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愛知県 県立 明和高等学校 卒
東京大学 文科三類

水野 睦月さん

■センター試験得点 769点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 90 35 59 34 41 =259/440点
自己採点 85 40 60 40 30 =255/440点

■受験した感触・・・ 数学の手応えが今までで一番良かった。今できることは全て出し切ったので後悔はない。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 C 文科三類 A 文科三類 C

地方公立女子、東大へ行く

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東大を志望したのは高2になってすぐのことでした。将来は歴史に関する仕事をしたいと漠然と考えていた私にとって、前期教養課程で幅広い分野の学問に触れられる東京大学はとても魅力的に思ったからです。また、一部の建物が有形重要文化財に登録されるなど歴史的価値の高いキャンパスで、全国から集まった意欲ある学生たちと共に学べるということも大きな魅力でした。高校で吹奏楽部に所属していた私は、高3の春に引退するまで部活に全力を注いでいました。練習はほぼ毎日で、大会や定期演奏会の直前はホールを借りて練習することもあり充実しながらもとても忙しい日々を送っていました。このような中でも、私は家に帰ったら毎日必ず机に向かって学習を継続することを心がけました。学校の宿題だけ、とか1日10分だけ、とかでもいいので、毎日勉強を続けるということは自分にとって大きな武器になったと思います。高3の夏休みには文化祭で披露する劇の練習や準備をしながら勉強に取り組みました。自分のやりたいことは何でも全力で取り組みたかったので、学校行事と受験勉強を両立して頑張ろうと決めました。この時に重要だったのは、切り替えを上手にできるかどうかだったと思います。学校で友達と一緒に行事の準備をする時はめいっぱい楽しんで、家に帰ったら勉強に集中するというサイクルを作ることで、充実した夏休みを過ごすことができたと思います。文化祭の後は受験勉強に集中しました。自分を客観視して各教科の課題を発見したり、模試や過去問演習を通じて本番の目標得点や解く順番、時間配分を確定したりしました。数学が不得意科目だったため、数学を克服しつつ得意科目の英語や国語、地歴で数学の分をカバーするという戦略を立てました。数学は、難しい入試問題をやみくもに解きまくるのではなく、東大の過去問を解き進めながら基礎基本の理解を徹底させて入試問題に対応できるようにする土台をしっかり作ることを意識していました。得意科目の英語は過去問を解きました。解いていくうちに、何年かに一度大きく問題傾向が変わっていた(リスニングや英作文が特に顕著でした)と知り、本番でもしそうなっても焦らずに対応しようと思えたので良い経験でした。国語は、古文と漢文で満点近く取り、手応えが曖昧な現代文のダメージを最小化するという戦略を立てました。地歴は秋になってもまだまだ知識不足だったので、教科書を何度も読み込みました。日本史は時代ごとの特徴を大まかに捉えられるように読み、世界史は忘れかけていた時代を読み返したり文化史を覚えたりしました。共通テスト対策を本格的に始めたのは12月中旬でした。共通テストは独特な形式や短い試験時間に慣れることができれば大きな失敗をすることはないと思います。二次試験直前期は問題演習がほとんどでした。この時期に間違えたりわからなかったりした問題もありましたが、本番までに出会えて良かったと発想を転換させることで精神安定を図りました。本番は緊張感を持って実力を出しきれたと思います。合格が決まった時は本当に嬉しかったです。大学ではたくさんの人と出会ってたくさんの経験をして、自分の世界を広げたいです。

■東進東大特進コースについて

 東進衛星予備校で、青木純二先生の数学の真髄を受講しました。わかりやすいうえに数学の本質を捉えた授業を展開してくださり、数学に対する苦手意識がなくなり、数学が楽しいと思えるようになりました。特に論理の授業と三角関数の授業は目から鱗でした。東大特進コースでは、林修先生の東大現代文、栗原隆先生の東大古文、志田晶先生の東大数学、青木純二先生の数学の真髄、宮崎尊先生の東大特進英語、駒橋輝圭先生の直前期の東大英語第4問(A)対策パターン解法、山中裕典先生の東大日本史、荒巻豊志先生の東大世界史を主に受講しました。どの講座もとてもレベルが高く、二次試験の対策に特化したものでした。名古屋会場で受講した東大現代文はもちろんのこと、東大古文や東大特進英語、東大日本史、数学の真髄なども添削を受けることができました。自分の答案に対して良かった点や改善すべき点などのフィードバックをもらい、次に活かすことができました。受講してとても良かったと感じました。過去問演習講座は添削が1週間以内に返却されるのですぐに復習できてとてもよかったです。AI予測問題演習は直前期に解きました。これも添削の返却が早くて助かりました。東大本番レベル模試は、夏の雑音リスニングがとても印象に残っています。また、模試の問題用紙や解答用紙が本番とほとんど同じだったので、本番では、見たことある感じだなと思いながら落ち着いて解くことができました。東大特進コースの担当のスタッフには本当にお世話になりました。勉強の相談に乗ってくださったり、大学生活や受験生だった頃の話などをたくさん話してくれたりして、毎回良い刺激を受けました。試験前日まで応援してくださったこと等、感謝でいっぱいです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は名古屋の県立高校、いわゆる地方公立組でした。私と同じような境遇で東大を目指す皆さんも多いと思います。私自身、周囲の環境などで不安に感じることもありました。でも自分に合った方法で勉強を続ければ、東大に合格できます。昨日の自分より成長できているかどうか、常に自分を客観視しながら学習を継続する姿勢が大切だと思います。みなさんが自分の夢を実現できるように応援しています!最後まで読んでいただきありがとうございました。