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千葉県 私立 渋谷教育学園幕張高等学校 卒
東京大学 文科三類

草場 美海さん

■共通テスト得点 876点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 化学基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 66 20 83 48 29 =246/440点
自己採点 70 20 70 40 20 =220/440点

■受験した感触・・・ 地理と英語が全くわからず絶望。電車の中で泣きながら家に帰った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 B 文科三類 B 文科三類 B

完璧を目指さず、自分のペースで。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 「さすがに東大は無理」「どれだけ勉強しても届かない」もしこの文章を読んでいる受験生の方がそんなふうに思っているなら、それは3年前の私と全く同じです。東大を意識するようになってからも、「私なんかが東大を目指していいのか?」という思いは受験当日まで消えませんでした。それでも私は今、こうやって東大の合格体験記を書いています。偉そうな事は何も言えませんが、この文章が少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。

高3になる前にやったこと

  • 東大に合格した先輩や東大特進のスタッフにオンラインで話を聞く
  • 興味のある大学の入試方法や必須科目について調べておく(特に私大!)
  • 勉強法の本を何冊か読み、実践できそうなことを自分の勉強習慣に取り入れる

共通テスト対策

 12月中旬から二次の勉強を一切やめて共通テスト対策に切り替えました。苦手な数学と共通テストのみで使用する理科基礎・情報を中心に勉強しました。共通テスト数学は難問を解くことより時間内に最大限の点数を稼ぐ意識が大切だと考えたため、分からなかった問題をじっくり考え直すというより、「この問題は飛ばすべきだった」というような反省に重点を置き復習しました。理科と情報は過去問を解く前に10分だけ教科書を読み、演習後わからなかった問題をノートに貼り付けてまとめる、というやり方で勉強しました。「このあと問題を解く」と思いながら教科書を読むと、ただ読むよりも大幅に効果が上がるそうです。

二次対策

  • 国語

現代文は過去問11年分を解き、林修先生の解説授業でどのような思考回路で解答を組み立てていくのかを学びました。東大の現代文の問題は質が高く、他大学や模試の問題で練習しても効果が薄いと考えたため、東大の過去問以外の教材は使いませんでした。古文・漢文は高3の夏頃から古文単語・句法の暗記を始めましたが、演習量が不足していたため、結果的に本番まで古文・漢文の点数は安定しませんでした。反省しています。

  • 数学

高1のときから苦手意識が1番強い科目です。過去問は20年分くらい解き、直近5年分は2周目も解きました。解説を見て理解するだけでは定着しないので、わからなかった問題はすぐに解答を見て解き方の手順を理解し、次の日に再度自力で答案を書く、という方法で復習しました。1つ1つの問題の具体的な解き方自体よりも、その問題から得られる教訓を抽出してノートにまとめることを意識しました。時間配分や解く問題・解かない問題の見極めの練習も大切です。

  • 英語

得意科目だと自負していましたが、夏に過去問を解いてみると思ったより点数が取れず、焦って対策を始めました。単語は単語帳を一周して、わからなかったものは単語カードを自作し電車の中で覚えました。ライティングはChatGPTに予想問題を作ってもらい、共テ後は1日1本英作文の演習をしました。入試本番直前にはGPTにこれまでの添削履歴を全て分析し、私がやりがちなミスをランキング形式でまとめてもらいました。英語は特にAIを活用しやすい科目だと思います。

  • 社会

地理は過去問演習が中心でした。冬までに過去問10年分を解いた後、共テ対策の演習で基礎知識を復習し、共テ後は過去問の2週目と東進の予想問題を解きました。世界史は一問一答や年代暗記、教科書を使った暗記と過去問演習を並行して行いました。年代暗記は共テでも二次でも役立つのでやっておくことをおすすめします。社会の記述問題では問題文の正確な読解や思考力、簡潔に文章を書く力など幅広い能力が要求されるため、断片的な知識だけでは太刀打ちできません。演習の積み重ねが大切だと思います。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

 高2の春から東進衛星予備校に入塾し、数学の講座を受講しました。高3からは共通テストと東大の過去問演習講座、志望校別単元ジャンル演習を利用して受験勉強を進めました。東大の過去問演習講座の解説授業は東進のトップレベルの先生方が担当してくださっていて、復習の際には非常に役立ちました。過去問演習の効果が倍増したと思います。

 以下は東進のコンテンツの中で私が特に助けられたものです。
  • 林修先生の現代文の過去問演習講座解説授業:「現代文が得意で、今までセンスで何となく解けてきた」という人にこそ見てほしいです。最初はこれまでの自分の解き方を否定されたように感じるかもしれませんが、林先生の論理的な読み方がわかってくると、「何となく」ではなく自分の中で根拠を持って答案を作れるようになると思います。
  • 松田聡平先生の数学の過去問演習講座解説授業:先生の服装やワードチョイスが面白くて、数学が苦手な私でも楽しく見ることができました。どのような思考過程で解法に辿り着くのかを丁寧に説明してくださるので、紙の解説だけでは「どうやったらこんな解き方を思いつくんだ」と思うような問題も、松田先生の解説があれば自然な流れで理解することができました。
  • 東大特進の「東大漢文[重要単語300]」:直前期にこれを全部覚えると、漢文がかなり読みやすくなりました。
  • 共通テスト本番レベル模試:とにかく頻度が高いため、この模試を毎回受けて復習をしっかりするだけで、ある程度の実力は付くと思います。高2の頃から毎回受けていたため、高3が始まる時点で共通テストの形式には抵抗がほとんどありませんでした。
  • 東大本番レベル模試:返却が早く解説授業も付いているため、復習がやりやすくて助かりました。特に1月の最終東大本番レベル模試は共テの直後に実施されたため、共テボケ解消に非常に役立ちました。

 東進の利点は「自分に必要なコンテンツだけを選ぶ」ということがしやすい点だと思います。受験勉強において「やったことがいいこと」は無限にあり、それら全てをこなすことは不可能です。「絶対にやる必要があること」を選んで実行することが大切で、東進はその環境が整っていると感じました。生徒それぞれが自分に必要だと思うコンテンツを選択しやすい点が東進の魅力だと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験期は自分の足りない部分に目が向きがちです。私も直前期まで「何でこんな簡単な問題解けなかったんだろう」「やばい世界史の一問一答全然わからない!」というように自分の未完成さに不安を覚えてばかりでした。しかし、同じく東大志望の友人と話しているうちに、他の受験生も私と同様に足りない部分がたくさんあって焦っているのだとわかりました。私も含め、東大合格者の中に「やるべきことは全部完璧にやった」という状態で試験に臨んだ人はおそらくほとんどいません。完璧を目指す必要はない。自分のペースで自分にできる範囲の努力を続けることが、合格への鍵だと思います。みなさんの受験生活が実りあるものとなるよう願っています。