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愛知県 私立 名古屋高等学校 卒
東京大学 文科三類

後藤 優斗さん

■センター試験得点 773点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 84 34 63 42 41 =264/440点
自己採点 75 20 70 35 25 =225/440点

■受験した感触・・・

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 D 文科三類 C

夏から始める東大受験

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私の受験勉強は高1の夏休みに始まった。様々な予備校の体験に行った後、自分のペースで学習を進められ部活を辞めてできた時間的な余裕をアドバンテージとして活かしやすく、かつ学校から家までの帰り道にあった(一番大事)東進に決めた。私は数学ができなかったので、数学の先取り学習を始めた。担任助手のアドバイスにより授業後に学校の参考書で演習量を確保して基礎を固めたのは後々私の飛躍的な成長に繋がった。速習により早めに数学を一旦終わらせた私は、高2の夏に1日10時間数学のみを解き圧倒的な量の演習をこなし、夏休み明けにはクラスで1番数学ができるようになっていた。確実に私の人生を変えた夏だったし、これは私が東大を志す上で大切な自信となった。世界史においても速習を行い高2の冬には一周が終わった(爆速)。暗記の精度と速度の両立は困難だったが速度をより重視した。世界史の速習は東大受験生として戦っていく上で必須条件だったと感じている。ちなみに、私はこの当時まだ東大志望ではなかった。私は幼少期の経験からずっと英語が好きで得意だったので国際系に進もうと考えており東京外国語大学を志望していた。しかし高3の8月、高校で私の成績を見た教師に東大を勧められた。彼によると、東大でも私のやりたいことは可能な上、可能性も広がるとのことだった。私が個人的に過去に辛いことから逃げたことを後悔していたのもあり、私は先生の言葉に納得しその日中には母親に志望校の変更を知らせ新しく必要となった地理の参考書を買いに行った。リスキーな決断ではあったが、厳しそうになったら志望校を戻す予定だったので賭けの決断というわけではなかった。高3の夏からの過去問演習講座は非常に有益なものだった。早めの演習で現実を知り日々過去問演習に邁進した(復習が疎かになりがちだったのが少し後悔である)。志望校別単元ジャンル演習講座では苦手だった地理の基礎知識を詰め直し、東進の過去の模試を使って自らの弱点を発見、克服した。東大入試までの数ヶ月は正直メンタル的に相当辛かった。朝から行ける学校の図書館で勉強してから東進に行くというのを続けていたので、学校で友達と話すことで何とかメンタルを保っていた。直前になってからあれもこれも足りないと気づき始めるもので、もう全てを完璧にすることはできないのだから残された時間で優先順位の高いものから一つ一つこなしていくしかない、という林修先生のアドバイスは精神的に支えとなった。東大受験1日目、私は数学で爆死した。私は駅で待ち合わせていた母親に会って最初に「ごめん、東大落ちたわ」と謝った。2日目、私は英語で爆死した。数学の失点を取りもどそうと緊張しすぎたせいか、様々なミスを犯した。2つの得意教科における爆死で、私は完全に落ちたと思った。でもなぜか受かっていた。合格発表後も何かの間違いだと最初は誰も合格を信じていなかったが(なんでだよ)、合格が本当とわかった時は嬉しかった。大学では最高の環境を十二分に活かして様々なことに積極的に手を出して視野を広げ、自分の糧としていこうと考えている。将来的には外交官などを考えている。最近は多くの人に祝福を受け、興奮している。

■東進東大特進コースについて

 東進の授業は基本的に質が高く、倍速で見れたのが良かった。過去問演習講座はとても有益だった。使いやすいシステムで早めの段階で過去問に取り組めたのが良かった。また、昨年の受験者がどれだけ点数を取れていたのかを見る機能も参考になった。採点基準や配点が明確に載ってるのも点数をあげる上でとても役立った。解説授業は特に苦手な地理でお世話になった。東大特別演習は正直多すぎて半分も終わらなかったが(早々に諦めた)、過去の模試が使えたり予想問題が解けたり、東大の問題が単元別になっていて取り組みやすかったりして重宝していた。東大本番レベル模試は返却が早くて助かった。1週間ちょっとくらい(たしか)でかえってくるので新鮮な状態で復習できた。東進衛星予備校の担任は心の支えとして重要だった。東進リスニングアプリはよく活用していた。たくさんの音声データがあるので直前期から通学中に毎日聞いていたが演習素材がなくなることはなかった。東大生のスタッフは私が国語の授業で来ているにも関わらず地理ができないと相談しても地理が得意なスタッフを探して相談させてくれた。普通にやさしすぎると思う。東大特進コースは特に合格させようという意気込みが凄く、教材の配布や様々なイベントの開催などが心強かった。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 これから受験を頑張る後輩たちへ、私が思うに大事なのは自己分析とそれに合わせて学習することです。どんな時にも、何ができていなくて、どうしたらできるようになるのか、という思考をやめないことだと思います。できなくて焦ったり不安になると安易に無責任な人の言葉を信じそうになることがあると思いますが、そういう時こそ、思い出して欲しいです。