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神奈川県 県立 横浜緑ケ丘高等学校 卒
東京大学 文科三類

磯田 有季さん

■共通テスト得点 874点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 84 28 70 32 32 =246/440点

■受験した感触・・・ 国語と日本史と地理解き終わらなかった!よし!遊ぼう!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 A 文科三類 A

気楽にまっすぐ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望した時期・きっかけ

 私が東京大学を意識し始めたのは高2の秋でした。もともと志望していた大学に、受かりそうな実力だったため、受験を通して自分が成長できるのだろうかと疑問に思い始めました。その後東大か京大に志望校を変えようと決心し、実家から通える東京大学を目指し始めました。日本文学や、第二言語習得のプロセスなどに興味があったため、一番近いと思われる文科三類を志望しました。クリスマスの1ヶ月後には「高2最終東大本番レベル模試」を受験しに行きました。

期間ごとの学校生活・学習の取り組み

  • 中3 春休み

高校入試の数学で67点という惨憺たる点数を叩き出したことで、高校の学習についていけるか不安になり、遊びもそこそこに、英語と数学の先取り学習をせっせと進めていました。英単語帳を何周も確認し、数学は学校の授業の半年分くらい予習したと思います。あの67点がなかったら東大を志すこともなかったと思います。

  • 高1

県内有数の強豪の吹奏楽部に所属していましたが、翌年2月には退部してしまいました。

夏までに、英単語は、使用していた参考書の8割くらいは覚えた気がします。数学の網羅系参考書もやりこんでいました。定期考査や模試の成績はそこまで良いものではなかったと思います。

  • 高2

英語は単語の復習と並行して文法の問題集を何周もし、英文法のテストでいい点を取れるようになっていました。数学も変わらず網羅系参考書に取り組み、なかなかいい成績を取っていたと思います。秋には一気に成績が上がり、先述の通り寒さが増してきたあたりで東大受験を考え始めました。遅かったです。年が明けてから、なぜか東大受験に詳しい学校の先生に各教科の教材リストや年季の入った参考書をもらい、本格的に東大に合格するためのタスクをこなしていくことになりました。

  • 高3 春〜夏

春休みから一気に勉強時間を増やし、その後東進に入りました。本当は塾などには通わない方針だったのですが、自分の学習計画にやや不安がありました。私の進路に関して一切口出しせずに、私が必要とすることにはお金をかけてくれた両親には感謝しています。

ふんわりとしか受験勉強の内容を覚えていないのですが、3年生になってからはほぼ演習でした。学校の先生にもらった問題集・社会科の教科書の読み込みなどのタスクをこなしつつ、東進のプログラムに沿って過去問演習を進めていました。東大特進では山中裕典先生の「東大日本史」を受けていました。模試などの成績は春から夏にかけてぐんとあがり、高校では先生方が私の成績をたくさん褒めてくださりました。これがモチベーションになっていました。

  • 高3 秋〜冬

秋でも中だるみなどはなかったのですが、全体的にのんびり過ごしていました。ただその分学習ペースが急激に減速したり、道を大きく外れたりすることがなかったのではと思っています。12月は前半を二次試験対策に、後半を共通テスト対策に使いました。

  • 入試直前期

共通テストに関しては問題を解きまくり、社会科や理科基礎は東進で利用できる教材をほぼ使い尽くしました(しかし本番の地理で大コケ)。私大の共通テスト利用は一切出さず全て一般方式で出願したため、過去問が気になってはいましたが、それよりも東大が不安だったため、私大に割いたのは2日半くらいでした。焦りはしていましたが、直前期も特にメンタルが崩れることはなく、私大受験の帰りにお笑いの配信を買って家でのんびり観ることもありましたし、スマホも特に規制していませんでした。

東大入試直前の一週間は、特に点の取れなかった過去問をプリントアウトし、問題と解説を眺めてメモを取りつつ答案作成の仕方を修正していました。とても楽しかったです。


 こうして振り返ると、危機感を持ちつつ常に同じペースで学習を進めたことが成績を大きく上げる要因になったのかなと思います。

■東進東大特進コースについて

東大特進

 山中裕典先生:最初は日本史がかなり苦手で、過去問も全くできませんでしたが、先生の授業を受けるうちに、直前期になって「このポイントは押さえられた」「ここまでは推論できた」と、知識がたんに増えていく過程ではなく技術的な成長のようなものをやっとこさ実感できた気がしました。時折出るギャグがよかったです。

過去問演習講座

 7月辺りからザクザク解いていました。添削がありがたく、最終的に11年分くらい解きました。

東大生スタッフ

 電話で学習相談をさせてもらうこともありましたし、東大特進の公式LINEも活用していました。文字で相談内容や返信が残るので、個人的にはとても使いやすかったです。私は行き詰まったらとにかく人を頼る精神だったので、電話よりも気軽に相談できてよかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 「勉強が得意で良かった」という傲慢で独りよがりな考えに浸ることが、受験勉強をしていたころから多々ありました。東京大学ではもっと努力して、この特別とも言えるような恵みを100%社会に還元する方法を模索したいです。後輩となるみなさんが充実した高校生活を送ること、そしてその先にある合格を掴む日が来ることを心から願っています。