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富山県 県立 富山中部高等学校 卒
東京大学 文科三類

植田 栞凪さん

■センター試験得点 785点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 76 45 73 40 49 =283/440点
自己採点 70 55 70 35 35 =265/440点

■受験した感触・・・ 数学の易化で想定より手応えがあり、社会まで順調だと感じていました。しかし英語で得意のリスニングが聞き取れず、慢心は禁物だと痛感しました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 C 文科三類 C 文科三類 C 文科三類 B

地方公立校からの合格体験記

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東京大学を第一志望に決めたのは高二の秋ごろです。漠然と東大を志望校としていましたが、様々なサイトや合格体験記を見るにつれ、東大に行きたいという気持ちが強くなりました。覚悟が決まった方が勉強のやる気も上がるので、志望校は早めにどこか一つ決めてみるといいと思います。本格的に受験勉強を始めたのは高三の七月に部活を引退した後です。スタートは遅かったですが、定期テストや実力テストの対策や東進の受講をする習慣がついていたことが私を支えてくれたと思います。

失敗したこと(うまくいったことより、うまくいかなかったことからの方が学びが多いと思うので、失敗談を中心に挙げていきたいと思います)

1)基礎知識

まず私が受験期に一番苦しめられたのは自分の単語力の無さです。英語では長文読解の演習で速読力がついているのに肝心の英単語が読めず、内容把握に失敗することが多々ありました。また古文でも何度もキーワードとなる古文単語を知らず得点がガクッと落ちてしまうことがありました。そのたびにもっと高一高二のときに単語を覚えておけば苦労しなかったのにと後悔が募りました。また英文法や漢文の句法も学校のテストを乗り切れば大丈夫だと定着させることもないまま受験期に入ってしまい、自分の知識の不十分さから不安が生じ苦しめられました。高三に比べて時間がある時期こそ、隙間時間や空いた時間を利用して基礎力の確立を意識して学習すれば、受験期に得点だけでなく精神面でも助けられると思います。基礎こそ大切に。

2)本番への姿勢

これは特に共通テストの失敗談です。私は国語の最後のページを読み飛ばし8点を失い、リスニングでは肝心なところをなぜか聞き飛ばし4点を失い、数学ではマークミスをして2点を失いました。国語はいつもは現代文の後古文を解いていたのに本番焦って漢文から解いたこと、リスニングは傾向を理解できていなかったこと、数学は必要以上に焦っていたことが原因であり、今思うと共通テストの本番を想定した演習が不十分だったのだと思います。模試で緊張するぐらいに本番を意識していれば防げたミスだと思うので、一発勝負の舞台に万全の状態で挑めるよう対策するとより高得点につながると思います。


成功したこと

1)ケアレスミスを防ぐ

元々実数条件の確認し忘れや問題文の読み飛ばしなど初歩的なミスが多かったので、犯したミスをまとめたノートを作りテストのたびに見返しました。回数を重ねるごとにミスが減り、その結果本番では後悔するような失敗を犯すことなく解き切れました。自分はどんなタイプの人間でどんな弱点があるのか見つめることが大切だと思います。

2)私立入試

共通テスト利用で早稲田大学の社会科学部、一般で早稲田大学の文学部に合格しました。共通テスト利用で一つ合格できたことで私立一般もプレッシャーをあまり感じず受験できました。一般でも傾向を把握し心の準備をして受験できたことが合格につながったと思います。合格を貰ったことで国立を受けるメンタルにプラスに働きました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 講座は主に数学、日本史、世界史を活用しました。金谷俊一郎先生のスタンダード日本史Bを先取りで学習したことで学校の授業につまずくことなく、有利に学習を進めることが出来ました。荒巻豊志先生のスタンダード世界史では基礎知識をつなげて理解することが出来るようになり、非常に面白かったです。

東大本番レベル模試

 成績表が早く返ってくるので復習がしやすかったです。目標得点ラインを超えることと各教科の偏差値が50を切らないことを目標に毎回取り組みました。解説授業で分からなかった箇所を補うことが出来たので弱点を克服するのに役だったと思います。

志望校別単元ジャンル演習講座

 今何が苦手で何を勉強すべきかを考えたり、問題を選んだりする時間が削減できて良かったです。自動採点もとても便利でした。過去問演習と並行して行ったので、分野の抜けなく対策できたと思います。

過去問演習講座

 共通テスト前の夏から過去問に取り組みました。添削が丁寧でアドバイスやメッセージを載せてくださることもあり、励みになりました。早いうちから過去問に慣れ、苦手意識を自信に変えられたことが良かったと思います。

AI予測問題演習

 過去問を11年分終わらせた後の直前期に活用しました。時間を計り本番のように演習できたので、自信がつき、メンタル維持に役立ちました。

第一志望校対策演習

 隙間時間に取り組むのに丁度良かったです。特に世界史の一問一答は幅広い分野や単元を演習できて力になったと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大入試は暗記や詰め込みだけでは戦えず、これまでに身につけた教養や思考力が問われるところが特色だと思います。特に日本史、世界史は早いうちから物事のつながりを理解し、広い視点で歴史を捉えられるようになると一気に面白くなると思います。一問一答だけでなくその出来事の意味や関係性を考えたことで理解が深まり、当日本当に助けられました。直前期に睡眠時間を削って勉強するよりも、本番ベストコンディションで挑み、今までの学習の成果を出す方が悔いが残らないと思うので、ぜひ体調管理には気をつけて頑張ってください。