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東京都 国立 筑波大学附属駒場高等学校 卒
東京大学 文科三類

海藏寺 広陽さん

■センター試験得点 802点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 67 60 72 44 42 =285/440点
自己採点 60 60 45 43 37 =245/440点

■受験した感触・・・ 数学が想定外に簡単で2完2半だったので気楽に受験できたが、英語では気が緩んで大失敗した

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 E 文科三類 A

勉強法は十人十色

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指したのは……

 あまり明確にいつかはわからないのですが、高1くらいです。目指した理由は、“周りが行くから”が半分、進振りがあるからが半分といった感じです(進振りの説明は、割愛します。わからない人はググってください)。高々18年生きた程度で自分の興味をある程度確定させるのはとても難しいように私は感じます。だから大学に学部を確定させて入るのはどうしても嫌でした。

部活など

 一応自分の状況?を書いてから時期ごとの勉強の状況に移りたいと思います。
 部活は運動部に2つ入っていて(といっても緩くどちらも週2)引退時期は高2の秋くらいです。習い事はテニススクールに週1で行っていて、息抜きは大事だなと思っていたので、最後までやめませんでした。学校全体として、11月頭にある文化祭に力を入れていたので高3の4-7月と9−11月はあまり勉強する時間は取れませんでした。

〜高2 11月

 宿題をある程度きちんとこなしていたような気がします。東大特進では林修先生の現代文を受けていました。

高2 11月〜3月

 基礎的な所を重点的に復習し、休日は8時間はしていました。

高3 4月〜7月

 文化祭活動が始まってきて、なかなかまとまった時間が取れなかったので、学校帰りに東大特進に行って、閉館までは勉強するというルールを自分で決めてました。

夏休み

 夏の冠模試に向けて勉強しなければとは思っていましたが、あまり身が入りませんでした。8月の第1週の東大模試で焦りを感じて本格的に勉強しました。一日10時間弱くらい。その次の週の東大模試も芳しく無く、焦りを加速させられ、8月最終週の東大本番レベル模試ではA判定を取ることができました。

9月〜文化祭

 文化祭優先でしたが、勉強時間0の日は作らないように自分の中で決めていました。東大の過去問をなるべくスキマ時間で解いて、余裕があれば復習するくらいが限界でした。

文化祭〜共通テスト

 12月15日くらいから共通テスト対策をはじめました。共通テストが終わった後に後悔したくなかったので、二次の勉強は一切せずに、共通テスト対策に徹していました。最後の方は完全に飽きていたのでもう少し遅くからで良かったと思います。
 最初の1週間はあまり問題演習はやらずに、基礎事項の確認に使いました。次の2週間で過去問を、数学・国語7年、英語3年、社会11年、理科基礎8年 解きました。日本史と理科基礎は不安だったので共通テスト予想問題集を5年分ずつ解きました。勉強時間としては一日10時間くらいです。

共通テスト後〜二次試験

 共通テスト後の一週間は所謂“共通テストボケ”をかまして遊び呆けていました。そこからは、共通テスト対策中に抜け落ちた、東大用の知識を戻すため基礎の確認に一週間くらい使いました。残りの4週間は過去問を解きました。すでに英語・古典・日本史・地理は20?年分、やっていたのでこの時期に解いたのは、数学10年分、日本史・地理10年分(解き直し)古典4年分、現代文3年分(林先生の授業で扱った過去問の復習)です。英語は本番の時間感覚を保ちたかったので3年分東大模試の過去問を解きました。過去問をひたすら解くよりも、自分にはまだ基礎が足りていないと思っていたので、過去問演習は一日に2教科までにして基礎事項と既に解いた過去問の復習を重視していました。勉強時間としては一日11時間くらいです。

■東進東大特進コースについて

林修先生の現代文

 東大の現代文は非常に難しいと思います。私は現代文結局運ゲーちゃうん?と思っていましたが、林先生の解答と解説は論理的かつ明快で現代文の模範解答として十分に納得できるものでした。また、異常に難しい年の解説では、現実的に受験生が取るべき問題や各小問ごとの要素も解説してくださるので、理想論に囚われず、プレッシャー・時間制限共に厳しい受験生の本番における効率的な得点戦略を学ぶことができます。東大特進の授業はオンライン授業と授業で選択できますが、時間的・地理的に可能なら是非授業をおすすめします。林先生はテレビを見ていてもわかるように話が非常にわかりやすく面白いです。難しい授業の間に雑談が挟まれることで、リラックスして授業が受けられ授業理解が深まります。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大入試はブラックボックスです。いきなり問題形式・難易度・採点基準が激変する可能性は大いにあります。それに対応するためには苦手科目をなくすのが一番大切かなと思います。もちろん自信を持てる科目があることは大事なのですが、得意科目に頼っているとそれでも解けないほど難化or誰でも解けるほど易化した時に取り戻せません。基本6割も取れば受かるのですから、穴無く平均的に仕上げるのが一番合格確率を上げる近道なのかなと思います。