はじめに

　東大志望が少ない岐阜の高校から東京大学に行こうと思ったのは、将来の夢が転々としていく中での「進学選択」制度の魅力や、どうせ目指すなら一番むずかしいところを目指してやろうという欲望、成歩堂龍一にタイになってやろうという憧れなど色々動機がありました。しかし、ただの高校生だった自分が目指すことの道中には様々な苦難がありました。

学校と学習

　岐阜県の高校での東大受験は、他の東大受験生に比べ、相対的に不利な点が多いです。しかしそんな中でも先生や他の旧帝大受験生達の問題提供や添削、相談など支えがあったおかげで何とか三年間のりきることができました。自分の進路を支えてくれる仲間は大切です。
　不利な環境の中での学習は、計画を立ててそれを中心に進めました。まず東大合格までに必要な学習内容を書き出して、それを月単位、週単位、日単位に細分化し、東大模試の結果を計画の方向性を確認するために分析して調整していきました。私の場合、市販の受験計画を書く本を教えて貰ったので使いました。計画があると受験勉強がぐんと見えやすく、進めやすいものとなるでしょう。

東進衛星予備校と東大特進コース

　私は友人の勧めで東進に通いました。全国展開する東進は、年間4回実施、スピード返却の「東大本番レベル模試」や、東大対策の授業をハイレベルで提供してくれたため大変助けになりました。また東大特進コースは授業を多数提供してくれただけでなく、LINEや電話での東大生スタッフからの手厚いフォローや情報提供もほんとに支えになりました。

実際の受験生活

　東大を目指したのは中2でしたが、本格的に受験勉強し始めたのは高2の夏でした。高2では東大特進に入学するまでは、東大模試でE判定を脱却できるように参考書で全教科徹底的に基礎固めをし、高2の夏からは、東大特進の授業を中心に東大対策を始めていきました。2年の東大特進の授業は、3年の授業と比べて基本的なことや共通テストの教材から始まるためお勧めです。3年になってからは、講座数がドカッと増えた東大特進と、東進の「過去問演習講座」をやり続けました。共通テストは1カ月前から本格的に対策しましたが、その間も毎日東大の問題に触れることで、共通テストボケと勉強飽きを防止しました。これはいい戦法です。共通テスト後は解放感すごくてその日の夜から笑いながら東大英語をしていました。毎日過去問や模試の過去問を解いてひたすらに知識の補填と答案の作り方を研究しました。

東進と東大特進

• 強み

オンライン講座の充実、理解できないくらい速い模試等の返却は魅力です。有力講師陣の勉強が楽しくなっていく授業もすごい強みです。

• おすすめ使い方例

私は東大対策のほとんどを東進の「過去問演習講座」、模試と東大特進の授業で行っていました。ヘタに市販の参考書に手を出すより、絶対に東大特進の授業を受けたほうがよいです。

また、東大特進は授業の選択肢が多いので、『プレ講座』で自分のやりたい講座を見極め、時間や計画と相談して、取捨選択をして効率化を図っていました。

講師！

• 駒橋輝圭先生　英語

徹底的に研究された東大過去問の分析と先生の圧倒的な知識に基づく授業は他をはるかに凌駕する神講座でした。

• 栗原隆先生　　古文

リズミカルで楽しくも東大対策がばっちりな先生の講座は文理問わず受けるべき神講座です。

• 寺師貴憲先生　漢文

漢文を掌握した先生の授業は漢文得意錯覚をしている人も苦手な人も漢文が本当に得意になる神講座です。

• 永井玲衣先生　現代文

現代文を読むときの？マークに苦しんだ前期試験五日前の自分に現代文革命を起こしてくださいました。読める！

• 山岡信幸先生　地理

過去問解説中心に濃厚な地理知識に裏付けられた、わかりやすく機知にとんだ神授業を展開してくださいました。

• 松田聡平先生　数学

数弱の自分にもわかる楽しく、東大対策が練られた講座を展開してくださりなんとか数学をしのげた気がします。

　入試を終えて合格発表を受け、まったく東大に合格した実感がわかないけれど、三年間この為だけに頑張ってきたことが報われたと思うと、じわっと来るものです。周りで応援してくれた大切な人や先生、友達に対して感謝がわいてきました。後輩に向けてのアドバイスとしては、目標に向かって努力すればどんな逆境でも夢はかなうということを伝えたいです。東京だろうが岐阜だろうが高山だろうが最後に笑っていられるやつは夢に向かって頑張り続けることのできるやつです。合格すれば新しい楽しい世界が待っています。きっと自分の豊かな経験値となるから、どうか三年間受験勉強をひたむきに頑張って！合格祝勝会はめちゃくちゃ楽しいから！