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北海道 道立 函館中部高等学校 卒
東京大学 文科三類

鈴木 晴佳さん

■センター試験得点 818点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 77 49 68 35 39 =268/440点

■受験した感触・・・ 受かるわけがないと思った。早稲田に行くことを決心した。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 B 文科三類 D 文科三類 B

受験に「不可能」なんてない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は学年唯一の東大受験者で、東大を受けるには地歴一科目独学が確定していました。そして私はバレーボール部に所属しており、週6、時には週7でハードな練習をこなす日々を3年の5月末までつづけました。さらに、3年の11月という受験期真っ只中に彼氏ができました。この状況を見る限り、東大合格は厳しいと思う人は多いと思います。私も「東大目指すなら部活は諦めたほうがいい」「受験期に恋人作って東大に受かるわけない」「志望校を変えろ」など何度も言われました。しかし、私は東大に行きたいという思いと他のことを犠牲にしたくないという思いがどちらも強くあったため、こんな状況でも絶対受かってやると決意して努力し、何とか合格することができました。この私の経験を通して伝えたいのは「どんなに不利な状況でも努力次第で合格はつかめる」ということです。もちろん受験に全力を注げる状況を作ることは大切だし、そのために何かを犠牲にすることが必要な時もあります。ただどうしても他の何かを諦めきれないことや、自分の力では変えられない不利な状況も存在するでしょう。そんな時に状況のせいにして合格を諦めてしまうのではなくて、その不利さを打破するほど努力してみてほしいです。
 ここからは具体的な勉強法を紹介します。参考程度に読んでみてください。

共通テスト

 とにかくスピード勝負だと思ったので(特に数学と英語)、過去問や類似問題をたくさん解いてどんな問題も一定の時間で解けるように練習しました。私は苦手だった数学が易化したためあまり点数を落とさず全体で何とか9割を超えることができましたが、どの教科が易化・難化するかはわからないのでできるだけ苦手を作らないことが大事だと思います。あと共テは直前期でめっちゃ点数が伸びるので(理社は特に)、最後まで弱点つぶしや知識の補強を積み重ねるといいと思います。

二次試験

  • 現代文→あまり得意じゃないけど、林修先生の講座を丁寧に復習して解き方を学び、易しい問題で確実に点を取れるようにしました。
  • 古典→問題演習を積み重ねるうちに古典作品の世界観がだんだん理解できるようになり得意になりました。わからなかった単語をまとめた自分だけの単語帳が役に立ちました。
  • 数学→苦手だし嫌いでした。なので難しい問題は捨てて簡単な問題を確実に取りにいく練習を重ねました。本番では苦手だったはずの確率でなぜか完答でき、逆に練習を重ねたはずの存在条件がまったく解けなかったのでもうよくわかりません。
  • 日本史→得意でした(本番はコケたけど)。東大の日本史はとにかく教科書をしっかり読み込むことが一番の近道です。私は問題演習で出てきた部分を教科書で探して印をつけたり情報を書き足したりして、参考書代わりにしてました。
  • 地理→村瀬哲史先生の講座に頼りました。大学入学共通テスト対策地理総合,地理探究(系統地理編)で、系統地理の基本を理解してあとは地誌を参考書や教科書で補えばある程度行けた気がします。足りない知識は問題演習を通して身に着けました。
  • 英語→あんまり得意じゃなかったです。とにかく大量に問題演習をこなして大量の問題を時間内に解く体力とスピードを身に着けました。英語は肉体トレーニングに似ていて演習を重ねるこどが大事だと思います。リスニングも演習量がカギです。少しでもいいので毎日やるとだんだん聞けるようになってきます。

■東進東大特進コースについて

  • 林修先生

現代文は感覚・センスで解くものだという考えをガラッと変えてくれた。先生の解き方は体系的で参考になり、先生の講座を受けてからだんだん現代文の点数が安定してきた。あと授業でたまに出る毒舌が面白い。

  • 村瀬哲史先生

地理は村瀬先生に頼った。原理から説明してくれるから理解しやすいし、関西弁の語り口やスピード感が聞いていて楽しい。勉強というより息抜き感覚で学べた。

  • 過去問演習講座

添削がついてくるから、東大の傾向把握だけでなく自分の弱点を探すのにもすごく役に立った。あと返却が早いから解きなおしがしやすい。

  • スタッフと仲間

成績が落ちて受験を諦めかけた時に、担任や東進で一緒に頑張る仲間が励ましてくれたから何とか諦めずここまでこれた。私は飽き性なので、担任の支えや仲間と一緒に頑張っているという実感がなかったら絶対に合格は無理だった。感謝しかない。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 先ほども書きましたが、受験に不可能は存在しないと思います。判定が悪くても、勉強時間が十分に取れなくても、周りにライバルがいなくても、努力と工夫次第で必ず合格は勝ち取れます。
 だからすぐに諦めないでください。それと、受験勉強はとてもつらかったけど終わってみるとなんだかんだ楽しかったなと思います。プレッシャーで体調を崩したり、成績が振るわず心が折れたり、いろんなことがありました。でも、こんなに努力して、こんなに喜怒哀楽を感じて、こんなに周りの人の大切さを知り、こんなに成長できる機会は今までになかったしこれからもほとんどないと思います。だから後輩の皆さんは、大学受験という貴重な経験を存分に楽しんで、悔いのない受験期を過ごしてほしいです。頑張ってください。