ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

埼玉県 私立 浦和明の星女子高等学校 卒
東京大学 文科三類

来海 由依さん

■センター試験得点 696点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 80 24 58 31 39 =232/440点
自己採点 75 35 65 45 40 =260/440点

■受験した感触・・・ 実力は出し切れた!多分大丈夫だろう。やっと解放された!嬉しい!やった!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 文科二類 A 文科二類 A

勉強法はひとそれぞれ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指した理由

 私は中学受験で頑張り切れなかったことが悔いとして残っていました。大学受験はそのリベンジで、後悔の残らぬようにやり切りたいという思いがありました。そこで東大を高校1年生のころから目指し始めました。

科目ごとの勉強

  • 英語

英語は好きでしたが、苦手科目でした。東大では英語の配点が高く、点差がつきやすい科目であると思っていたので、力を入れて勉強しました。毎日のルーティーンとして、最低10分のリスニングと500ワードくらいの英文を読むことをやっていました。また、スランプの時(英文が急に読めなくなった時)には沢山音読をするようにしました。音読の際には、ただ読むのではなく頭の中で和訳しながら読むようにしていました。読解に関しては、英文の強弱を意識しながら読んでいました(英語は基本的に最初に言いたいことが書かれており、そのあとに読者が理解できるように、論証や具体化がなされます。私は、言いたい部分を特に重視して読み込み、後の部分は軽く読んでいました)。東大英語は時間がきついので、東大模試や過去問演習を通じて自分に合った解く順番を見つけられるといいと思います。

  • 数学

数学は好きで、得意科目でした。東大では数学で点差はつきますが、難しいときは本当に難しく解けないときは全く解けないと思っていたので、あまり頼りにしすぎず息抜き程度にやっていました。毎日のルーティーンとして、最低1問は初見の問題を解くことをやっていました。また、私は歩くケアレスミスマシーンだったのでケアレスミスを手帳にまとめておき、数学を解き始める前にはその手帳を見るようにしていました(境界条件など)。

公式を覚えたくなかったので、作れるものはいつも作るようにしていましたが、一応数学の公式ノートは作っていました。

  • 国語

現代文と漢文は好きで、得意科目でした。古文は嫌いで、苦手科目でした。東大では国語であまり点差がつかないと思っていたので、あまり力を入れませんでした。現代文は林修先生に完全に頼っていました。林先生が教えてくださる考え方で問題と向き合うようにしました。現代文は林先生の授業と東大の過去問中心にやりました。古文と漢文は学校の授業で基礎を確認しながら、合間の時間で古文単語や漢文の句形をやりました。あとは東大の過去問をやっていました。

  • 世界史

世界史は好きで、得意科目でした。東大では世界史であまり点差はつきませんが安定できる科目だと思っていたので、力を入れて勉強しました。学校の復習を行いながら、教科書をずっと読んで、知識がある程度固まってきたら、論述に力を入れました。東大だけでなく京大や一橋大の過去問もやりました。どうしても覚えられないところや単なる暗記でない部分に関してはまとめノートを作っていました。

  • 日本史

日本史は嫌いで、苦手科目でした。東大では日本史で点差はつかないが形式が独特なのでしっかり対策をしました。教科書をひたすら読んで、知識がある程度固まったところで東大の過去問に取り組みました。しかし、方向性の全く違う解答を作ってしまうことが多々ありました。その原因として教科書の単語をただ暗記するだけにとどまっており、深い理解が及んでいなかったことがあると(大名地行制はどういうことか、石高制の意義はなど)考えました。これを解決するために、わからない部分は積極的に日本史が得意な人に聞くようにし、東大の過去問を解く中で教科書の行間を問うているような問題があれば、その解答をまとめノートにまとめるようにしていました。

■東進東大特進コースについて

東大特進コースの活用方法

 私は、林先生の東大現代文を受講していました。現代文の解答の作り方を林先生の授業では教えてくださいます。参考書などでは現代文の解答の作り方を学ぶことは難しかったので、林先生の授業は最高でした。論理的な考え方に感動するだけでなく、雑談も面白かったです。また、添削もあるので、自分がどれくらいの点数をとれているのかということも知れてよかったです。東大特進の添削は林先生の基準をもとにされていたのでとても信頼できました。講座に関しては、第Ⅲ期講座が本当におすすめです。短い期間に集中的に東大の過去問を解きまくり、その期間は他教科をやることもできないと思いますが、その分だけ得られるものは大きいと思います。私は、この講座で力をつけることができました。

東大本番レベル模試の活用方法

 沢山行われる東進の東大本番レベル模試はありがたかったです。この模試は時間配分を模索するものとして活用していました。時間配分を変えるだけでも点数が上がることはあると思うので、ぜひ自分に合った時間配分を見つけてみてください。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 勉強法は人それぞれ違います。私はたらたらと自分がやってきた勉強法についてつづってきましたが、こんなのは鵜吞みにしなくていいです。こいつのここ良さげ!と思う部分だけ試してみたり取り入れたりしてみてください。自分は自分!と思って自分がいいと思うことをやり続けてほしいです。私は「勉強は恒等式ではなく、方程式だ」という信条のもと、自分に合わないと思う人の意見は聴きませんでした。一方で、先人の知恵には使えるところも沢山あります。いいな!と思う意見は改善等をしたうえで自分の勉強に取り入れました。受験は長く辛いこともあると思います。しかし、ここまでやり続けた自分を信じ、悔いのないようにやってやるぞ!という思いをもって立ち向かうといいと思います。皆さんが、悔いなく素晴らしい達成感を得て合格をつかみ取れることを願っています。