テストをかなり重視していたため、12月に入ると早めに共通テスト対策にシフトしました。問題集を一通り解いたほか、東進の第一志望校対策演習で苦手分野のピンポイントの演習を行いました。理科基礎は完成に時間がかかるので秋ごろから手を付け始めてもよかったと思います。

  • 直前期(共通テスト~前期試験)

私大対策はなかったので東大対策に専念しました。今までの受講や過去問の復習などインプットが中心でしたが、第一志望校対策演習を活用したアウトプットも欠かさないようにしました。

教科毎の勉強

  • 現代文

基本的には東大特進の授業とその復習でした。共通テスト直前期は隔日でセンター試験の過去問を解いていました。

  • 古漢

単語や文法、句法などの基礎事項を早期に固めました。共通テスト程度であればそこそこの点数が取れるようになります。以降は過去問演習を通じ、答案に必要な要素の盛り込み方を身につけました。

  • 数学

自分の思考を論理的に答案に残すため、接続詞などの日本語の使い方や答案の順序に注意を払いました。過去問の復習の際には答えがあっているかどうかだけでなく、自分の答案が論理的に欠陥のないものだったか、模範解答と見比べると良いです。

  • 日本史

因果関係や時代ごとの変化を読み取ろうという意識のもと、教科書の精読を徹底しました。教科書を2冊用意して記述の違いなどに注目しながら読み進めると理解が深まると思います。

  • 地理

過去問や模試の復習に重点を置いていました。間違えた問題を資料集などで確認した周辺知識とともに1冊のノートにまとめ、「試験直前はこれだけ見ればいい」という自分だけの参考書を作りました。

  • 英語

模試や本試の過去問演習を中心に行いました。解く順番や時間配分など、東大英語は戦略がカギなので、試行錯誤を繰り返して自分にあった方法を見つけましょう(私の場合、最終的には前から順番に解くのが一番という考えに落ち着きました)。また、東進リスニングアプリも活用しました。本番では音がこもっていて聞こえにくい(ことがある)ので「雑音有」の演習も逃げずにやると良いです。


 また、日々のルーティンを決めておきました。どうしてもやる気が出ない日でもルーティンをこなすだけである程度の勉強時間が取れます。時期に応じてその内容は変わっていましたが、就寝直前のリスニングと起床直後の英単語は1年欠かさずやっていました。

■東進東大特進コースについて

東大本番レベル模試

 1週間ほどで返却されるため、記憶が鮮明なうちに復習ができます。詳細な解説も併せて熟読すると力がつくでしょう。1年に4度行われるため成長の過程が見やすく、モチベーションになるのも魅力の一つです。ちなみに解答用紙の体裁は本試のものとほぼ同じ。ここで慣れておけば本番も安心だと思います。

過去問演習講座

  • 解説授業 出題された問題に加えて類題の紹介・解説がなされていることも多くためになります。基本的には、正解した問題であっても解説授業を見るようにしていました。
  • 添削 自分の答案の良いところ悪いところを的確に指摘してくれるので答案の修正がしやすい。同じ問題の解答を何度も添削してもらうことで、高得点に結びつきやすい解答を作れるようになりました。

東大特進の授業

  • 東大現代文(林修先生) お勧めです。
  • 数学の真髄(青木純二先生) 東大数学に向き合う上で必要な思考が身に付き、数学が20~30点で伸び悩む人に特にお勧めです。特に第Ⅰ期講座は是が非でも受けましょう。数学への向き合い方がガラッと変わります。
  • 東大特進英語(宮崎尊先生) 英文をガツンガツン読み進めることや日本語の自然さを重視した授業。構文重視の授業とは一線を画しており、東大対策に有効です。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験生としての1年間は、短いようで長い。なかなか結果が出ないときは自分の努力が無駄に思え、投げ出したくなることもあります。本当に自分は成長できているのだろうか。こんな自分が東大志望で大丈夫なのだろうか。そんな不安は常に付き纏います。
 それでも、自分を信じて前へ進んでください。投げ出さずに積み重ねた努力は血となり肉となり、本番で必ずあなたの助けになります。決して無駄にはなりません。
 辛く苦しい受験生活を終えたあなたが、笑顔で春を迎えられることを願っています。