
楠下 隼司さん
■センター試験得点 818点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 世界史 | 地理 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開示得点 | 74 | + | 34 | + | 72 | + | 37 | + | 35 | =252/440点 | |
自己採点 | 65 | + | 30 | + | 65 | + | 40 | + | 30 | =230/440点 |
■受験した感触・・・ 簡単だった数学でめちゃくちゃ計算ミスした。地理もムズかったしさすがに無理だろうな。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
文科三類 | D | 文科三類 | D | 文科三類 | C | 文科三類 | C |
ただ教科書を読んで、ただ演習を積んで、というのでは効率が非常に悪いため、目的意識を持って勉強することが大切です。具体的には、まず模試や定期考査の成績、日々の学習の感覚から、自身の課題を知ることです。それは苦手分野の把握にとどまらず、どのようなミスが多いのか、インプットとアウトプットのどちらがどれほど不足しているのか、といったようにより細かく分析し、課題を明確化するということです。そしてその課題に応じた勉強計画を立て勉強することに加え、一つの問題から得られる知を普遍化することも重要です。解法暗記のような一対一対応の勉強ではなく、どのような思考プロセスを踏めば解くことができたのか、何が定理公式の根本で何を目的として使うものなのか、といった他の問題にも転用できることを抑えながら勉強するのがよいということです。
復習は大切ですが、「後で復習すればいいし」というスタンスで学校等の授業を受けるのは、一回で覚えきろうと受けた時と頭への入り方が大きく異なりますので絶対に避けるべきです。授業を受けながら頭の中を整理したり、ノートを取る際にただ写すのではなく論理を意識しながら写したり、先生の言葉を復唱するなどしながら受けるのがおすすめです。ただ授業後の復習も欠かさず行いましょう。その日の下校時や入浴時に授業内容を浮かべ思い出せない部分をノートで確認するという方式がよいと思います。その翌日と一週間後にも復習すれば、それは長期記憶となり、もし忘れても再定着するのが非常に早くなります。
すべての人間にとってやる気の波というのは間違いなくあり、特に模試や共通テスト、私立入試の後はやる気が起きづらいように思います。そこで重要なことはやる気を維持することではなく、一度失われたやる気をいかに早く取り戻すかということです。やる気が落ちたまま低質な集中でそこそこの時間勉強するという生活を続けるのは悪手だと考えます。やる気の戻し方でおすすめなのは、自転車や電車で普段行かないような少し遠いところに行くというものです。これにより体を動かしてリフレッシュでき、勉強のことを一度頭から排除し、新たな刺激を得られます。これは一日勉強しなかったとしても総合的に見てお釣りがくるようなものでした。
また、試験本番が近づくと独特の不安や緊張、ストレス、そしてそれらによるだるさや眠気に襲われます。このような時はルーズリーフ以上の大きさの紙にサインペンで好きなことを書き殴るのがおすすめです。「眠い」でも「だるい」でも「あと二日で入試じゃねえかやべえよ」でもなんでも思いついたことを書くのです。ひたすら数分間書き殴っていれば気づいたらスッキリしているはずです。
この講座では、非常に大切な、どんな問題にも適応できる数学の各範囲の根本的なことを重点的に学ぶことができます。二度手間にならないために、まずこの講座を身につけ、そのあと身に着けたことを意識しながら問題集に移るというのがいいかと思います。気を付けていただきたいことは必ず章末問題を解くことです。数学で新たな問題に対面したとき、解答を読んだら分かるし単純な解法なのに浮かばなかったという経験があるかと思います。その原因は間違いなく演習不足です。そのため、授業を聞いて頭で理解したから終えるのではなく、問題に向き合ったときにそれを正しく使えるようになるというところまで重視して履修してほしいなと思います。また、以上のように入試の助けになるだけでなく、何より数学の問題に取り組むことが楽しくなります。
説明を聞いても難しい問題があるかと思いますが、必ず納得したうえで進むという癖をつけた方がいいです。そして解説を聞いて納得したとしても、改めて見た時に自力で、明確に論理を意識しながら解き切れるというところまで突き詰めて復習するようにすべきだと思います。この講座を一年間乗り越え自分のものにすることができたら、東大文系数学は非常に簡単なものに見えるでしょう。
林修先生のプリントには分かりやすくマーカーがたくさん引いてあるため、それを見て復習するとできるようになったと錯覚してしまいますが、実際に真っ白な紙に文字だけが印字されているものを見ると、拾うべき要素や、文、単語の相互関係が見えなくなります。そのため、元の問題用紙を使って、どの要素を拾うべきかを人に説明できるくらいまで復習するという方式をおすすめします。
どのように考えたら初見でそれを解くことができたかを考え、他の問題にも適応可能な教訓を得ることを心がけるべきだと思います。復習には時間がかかりますが質が大切。