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神奈川県 市立 南高等学校 卒
東京大学 文科一類

中山 恭吾さん

■センター試験得点 786点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 78 33 68 35 35 =249/440点
自己採点 80 40 60 40 30 =250/440点

■受験した感触・・・ 後期の過去問を買いに本屋へ直行。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 D 文科一類 A 文科一類 B 文科一類 A

悩んでる暇に、一つでもやりなよ。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は東大特進に高校一年生、東進衛星予備校には高校二年生から通い始めました。中高一貫校特有の中だるみを経験しましたが、一年生で東大入試同日体験受験を受けて驚異の数学0点を出してしまい、そこから受験を意識して勉強を始めました。二年生のときは部活が週に5回、習い事が週に1回あり、決して勉強量は多くないですが、東大特進で英数国の要点をおさえて東大型の模試を早めに受けておくことで自分のゴールを見据えながら学習できたのが合格の要因だったと思います。

教科別

  • 英語

いちばん苦戦した教科です。東大では英作文とリスニングの配点が高く、安定もしやすいのでこの2つは継続してやるべきです(東大特進の武藤一也先生の授業でも強調されます)。二年生までは単語の暗記を徹底して三年生から実践的に過去問や模試の過去問を解いていきました。合計100セットほど演習をすれば本番でどれだけ緊張しても手は動きます。

  • 数学

高校一年生時点で入試範囲は網羅していましたが、数学の進度は三年生の模試の結果にはさほど影響しないと思います。模試によって成績は大きく変動するため、最低点を上げることを強く意識して勉強しました。東進衛星予備校や東大特進の『数学の真髄』を少なくとも1か月に一回は解き直して復習しました。数学は初見の問題をたくさん解くよりも自分が解ける問題を確実に解くことが得点に繋がりやすいため、自分に合う参考書や授業を決めておくことが大切です。

  • 国語

120点満点と2次試験の点数に占める割合が高いため、ここで差をつけられないように、他の人が手堅く点数を取る古文漢文を中心に学習することが大切です。古典は学習進度の差も小さく、覚えれば点数の取れる極めて平等な科目だと思います。解きっぱなしにはせずに、授業などで扱った文章は自分で分かりやすい現代語訳ができるまで細かく点検して周辺の知識とまとめて覚えていきましょう。省略された主語はパズル感覚で、ピースを埋めていくつもりで解いていました。

  • 地歴

私は日本史と地理を選択しました。三年生になってから少しずつ暗記をしていき、夏休みの後半から過去問を少しずつ解いていきました。結局教科書は一周もできずに終わりましたが、過去問を何回も繰り返し解いていけば必要な力はつくと思います。

  • 理科基礎

共通テスト最重要科目と言っても過言ではありません。12月に入ってから移動時間などのスキマ時間を使って覚えていけば問題ないと思いますが、12月の共通テスト本番レベル模試に合わせると精神的にもよいと思います。


受験全般

 模試の採点基準や問題傾向などは本番と大きく異なると言われてます。そのため、模試の結果よりも東大特進の添削を重視していました。また、授業は一度受けただけではなかなか定着しません。復習はもちろん、先生の解説を聞くときとノートをとるときで区別したり、解説の前で止めて自分で考える時間を作ったりするなど、自分なりの工夫をすることをおすすめします。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 東大特進コースでは2次試験で使う科目は全て受講していましたが、その中でも青木純二先生の数学の真髄、山中裕典先生の東大日本史、村瀬哲史先生の東大地理特講を強くお勧めします。
  • 数学の真髄 数学の基礎となる原理、理論(決して簡単ではない!)を独特のたとえを用いて丁寧に解説される授業は何ものにも替え難いです。5周くらいしてようやく身に付き、数学の底上げにつながりました。教科書レベルの問題は解けるが2次試験には太刀打ちできないという方や数学の成績が安定しないという方に強くお勧めします。
  • 東大日本史 図解板書と過去問演習により東大特有の問題を対処できる力が付きます。図解板書で歴史の流れや構造を捉えられ、過去問演習では設問の要求や付帯条件を意識して具体化、抽象化を行い、条件文を解釈していきます。山中先生の答案の再現ができるよう繰り返し解き直しました。生徒目線での答案作成や親身に質問の受け答えをしてくださり、授業や先生が大好きになります。先生が時折おっしゃるギャグがきっかけとなり記憶に残っていることもたくさんあります。
  • 東大地理特講 授業中や先生に質問した際にも生徒に質問が当てられ、主体的に学べて記憶に残りやすいです。東大に頻出する分野を中心に授業内ではなぜその現象が起きるのか、メカニズムに焦点が当てられ、地理的な思考力を身に付けることができます。

過去問演習講座

 25年分の圧倒的な演習量に裏打ちされた力は必ず入試本番で活きます。問題用紙と解答用紙を印刷するだけでできるため、分厚い本を持ち運ぶよりもはるかに過去問に取り組みやすいです。細かい採点基準や素早い添削は記述の多い東大入試には欠かせないと思います。

東大本番レベル模試

 なんといっても答案用紙が質感まで忠実に再現されており、模試を受けておくと入試本番で緊張が和らぐこと間違いなしです。答案返却が早く復習しやすいだけでなく、解説授業では本番と比べた模試の問題の難易度までわかるため、年4回通して受けておきましょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 こんなにも一つの目標に集中して努力する経験は他では得られないと思います。一度やると決めたら後悔のないように本気でやり抜きましょう。皆さんが思っているよりも時間は少ないと思います(実際に私はあっという間に感じました)。
 私が受験を通して強く感じたことは、「道を選ぶということは、必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶことではない」ということです。なにか欲しいと思ったらそのためにそれなりの努力をしないといけません。ただし、立派すぎる決心は3日坊主になるため注意してください。
 人にできて、君にだけできないことはありません。応援しています。