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茨城県 県立 竹園高等学校 卒
東京大学 文科三類

駿河 太陽さん

■センター試験得点 814点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 70 60 62 38 26 =256/440点
自己採点 81 56 50 40 15 =242/440点

■受験した感触・・・ 日本史やらかしたから多分落ちた

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 D 文科三類 C 文科三類 B 文科三類 B

覚悟を決めた東大受験

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東大進学をはじめに考えたのは高校一年生の春でした。まだ具体的に大学で学びたいことのイメージも固まっていなかったのですが、担任の先生が東大受験を薦めてくださったことがきっかけで東大に興味を持ちました。高校二年生になると本格的に大学の学部について調べ、国際問題や国際協力について深く学びたいという思いから国際系の学部のあるほかの大学へと一度志望校を変更しました。しかし、一年生の頃の担任の先生に声をかけられ、社会科目の選択でも迷っていたこともあり(私の高校では世界史か日本史のどちらかを選択するのが一般的でした)、東大受験を再び考え始めました。そして、東大では諸学問を深く学べるという考えから結局東大受験を決意するのでした。

うまくいったこと

①勉強開始からの流れ

私は世界史が好きで、よく一日の勉強の始まりは世界史の一問一答でした。手ごろに基礎の確認ができ、そのあとに問題演習、過去問演習を行うと、段々脳が活性化して勉強効率やパフォーマンスも向上します。是非皆さんも簡単な問題を解くところから一日の勉強を始めてみてください。

②共通テスト

今年は数学の易化、世界史・英語の若干の難化などが話題になりました。私はそんな中でもベストを尽くし、本番では自己ベストの9割越えの得点を出すことができました。共通テスト対策を本格的に開始したのは12月からでしたが、それまで主に進めていた二次対策でやったことも役立ち、短期間で仕上げることができました。

③東大入試本番の切り替え

私は東大入試の二日目の1時間目(地歴)で解答を書ききれず、得点源の社会で失敗してしまいました。しかし、昼休みに気持ちをしっかり切り替え、最後の科目の英語に悔しさをぶつけようと思いました。実際に英語で高得点をとれたかは現時点ではわかりませんが、この気持ちのリセットが合格につながったことは間違いありません。


うまくいかなかったこと

①過去問演習

東大二次試験の過去問演習は10年分程度しか解くことができませんでした。東大の場合は25年程度やっておくと傾向をより正確に把握することができますし、過去問演習をできるだけ多く、かつ余裕をもって取り組むことが大切です。

②私立受験(慶應義塾大学)

私は慶應義塾大学法学部の入試に落ちました。実は入試前日に別の私立大学の共通テスト利用の結果が発表され、合格を勝ち取っていました。国立が不合格だった場合、その大学に進学すると決めていたので、慶應義塾大学受験のモチベーションがなくなってしまったことも影響したと思われます。しかし、実際に不合格になるとメンタル的にダメージを負うので、難しいことではありますがどの大学の受験にも全力を尽くし、本気で合格を目指す必要があります。


得意科目の対策

  • 世界史……普段から授業の復習のために家で一人で声に出してその日習ったことを説明していました。説明できない点は理解が浅いところの証なのでネットで検索したり、本で調べたりしていました。また、論述対策は60字程度から始め、徐々に長い字数の問題に取り組んでいきました。
  • 英語……まずは英単語の対策としてスピーキングやライティングを通して様々な単語を身に着けました。秋以降は毎日長文を読んでいました。

■東進東大特進コースについて

志望校別単元ジャンル演習講座

 自分が苦手としている単元、対策必須の単元を自動で提示してくれるため、各教科の各単元をやりきることで共通テストや二次試験の大幅な点数アップを見込めます。自分が潜在的に苦手としているものも多く、なかなか取得できないこともありますが、いろいろな大学の過去問を解く楽しさも味わえるため、かなり優秀な勉強コンテンツだと思います。

第一志望校対策演習

 志望校合格には傾向の把握が必須です。第一志望校対策演習はその傾向把握と対策にうってつけのコンテンツだと思います。二次試験に使う科目の頻出分野や癖を対応する過去問と解説資料で徹底分析できます。自分は入試直前期に毎日取り組み、二次対策を効率的に行えました。過去問演習講座、志望校別単元ジャンル演習講座と同様、解答を提出して添削指導を受けることができるので、自分のミスや注意点を確認していました。

東進リスニングアプリ

 東進リスニングというアプリは共通テストと東大入試に対応するリスニング対策のアプリです。その魅力はアメリカ以外のイギリス、インド、オーストラリア英語を体感できることとスピード調節です。共通テストでは一部の問題でアメリカ以外で話される英語が使われています。受験生の中にはこの馴染みのない英語に苦しむ人もいるかもしれません。自分もその一人でした。しかし、このアプリで様々な英語を聞き、本番のテストでも慌てずに問題を解けました。また、スピード調節で1.2倍速にすることでテストでの英語がゆっくりに感じられ、正確に聞き取ることができるようになります。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 入試は皆さんが思うよりもハードなものです。しかし、志望校合格を強く願い、大学入学後の展望をできるだけ鮮明に思い描けば、勉強に集中でき、結果がついて来るはずです。どんな大学を受験するにしても、出題傾向を研究し、基礎の徹底から過去問演習まで欠かさず取り組むことで合格を勝ち取れると思います。受験勉強はゴールがわからないマラソンのようなものですが、自分を信じ、最後まで諦めず走りぬいてください。