■センター試験得点 765点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
|
英語 |
|
数学 |
|
国語 |
|
世界史 |
|
地理 |
|
開示得点 |
96 |
+ |
34 |
+ |
56 |
+ |
41 |
+ |
50 |
=277/440点 |
■受験した感触・・・ 英語はできたけど……世界史やらかした……数学むず……まあでも楽しかったなあ
|
第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科二類 |
E |
文科二類 |
C |
文科二類 |
E |
文科三類 |
E |
フルマラソンを自転車で走る
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私は部活(太鼓部)において部長を務めており、8月の全国大会までは部活中心で、熱心に勉強することができませんでした。以下短期型としての工夫をご紹介します。
学習の計画
- 長期計画として、9月初旬、12月初旬、共通テスト後の3度、これからの試験・模試ごとの完璧にしたい分野を決定し、それを細分化して各週の計画を立てました。
- 1週間のサイクルは、平日は計画通りに新しいことを勉強して「ガリベン日記」(下述)に復習すべき内容をメモする。土曜日は復習すべき問題を何も見ずに最後まで完答できるようにする、日曜日は基礎的な暗記が漏れていないかを抜き打ち的にチェックする、というものでした。
- 毎日の勉強では、復習をより効率的に行うために、メモアプリに「ガリベン日記」というフォルダーを作り、学習した内容を箇条書きでメモしました。下校時の電車の中で以前の日記を振り返り、その学習内容を思い出していました。参考書に付箋を貼ることと目的は同じですがこの方法はアウトプットを必要とするため付箋よりも定着度が良いのでは?と考えています。おすすめです。
学習の工夫
- AIを活用した勉強をしました。英作文の学習において文章構造や文法のアドバイスを対話型AIから受けました。AIはネイティブみたいなものなので、即座に丁寧なアドバイスを受けることができます。文章構成力を磨くことができた他、少しレベルの高い単語を使えるようになりました。
- 頭をフル回転させるために2つのルーティンを考案しました。①コーヒーはすぐ飲み込むのではなく、口に含ませたまま30秒ほど待つ(歯茎に染み込ませるイメージ)。カフェインの効き目が早く現れます。本当にすぐ目が醒める。②英語のニュースサイトを1.6倍速でリスニングする。強制的に頭が回転を始めます。
- 疲れたときは息抜きをしながら記述試験でうまい文章を書けるようにと三島由紀夫作品を読みました。本当に彼は文章が上手です。楽しみながら熟語使用のセンスを磨くことができて、結構厳しい字数制限に対して心配をせずに済みました。
受験生活の振り返り
参考になりそうな部分だけ書きます。
世界史の通史が一周できていればよかったです。基礎知識が完璧なら受験はなんとかなります。
数学は、領域系の問題の出題率が高いので論理について早く勉強すればよかったです。
古文・漢文はもっと早く始めればよかったです。本番では訳しにくいところが出題されがちなので、読み飛ばしのできない全訳がおすすめです。
本格的な受験生活がはじまりました。本番のレベル感を把握すること、数学・世界史の勉強の遅れを取り戻すこと、を目標に必死に勉強しました。
学校の授業を受けながら、模試の対策をし、過去問演習を進める日々でした。
共通テスト対策を始めました。今まで苦手だった地理を集中的に伸ばしました。地理は参考書だとうまくいかない気がします。授業を受け、統計との触れ合い方を知ることが最短ルートです。
最終東大本番レベル模試で散々な結果を取り、一時は屠所の羊の心情でしたが、すぐに諦めるまいと心を奮い立たせ、基礎事項の確認・初見問題力の向上に取り組み続けました。勉強と部活に直接的な関係はありませんが、「部活で全国5位まで行ったんだから大丈夫」と自分を信じました。自分を信じることに根拠など無くて構わないと思います。信じることが大事です。メンタルが折れてたら合格は確実にしていなかったと思います。
■東進東大特進コースについて
- 林修先生の現代文、青木純二先生の数学の真髄、駒橋輝圭先生の東大英語in depthがどんな問題が来ても解けるような普遍的な知識を与えていただけて、かなり有効でした。私はこのお三方の授業を受けてなかったら受験突破は厳しかったと思います。国数英という今までずっとやってきた科目ですが、かなり視野が広がりました。
- 文章を構造的に読むことを学びました。この視点は本当に自分にとって新鮮でした。全ての文章は筆者が、多くの場合で編集者と共同して、伝えたい内容を明確に読者に伝えるために言葉を選び、文の構文を定め、段落構造を設計して文章を作り出しているということです。ただ文字を前から後ろに追っていくことだけが読むことではありません。俯瞰の視座に立ってはじめて気づく筆者の意図が存在することも多くあります。
- 講義に加えてテストゼミも受ける価値があると思います。日常学習の目標設定になりうること、緊張感を味わえること、初見問題演習ができること、解き方のステップを修正できること、周囲の受講生たちに負けたくない・追いつきたいというモチベーションになること、など色々な面で役立ちました。あと解答用紙は本当にそっくりです。
- 東進リスニングアプリもかなり役立ちました。巷で言われている通りシャドーイングめっちゃおすすめです。単にリスニングが得意になっただけでなくリーディングスピードを上げることができました。私の会場に関しては雑音はアプリよりも気にならなかったです。
- 東大本番レベル模試は4回と多く、目標設定の目安となりました(メンタルブレイクの原因にもなりましたが……)。直前期の復習材料が豊富になってより万全に近い状態に持って行けたという点でもありがたかったです。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
- 受験勉強は自らの精神との勝負です。たった2日間の試験で、自分が長い間準備してきたものが判断される。本当に残酷な事実で、どうしても怖気付いてしまうことがあると思います。しかし、怯えていても何も生まれません。根拠はなくて構わないからとにかく自分を信じ、後ろ向きな考えを封じましょう。あなたならできます。
- 木を見て森を見ずにならないように気をつけましょう。最低点取れれば受かります。特に短期型の人は絶対的に時間は足りないのでその取捨選択がとても重要です。
- 自分の特性を知りましょう。いつ何をどのように勉強すれば最も効率的か。睡眠時間はどれくらい必要か。“13時間勉強”は合格の必須要件ではありません。
最後まで諦めずに頑張ってください。心から応援しています。