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栃木県 県立 宇都宮高等学校 卒
東京大学 文科三類

笹沼 勇希さん

■センター試験得点 764点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 60 62 54 37 37 =250/440点
自己採点 60 56 54 41 35 =246/440点

■受験した感触・・・ やり切った!受験生引退! (自己採点後) だめだ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 D 文科一類 E 文科一類 D 文科三類 E

彼を知り己を知れば百戦殆からず。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 笹沼勇希です。宇都宮高校出身で音楽部管弦楽団に所属していました。得意科目は数学と社会、苦手科目は国語と英語です(これでも文系)。人生のモットーはやりたいことは全部挑戦してみることです。高校では部活に加えて友達とバンドをやったり合唱コンクールで指揮者を務めたりと充実した日々を送ることができました。ここからは高校入学時から卒業時までについて各教科の勉強の指針と共にお話ししたいと思います。

高1〜高2秋

 基本的には学習は学校の授業中心で、放課後は部活動や友人と組んでいたバンドの活動に励んでいました。数学と社会が好きだった上、理科が苦手だったので文系に進みました。
  • 国語……古典は古文の文法や漢文の句法を覚え、現代文は学校から配布された問題集を活用しました。
  • 数学……学校の単元末テストをペースメーカーにその範囲の問題を完全に理解するまで解きました。
  • 英語……高2秋までに単語と文法は仕上げるように意識しました。長文読解や構造解釈を怠ってしまったため後に苦しむことになりました。
  • 社会……授業を本気で受けて定期テストで総復習する方法をとりました。特に予習や先取りは行いませんでした、しかし一度習った箇所は完璧に修得することをポリシーに学習を進めました。

高2冬

 受験生モードへ切り換えていくタイミングで東大を本格的に意識するようになり友人の誘いをきっかけに東進に入塾しました。また2月の東大入試同日体験受験で東大の問題と初めて対峙しその難しさや複雑さに圧倒されました。

高3春夏

 平日は学校と部活で、週末は模試を受ける忙しい日々が続きました。
  • 国語……東進の「東大対策国語」を中心に演習を進めました。
  • 数学……ある程度完成していたので学校の授業プラスαの問題演習をしました。
  • 英語……校内模試での絶望を機に英語に対する危機感を覚え、面談を通し英語の学習の指針を立てそれに則り毎日英語に触れました。
  • 社会……高2以降変わらず学校の授業と定期テスト中心に学習を進めました。
 7月になり過去問演習講座を本格的に開始させ夏の冠模試に向けて国語数学英語を中心に演習を進めました。

高3秋冬

 文化祭を終えて部活を引退し完全に受験生となりました。苦手だった英語を中心に予定を組み、その他の時間を社会科目に費やす日々を送りました。部活が無くなった分、貴重な放課後の時間を学習に当てられました。
  • 英語……毎日4技能で英語に触れることを習慣化して英語力が上がりました。東大特進コースを進めました。
 秋の冠模試を終え自分が本番でどのように得点を重ね合格点に届くようにするか、そのためには各教科であと何点とればいいか、共通テスト終わりに何をやるかと戦略的に計画を練りました(独自にマンダラチャートも作成しました)。

高3直前期

 12月中旬までは学校で共通テスト演習を、放課後に二次の対策をしました。12月下旬からは勉強時間の全てを共通テスト演習と社会科目の総復習にあてました。共通テスト後は学校の添削を中心に東進の過去問演習講座の二周目もこなしました。

〜受験当日

 学習の成果が大学に評価されるのは受験日だけなので、その日に自分の最大のパフォーマンスを発揮できるようにコンディションを整えました。そして当日は「設問に答えること」を忘れずに、決して自分の好き勝手な解釈で解答欄を文字で埋めようとしないことを強く意識して、今まで学習してきたことを出し切りました。

■東進東大特進コースについて

  • 現代文 林修先生 先生の論理的な解説は目から鱗で、問題を感覚で解かなくなったことで点数のブレが小さくなり、現代文を理解できるようになりました。
  • 古文 栗原隆先生 私は先生のユーモア溢れる授業が好きで、毎授業が楽しかったです。直前期は添削も活用しました。
  • 英語 宮崎尊先生 大事なことを強調して下さるので忘れずに頭に叩き込めました。また先生の授業を通して段落の要旨を捉える広い視野を手に入れることができました。
  • 担任 とても個性的な担任で通塾した際に話すのが楽しみでした。苦しいときや辛いときに愚痴を聞いて下さったり、アドバイスをしていただいたりと励ましていただきました。
  • 東大本番レベル模試 試験問題や解答用紙の形式が入試本番のものにそっくりでした。また返却がとても早く問題を忘れないうちに復習したり弱点を知ったりできるので活用するべきです。一度出た問題は二度と間違えないことを意識して復習も怠らずしっかり行いました。
  • 過去問演習講座 とにかく入試で得点するには過去問分析は必須です。私は公立の高校で高3の冬まで授業があったため、この過去問演習講座に全てをつぎ込みました。私はせっかちなので問題を解いて担任にスキャンしてもらったあとすぐに解説を読んで自己採点をしました。後日添削されて返却された答案とその採点を見比べて差異を分析しました。これをすることで、どういうところで得点できるのか、加点されるのかということを学べるのでおすすめです。
  • 東進スタッフ 私を担当して下さった方はとても優しく丁寧な方で質問に対して最適なアドバイスをしていただきました。受験直前にメールで送られたメッセージも心に響くもので、緊張で弱気になっていた自分を奮い立たせてくれました。ありがとうございました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

入試を終えて思うこと

 共通テストまでは1日が長く感じられましたがそれ以降の1ヶ月は本当に一瞬でした。しかし振り返ってみるとおそらく人生で最も濃く充実した1ヶ月であったと思います。

後輩の皆さんへ

 タイトルにした「彼を知り己を知れば百戦殆からず」というのは「孫子」の教訓のうちの1つですが、これは学生にもいえることだと思います。テストや模試の傾向を知り、そして自分の性格や実力を知り、それを基に対策を講じれば、どんなテストや模試、そして入試にも立ち向かうことができると思います。
 最後に、学習できるということは幸せなことです。友人や、学校や塾の先生、そして親への感謝を忘れずに、学ぶことを楽しんで、そして本気で自分と向き合い、充実した高校生生活を謳歌して下さい。