ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

東京都 私立 開智日本橋学園高等学校 卒
東京大学 文科三類

衛藤 大晟さん

■共通テスト得点 876点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 73 26 66 37 29 =231/440点

■受験した感触・・・ できてるのかできてないのかよくわからないけど、何とか解答用紙は埋められた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 C 文科三類 C 文科三類 A 文科三類 B

コツコツと

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高2の春に学校の担任の先生に言われた「東大を目指せば」という言葉と私の「どうせやるならトップを目指したい」という思いが重なって東大受験を決意しました。高2の終わりごろまでは、通塾しておらず学校の課題や参考書で基礎固めを重点的に行っていました。しかし、「東大入試同日体験受験」を経てこのままではまずいと思い東進に入学しました。ここからは高3時の私の勉強法を科目別に紹介します。

英語

 私の課題はとにかくリスニングでした。参考書や過去問をまず解いてみて、その後時間があればスクリプトを見ず大体言っていることが分かるようになるまで聴き返しました。また、下読みに関しては学校の先生や友人を参考にして問いだけ読み(not問題は選択肢も読む)5分以内に収めるというルールを自分の中で作りました。
 個人的には英語が一番時間が足りなかったので、過去問演習を通じて自分で決めた解く順番とその大問の解答時間を徹底的に守り、何とか間に合わせる訓練をしました。

数学

 過去問や東大型の模試を解き解説を見た後、それをノートに書き写していました。ただ、適当に写すのではなく「なぜこういう発想になるのか」に忠実にじっくりと考えながら写していました。こうすることで、思考力だけでなく論理的な解答の枠組みも得られたと思います。冬くらいからは過去問を中心に4問100分で問題の取捨選択や解くペースなどを意識して本番同様に演習していました。

国語

  • 現代文

東進の「現代文記述・論述トレーニング」で現代文を解く際の原則を学び、後に過去問でそれを実践することを意識して演習を積みました。ただ、古漢に比べて伸びにくいと思ったのであまり時間はかけませんでした。

  • 古文、漢文

春休みに古典文法をある程度は身に着けていましたので、比較的早くから少し難しめの参考書や過去問に取り組んでいました。復習の際には分からなかった文法事項や単語をノートに書き暗記していました。また、採点基準がある場合はそれを見てどこまで書けば加点なのかを確認し次の演習に生かしていました。

日本史

 秋くらいまでは知識の定着が甘かったので教科書を見ながら過去問に取り組んでいました。復習の際には解説で重要だなと思う部分を書き写したり、問題のテーマとなっている部分の教科書の記述を熟読して頭に叩き込んでいました。知識がついてきて教科書を見ずに時間もはかって演習し始めても同様に復習していました。また特に近現代史が苦手だったので、このテーマの問題は2000年台前半の問題も解きました。東大日本史は独特なので過去問を解くのが最善だと思います。

地理

 過去問を解き、後に解説を自分でかみ砕いた解説ノートを作っていました。問題のテーマや知らない用語は教科書の記述を確認し、それを地図上にリンクさせるため地図帳で必ず位置を確認していました。地図帳には地域に関連する重要事項をメモのようにびっしりと書いていました。東大地理は古い過去問と似たようなテーマが出題されることも少なくないので過去問演習が非常に重要だと思います。

■東進東大特進コースについて

「数学の真髄」(青木純二先生)

 この授業を通じて思考力を養うことができ、入試で当然のように出題される見たこともなような問題に対応できるようになりました。入試に必要な事柄を教わり、より幅広く入試問題に対応できるようになりました。

「東大現代文」(林修先生)

 時間をはかって過去問を解き、すぐに先生の解説を受け自分の思考がどこまで到達していたかを把握できました。また次の授業では添削された答案が返ってきて、平均点や最高点もわかるので他の東大志望の学生に比べ自分がどの位置にいるのかを知ることができとても刺激になりました。

過去問演習講座

 添削と詳細な解説がついており、復習がとてもしやすかったです。直前期には問題の取捨選択や大問の時間管理など本番同様の緊張感で問題演習に取り組むことができました。

東大特別演習

 分野ごとに過去問などが整理されており苦手分野のつぶしに非常に有効でした。地歴では20年分くらいの過去問をやることで、東大独特の問題に触れながら復習を丁寧に行い知識を増やしていくことができました。

東進リスニングアプリ

 リスニングが苦手だった私はこれを通学中にひたすら聴いて耳を英語に慣らしていました。雑音入りの音声や様々な国の話者の音声が含まれており本番に何が出ても対応できるようになっていたと思います。リスニングが苦手だけど他人がいる場では中々練習しにくいので、通学などのスキマ時間に練習できたのはとても大きかったです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験勉強は本当に長く感じ、必ず苦しい時が誰にでも訪れます。その時に怠けてしまったら過去の自分も未来の自分も裏切ることになります。ただ、そこで頑張れればライバルに差をつけることができると思います。私は長期休みや直前期が苦しい時だったのですが、自分の勉強時間を記録して夜に見返し自分を褒めてモチベーションを維持していました。1日1日を大切にし頑張り続けた人は必ず報われます、皆さんの受験に悔いが残らないことを願っています。