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東京都 私立 東京都市大学付属高等学校 卒
東京大学 文科三類

岩田 嵩生さん

■共通テスト得点 890点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 64 26 76 47 27 =240/440点
自己採点 80 30 80 35 46 =271/440点

■受験した感触・・・ 五分五分。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 D 文科三類 D 文科三類 B

信念

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

自己紹介、志望動機、時期

 私は中高一貫校で六年間サッカー部に所属していました。毎日サッカー三昧の日々でした。部活は全力でやった方がよいです。
 今振り返れば、高校一年生の時に学校の先生に勧められたことが東大を目指す端緒となった気がしますが、当時は自分が東大に行けるわけがないと思っていたし、成績からして、自分はまず大学に行けるのか、と悩み絶望していました。高校一年生の時に周りが勉強に熱を入れ始めたことで、私は勉強面で焦りを感じ、隙間時間に勉強を始め、高校二年生になる頃から勉強時間を大幅に増やしました。こうした中で、段々と勉強の楽しさに気づき、いつの間にか本気で東大を目指していました。

勉強について

 まずは、知る、考える、そして学ぶ、を好きになり、勉強を楽しむ!そうすれば自ずと東大への道は開かれているはずです。そうは言うものの、私は格段にできる方ではなかったですし、私の書くことは一例として参考にする程度にして、多くの人の意見を取り入れ、最善の方策を練っていくべきです。また、始めは大変だけど量を積み重ねていく必要があると思います。そうした中で徐々に本質を掴んでいけるのだと思います。
  • 高校二年生まで

英単語、数学の網羅系の問題集をずっとやっていました。毎日英語の長文を読み、高校一年生の終わりに英検準一級を取りました。また「数学の真髄」を受け、感動し、数学にはまりました。高校二年生まではとにかく数学と英語をやるべきだし、この二教科だけ固めておけば十分だと思います。そして必ず定期試験に本気で取り組む!そうすることでどの科目においても基礎を身につけることができます。

  • 高校三年生

部活も忙しく、休み時間と移動時間にできる数学と英語以外何もできていないと気づき、他科目は高校三年生の間に巻き返しました。ここからは科目別に書きます。

  • 国語

学校の授業と林修先生の授業をただ真面目に受ければ心配ないです。文章を構造的に読み取れるようになれば、現代文が楽しくてたまらなくなります!

古典はまず単語、文法を固めて、文章を読めるようにし、解答作成の練習をしました。漢文も同様。あとは本番で何があっても解けるように何度も手順を確認しました。

  • 数学

高校一年生の「共通テスト同日体験受験」で35点を取り、恥ずかしくて誰にも言えず、悔しすぎて、そこから様々なことを試しました。始めは全くできませんでしたが、今では人並みにできます。時間がかかるので早く始めることが大切です。数学はいい先生と出会うこと、量を積むこと、考え方,意味を理解することが大切です。基本的な問題は勝手に手が動くぐらいやりこみました。

  • 英語

高校二年生まででかなりやっていたので、三年生の間は東大の問題形式に慣れることだけに注力できました。リスニングは基本的に毎日行い、単語もノートにまとめて最後まで語彙力の強化を図りました。英語は早めに完成させておくべきです。

  • 世界史

夏の間に進んでいるところまでは完璧にしてその後は学校の授業が進むたびにちまちま復習していました。過去問は共通テスト後に25年分やったのですが、結局のところ過去問の復習が完全に終わることなく、本番を迎えました。東大の世界史は過去問の類題が出ることが多々あるので、論述の対策は通史が終わる前にやるべきでした。

  • 日本史

夏の間に通史をほとんどすべて復習して、夏から過去問を始めました。そのおかげで日本史はうまくいった気がします。東大の日本史で勝つにはとにかく過去問を解き、教科書を熟読し、背景知識を理解することが大切です。始めはよくわからないことばかりでしたが、多く問題に触れると、パターンが決まっていることに気付けます。

■東進東大特進コースについて

  • 青木純二先生の「数学の真髄」

本当に数学が苦手な全受験生に受けてほしいです。誰でも数学ができるようになる神授業。私自身高校一年生の「共通テスト同日体験受験」でひどい点数を取ってしまい、絶望し、必死になって数学をやっていたころに先輩から教えてもらい巡り合いました。とにかくわかりやすい、これ以上の説明はおそらくないです。今まで解いていた数学の問題とはこういうことだったのかと感銘を受けます。この授業を受けないまま数学をやっていたら、と考えると恐ろしくて夜も眠れません。根本的な考え方、定理の意味から説明してくれ、圧倒的な思考力を身に付けることができます。考え方自体を教えてくれるので、それに基づき自分で問題を解いていけば、たくさんの問題を解くことができるようになります。数学で困っている人はぜひ受けて欲しいです。

  • 東大本番レベル模試

三年生の6月に初めて受けました。この時に勉強しているけれど、東大形式で全く戦えてないと危機感を感じました。そのおかげで東大の形式にどう対処していくかをしっかりと考えるようになりました。私はこの時に日本史が全く解けないことに気づき、早めに過去問に取り掛かろうと思えました。また数学も解く順番が全く定まっておらずただ時間を浪費するという経験がこのときにできたのも良かったです。早めに東大形式の問題に取り組むことで新たな課題が浮かび上がってきます。また、この模試は一年のうちに何度も行われるのでその都度修正を加えながら、解く順番、休み時間の過ごし方など本番をイメージしながら、いろんなことを試すことができます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は凡人です。ただ凡人にも勝ち方はあります。それは信念を曲げないことと実力をつけることです。「絶対に東大に行く!」といういつの間にかできた信念を絶対に曲げませんでした。凡人が本気で受かりたいと思って勉強しても、周りに自分より勉強している人がいては勝てるはずがないです。誰よりも努力しましょう。しかし、ただ、がむしゃらにやっているだけでは東大に入れません。考えましょう。どうすべきか考えましょう。実力をつけましょう。あとは挨拶、感謝をするなど人として当たり前のことをきちんとこなしていたら大丈夫です!そして最後まで絶対あきらめちゃダメ!奇跡は努力を積み重ね、最後まで信じた者にだけ起こります!