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東京都 私立 本郷高等学校 卒
東京大学 文科三類

増田 壮馬さん

■センター試験得点 772点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 88 40 61 42 51 =282/440点
自己採点 75 30 60 40 45 =250/440点

■受験した感触・・・ 数学が耐えていれば受かるかも!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 E 文科三類 C

十人十色の合格方法

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を受けようと思ったきっかけ

 もともと校内の順位は高いほうではなく、東大を受ける気はなかったのですが、高3に進級する際にダメもとで出していた希望が通り、東大を目指すクラスに入ることができたため、それならばやれるだけやってみようと思い、東大に志望校を変更しました。しかし、それまで東大に興味がほとんどなかったため、東大に関する情報をまったくと言っていいほど知らず、まずは入試問題の難易度などを含めた情報収集をしました。

各教科について

  • 英語

得意教科であり、幸いなことに東大レベルの問題でも安定して高得点をとれるレベルにはあったので、合格するには英語で得点を大幅に稼ぐしかないと思っていました。他の教科のことも考えると英語で90点以上は必須だと考えていましたが、本番は時間配分でやらかしてそこまで高い点数は取れませんでした。東大英語はとにかく時間がきついので、どの問題を捨てるかの取捨選択をしっかりとするのがポイントだと思います。

  • 数学

東大合格に向けた最大の課題でした。国立大進学を目指すクラスに在籍しておきながら、私立文系への進学を視野に入れ、完全に手を抜いていた結果、東大に志望を変えた時点では基礎レベルの問題も解けないものがそこそこあるといった状況でした。東大レベルには程遠かったので、夏休み以降はほとんど数学の勉強に費やしました。秋から冬にかけて模試は一桁得点が平常運転という状況でしたが、直前期に急激に実力が伸びた気がします。本番は自信をもって臨めたため、一完二半くらいだったと思います。

  • 国語

現代文に関しては、模試によって点数が乱高下するという状況は結局最後まで改善できなかったため、直前期には対策をほとんどあきらめて他の教科に注力しました。古文、漢文は基本的な文法と単語を完璧にして、簡単な問題を確実に得点し、失点を最小限に抑えようという意識で勉強していました。当時は何も感じていませんでしたが、今思い返してみると苦手教科だったかもしれないです。

  • 世界史

苦手とまではいかないまでも、数学に時間を割いたこともあって最後まで微妙な完成度で終わってしまった感がありました。私大のことも考えると、かなり大事な科目なので、計画的に進めたほうが良いと思います。

  • 地理

中学受験のころからずっと得意だと自分では思っていましたが、高校の授業をあまり聞いておらず、基本的な知識が抜けていたため、高3の夏休みに参考書を使って知識を重点的に覚えました。そのあとは過去問を徹底的にやりこんだ結果、直前期にはかなりの実力がついていたと思います。実際に1月の最終東大本番レベル模試では30位だったため、自信をもって本番に臨めたし、手ごたえも相当良かったです。

最後に

 合格体験記をたくさん読めばわかると思いますが、誰一人として同じ受かり方をした受験生などおらず、十人十色の合格方法があります。すべての教科をできるようになる必要などなく、いかに自分の得意教科で周りとの差を広げ、苦手教科で失点を最小限に抑えるかを戦略的に考えることが合格への近道です。

■東進東大特進コースについて

東大本番レベル模試

 圧倒的に答案返却が早く、記憶が新しいうちに成績が返ってくるのが最大の特徴だと思います。全体的にみて受ける価値の大きい素晴らしい模試だと感じました。様々な活用方法はあると思いますが、私は各科目の目標点を模試ごとに設定し、その目標と実際の点の差をもとに自分の勉強計画を修正していました。また余談ですが、模試の解答用紙が本番のものと非常によく似ているため、本番で問題と解答用紙が配られた際も、模試のやつと似てるな~とリラックスできました。

授業

 東大特進コースには友達にあの林修先生の授業が受けられると強引に誘われて、気が進まないまま入ったのですが、実際に授業を受けてみるとその質の高さに感服しました。特に先生のきわめて論理的な読解には衝撃を受け、これまでの自分の現代文に対する認識が一変しました。現在の実力にかかわらず、東大受験生ならば必修といっても過言ではないほどの素晴らしい講座なので、後輩の皆さんにも積極的に受講してほしいと思います。また、村瀬哲史先生の講座も受講したのですが、非常に良い授業でした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 共通テスト後は2次までかなり時間が空きますが、そこで緩んでしまう人が結構私の周りでは多かったです。共通テストを終えて一息つく時間は必要だとは思いますが、できるだけ早く2次対策に頭を切り替えることが重要です。また、国立前にいくつか私大の入試を受けることになると思いますが、そこで出題された問題が他の大学でも出題されることは意外と多いので、特に世界史はしっかりと復習した方が良いです。