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宮城県 県立 仙台第一高等学校 卒
東京大学 文科三類

齋 未玲さん

■センター試験得点 788点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 83 21 64 47 37 =252/440点

■受験した感触・・・ 怖くて自己採点していません。数学0完だし英語で失敗したので浪人だと思いました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 E 文科三類 E 文科三類 D 文科三類 A

部活引退後からの追い上げ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

自己紹介

 私はいわゆる高校受験組で、公立の仙台一高に入学しました。吹奏楽部に所属し、部長も務めました。高3の6月の引退までは部活三昧の日々を送り、その他にも研究活動や行事などかなり高校生活を楽しみました。東進衛星予備校には高1から入っています。

志望理由・時期など

 自分の将来の目標達成に向いている学校であること、優秀な学生が多いこと、進学選択制度に魅力を感じたこと、そして日本最高峰の大学への憧れから、東大を志望校にしました。
 高1の3月に東大を志望し始めましたが、学校にも私の通っていた東進の校舎にも東大志望は少なく、また東大は何となく「雲の上の存在」である気がしたため、自分が東大に実際に受かるイメージはついていなかったです。東大を志望してから、勉強量を増やしたり、東大対策を始めたりといったことを特段しなかったのは今思えば最悪でした。

部活引退以前と以後の学習

 引退以前は、部活が終わった後の時間や定期考査期間(部活がない期間)には勉強を頑張っていましたが、東大志望としては勉強量不足でした。平日に3時間、休日5時間できればいい方でした。そしてもっと最悪だったのは、社会の勉強を定期考査対策以外に全くしていなかったことです。社会のできなさに対する精神的ストレスが後々結構ありました。
 引退後は、先述の通り勉強量不足の自覚があったので、ほぼすべての時間を勉強に注ぎました。ただ、無理しすぎて4回も発熱したので皆さんは体調に気を付けてほしいです。

うまくいかなかったこと

  • 高1・2での勉強不足

何度も述べていますが、もっと勉強しておけばよかったと本当に後悔ばかりです。私が合格したのは運の要素が大きいと思うので、皆さんは絶対に高1から本気で勉強してください。

  • 情報収集不足

頻出の単元や、二次試験に向けた勉強の細かいポイントなどを知ったのが遅すぎました。模試の解説などを隅々まで読めば必要な情報は手に入るのに私は適当に読んでいました。皆さんは本格的に受験勉強に取り掛かる前に必ず調べてください。

うまくいったこと

  • 勉強姿勢

高1・2での勉強量不足から、高3でどんなに勉強しても自信が全く持てず、日々不安でした。ただ、この不安が、どんなにいい点数や判定をとっても決して油断せずひたすら勉強するという姿勢を生み出しました。また、部活引退後から本格的に始めた東大対策自体は(今まであまり勉強していなかったこともあり)ものすごく楽しく、勉強は苦じゃなかったのもよかったです。

  • 英単語の早期完成

高1の4・5月に東進の共通テスト対応英単語1800をやりこみ完全習得しました。これが英語への自信につながり、英語が楽しくなって成績も上がるという好循環でした。

  • 私立入試の失敗

早稲田大学の教育学部は補欠でした。ただ、この入試で主に世界史の弱点を見つけることができ、1週間後の東大入試に向けてラストスパートをかけられました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

 現代文、古文、数学、英語を受講していました。どの授業も密度が濃く、楽しかったです。予習と復習のサイクルを確立することが特に重要だと感じました。

高速マスター基礎力養成講座

 特に高1のときに、共通テスト対応英単語1800、共通テスト対応英熟語750、英文法750、基本例文標準300を頑張りました。これが英語の土台となって最後まで支えてくれました。

過去問演習講座国立二次・私大対策

 添削、解答解説、解説授業の質が高く、利用してよかったです。添削担当の方のあたたかいコメントが励みになり、難しい問題でも諦めずに取り組むことができました。平均3周したと思います。

最難関4大学特別演習講座

 特に社会の論述演習が足りていなかった私には打ってつけのツールでした。問題を大量に解くことができる上、自分にとって解くべき優先度が高い順に問題が表示されるのでとても良かったです。

東大本番レベル模試

 とにかく返却が早いので、受けた感覚が残ったまま復習に取り組めるのが良かったです。また、実施の回数が多いので勉強計画が立てやすかったです。判定は悪いことの方が多かったですが、弱点が見つかってよかったと割り切って、解き直しに力を入れました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大の合格可能性が100%になることはありません。不安に打ち勝って、自分の決めた勉強法を信じること、目標と現実の差を把握しその差を埋めるための戦略を綿密に立てること、日々努力を着実に積み重ねることが重要だと思います。
 受験勉強はつらいこともありましたが、東大を目指して駆け抜けた1年間はとても楽しかったです。後輩の皆さんには、時間を大切に、周りの人に感謝して、そして東大に行きたいという気持ちを忘れずに頑張ってほしいです。短い高校生活も楽しみつつで大丈夫です。東大を掴んでください!