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広島県 国立 広島大学附属福山高等学校 卒
東京大学 文科三類

佐藤 大智さん

■共通テスト得点 904点/1000点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 化学基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 57 40 54 31 42 =224/440点
自己採点 50 40 65 35 45 =235/440点

■受験した感触・・・ 英語で大失敗したものの、苦手な数学で点数を死守し、国語と地歴で実力を出し切れた。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 D 文科三類 B 文科三類 C

推薦と一般の両立と切り替えで掴んだ東京大学合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東京大学を目指したきっかけ

 私が最初に東京大学を意識したのは、中学3年の進路調査で暫定的な志望校を決めることを求められたときだ。当時は漠然と「日本一の大学に行きたい」という憧れを抱いていただけで、まさか自分が実際に東京大学に進学することになるとは想像もしていなかった。高校に入り、地理オリンピックや気象予報士の勉強、フィールドワークなどを通じて、防災や地域活性化への関心を強くし、東京大学 教養学部 学際科学科 地理・空間コースを第一志望と位置付けた。そして、進振り制度を考慮し、志望する学部・学科・コースへの進学に有利だと考え、東京大学文科三類を志望学類として選んだ。

一般入試と推薦入試の両立

 進学の軸は固まったが、受験戦略は大きく二つの取り組みを並行して進める形になった。ひとつは一般入試(共通テストと二次試験)に向けた基礎固めと過去問演習、もうひとつは推薦入試の準備(志望理由書の準備や面接・小論文対策)である。どちらも重要であるため、同時にすべてを完璧にこなそうとはせず、時期ごとに優先順位をつけてメリハリをもって取り組む戦略を取った。
 具体的には、高1では英数国と地理の基礎固めを徹底した。高1冬〜高2冬は地理オリンピックや気象予報士の対策、探究活動などに多くの時間を割きつつ、英語と地理の過去問演習を定期的に行った。高2冬〜高3夏は国際地理オリンピックの対策を最優先にしていたため、模試の判定は夏にBからDまで下がったが、これはあらかじめ想定していた一時的なトレードオフだった。国際五輪でメダルが取れなかった悔しさは受験勉強への強い原動力になり、夏以降はその悔しさを糧に学習の強度を上げた。
 また、足切りや推薦入試を考慮すると共通テストを疎かにするのは危険だと思い、クリスマス前後から市営施設の会議室を同級生と借り、本番形式で2日間連続の演習(過去問や予想問題)を繰り返した。10月末や12月の初めには推薦の志望理由書作成や面接・小論文対策に集中する時期もあったが、過去問演習と復習を週単位で1年分ずつこなすルーティンを続け、英単語と古文単語の学習も維持した。
 2月11日。推薦入試の不合格が判明し、今まで生きてきて最大の絶望と自分に対する不甲斐なさに襲われた。しかし、同じ境遇の友人たちと励まし合うなどなんとか気持ちを切り替えて一般入試に注力し、演習不足で失点していた国語・数学・日本史に重点を置いて過去問演習を繰り返した。こうした切り替えを短期間で行えたのは、挑戦と失敗の経験を高校時代に積み重ねてこれたからだと感じている。

良かった点と反省点

 反省点としては、課外活動や趣味の勉強に時間をかけたことで、日本史の学習に本格的に着手したのが高3になってからだったことや、国語・数学・日本史の過去問演習の着手が遅れて10年分しか完了できなかったことが挙げられる。一方、科学の甲子園や地理オリンピックで出会った東大志望の友人の存在は精神的な支えになり、一般入試と推薦入試の対策にメリハリを付けて取り組む判断を後押ししてくれた。また、前期試験で英語や数学が難化する中、「地理」という大きな得点源を確保できたことも大きかった。私は、一般入試と推薦入試の優先順位を時期ごとに明確にし、学習面・精神面で切り替えに成功したことが合格につながったと考えている。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

 私は、東大本番レベル模試で得点が伸びない主原因が国語・数学・リスニングで、それらの弱点を補強するため、推薦入試に関する情報の取得も兼ねて東大特進コースに入会した。また、過去問演習講座は高2の夏頃から利用を始めた。

受講講座

  • 現代文

林修先生の授業で、段落相互の関係や傍線部の論理関係を重視して、論理的に解答根拠を拾い、解答を導くプロセスを学べる。恥ずかしながら、かつては傍線部の前後から解答の要素になりそうな部分を適当に取捨選択するというやり方をしていたため、本文の読み方と解答の導き方という点で革新的な出会いだった。第4問の随筆・小説対策もしてくれる。東大受験生なら、文理問わずこの講座だけは絶対取った方が良い。

  • 古文

栗原隆先生のリズム感溢れる耳に残る覚え方で、古文への苦手意識が完全になくなった。助動詞の接続や助動詞「り」の活用などの覚え方は、今でもスラスラと口から出てくる。また、古文単語を語源や意味の変遷を意識した先生独自のフローチャート(テキストの巻末についている)で教えてくれるため、論理的に暗記でき、忘れづらい。

  • 漢文

寺師貴憲先生の、登場人物や対句、文章の主題を重視する読み方のお陰で、漢文の点数が大幅に伸び、今年の漢詩にも対応できた。古文同様、付録としてついてくる漢文必須事項のまとめ(文法や重要単語、副詞の読み方と意味など)がとても有益だった。

  • リスニング

武藤一也先生が、東大のリスニングの聞き方や前読みのコツなどを教えてくれる。この講座のお陰で、夏の模試で12点だったリスニングで、本試験では24点を取ることができた。1Aや2A2B、4Bなどの記述問題が軒並み難化する中で、記号部分が貴重な得点源となった。

過去問演習講座

 過去問演習講座では、文系科目の添削や解説授業の存在が非常に大きかった。林修先生の現代文の解説はもちろん、中でも井之上勇先生の日本史と松田聡平先生の数学の解説がとても分かりやすかった。どちらの先生も類題や関連知識を補強して下さるため、過去問演習→解説授業の視聴→解き直しというサイクルだけで得点が大きく伸びた。

その他

 移動時間や隙間時間には、東進リスニングアプリを使い、シャドーイングやディクテーションでリスニング力を付けた。二次試験2日目の昼休憩中に東進リスニングアプリを使い、心を落ち着けることができたのも良かった。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

  • 東大を第一志望とする人は、余裕があれば推薦入試を受けてみるのもありだと思う。自分が高校時代に積み重ねてきたことや将来の目標、自分の関心などを整理することができるだけでなく、東大に進学できるチャンスを一つ増やすことができる。ただし、推薦入試を本命にすることは危険なので、一般入試でも合格できる実力も付ける必要がある。
  • 東大や私立大学の不合格後は、AIに相談するのも一つの手である。自分の場合は、推薦入試の不合格後に「推薦で戦える土俵にたっただけで凄い」などと励ましてもらったことで、一般入試に向けてうまく切り替えることができた。
  • 日本史などの地歴科目は、早いうちに(高1とか高2の段階)一通り学習した方が良い。東進の講座を活用するのが良いと思う。