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東京都 国立 東京学芸大学附属高等学校 卒
東京大学 文科三類

吉田 真優さん

■センター試験得点 798点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 87 50 66 34 37 =274/440点
自己採点 80 50 60 30 30 =250/440点

■受験した感触・・・ 絶対落ちた

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 E 文科三類 E 文科三類 C 文科三類 B

数学同日0点からつかみ取った合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験本番1年前の東大入試同日体験受験で0点、共通テスト同日体験では数ⅠAは41点、数ⅡBは36点から始まった数弱です。数学に悩む方々に読んでいただけたらと思います。

東大を目指した理由

 私は漠然と社会心理学をやりたいという志を持っていたのですが、学べる大学が想像以上に少なく、それならば一番上の東大を目指してやろうじゃないかと思ったのが始まりで、高1の終わりごろから目指し始めました。その後は紆余曲折ありましたが、前期教養学部で比較的色々な学問に触れられる東京大学はやはり魅力的で第一志望に据えました。

部活や学校行事との両立

 部活は硬式テニス部でキャプテンを務めていたため、引退した3年生の6月まではほぼ休まずに部活に行っていました。また私の出身校では9月に文化祭があり3年生は例年演劇を行うのですが、私は脚本係兼キャストとなり高2の2月から脚本を書き、高3の夏休みは演出との相談や大道具作成、キャストの練習などで頻繁に学校に行っていました。さらに自宅が学校から遠く片道1時間半かかるのですが、その中でも電車内など空き時間を見つけては世界史などを頭に入れていました。勉強と部活、学校行事の両立は難しく私もできていないと感じたことは多々ありましたが、1度しかない高校生活、勉強を理由に満喫しないのはもったいないように思います。もちろん勉強は大事ですが、個人的には行事や部活に全力を出し切ってから受験期に入っていただきたいです。その方が案外中だるみなく集中できます。

勉強スケジュール

 とはいっても、勉強は早く始めるに越したことはありません。勉強0で受験期に入るのは相当精神的にもよくないので空き時間を利用して勉強時間は確保しましょう。高3夏までは主に東大対策の講座受講、夏休み中はひたすら共通テストを解いていました。とりあえず7年分解き終わったところで東大の過去問を解き始めました。12月には理科基礎を本格的に始め、12月の3週目あたりからはほぼずっと共通テストを解いていました。二次対策をまったくやらないのはよくないと言っている方が多く悩みながら共通テストに全振りしました。正直共通テストに不安があるならやったほうがいいと思います。

最大の敵、数学

 先ほども述べた通り私は数学がかなり苦手で勉強しても勉強してもなかなかそれが点数に現れませんでした。しかしそんなときは簡単な問題を解いたり時間をかけて解いたりして自信を回復しました。それでもダメなときは基礎の基礎に立ち返り、時間はかかりましたが公式の証明などを一から行いました。東大に合格している自分を想像しながら、とにかく諦めなければ逆転はできます。1月に入り共通テスト3日前まではスランプに陥り数学はどちらも50点台しかとれなくなりましたが、本番ではⅠAⅡB合わせて9割に到達することができました。苦手な数学は特にスランプにはまってしまうことが度々ありましたが、最後まであきらめずに勉強したら共通テストも東大もそこそこ解くことができました。辛抱強く、勉強を続けてください。

地歴は直前期に伸びる

 文系の皆さんは地歴2科目を二次試験に使うこともありかなり勉強していると思います。中には覚えられず焦っている方もいることと思います。ですが、人間は忘れる生き物ですし、何度も忘れる、覚える、のサイクルを繰り返すことで徐々に定着していきます。地歴は試験前日まで伸ばせます。空き時間も利用しながら頑張ってください。

■東進東大特進コースについて

 東大の過去問を解く際には過去問演習講座を受講していました。この講座では添削が受けられるだけではなく、東大特進でも授業をされている東大に精通した先生方の解説授業を受けることができるため、とてもおすすめです。また担任助手の方は生徒一人ひとりをみてくださり、私がスランプなどで落ち込んでいるときは面談を通じてアドバイスをくださり乗り越える手助けをしてくださいました。また、東大特進の東大生スタッフに学習相談などに乗っていただけたのがとてもよかったです。東大特進の授業はレベルが高く、サポートも充実しているので一度資料請求することをおすすめします。文理関係なく林修先生の現代文の授業は一度受けてみてください。なんとなくではなく論理的に解答を組み立てられるようになり、共通テストなどのマーク式試験はかなり正答率が上がり、過去問演習でもそれなりに評価される答案作成ができるようになりました。また、地理では村瀬哲史先生の東大地理特講を受講しました。村瀬先生は統計もなぜそうなるのか解説してくださるので、自然と統計の読み解きや理解ができるようになりました。また村瀬先生の授業は見ていると元気をもらえるので、東大本番直前にはお守りのように受講していました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 とにかく諦めないでください! ここまでくるとしつこいかもしれませんが、夏までE判定でも諦めず合格した人間がここにいます。周りの人にたよりながら、東進も最大限活用してとにかく諦めないで勉強してください。現役生は最後の最後まで伸びます。これも実証済みです。ただ、共通テスト後にコロナウィルスではない謎の発熱が10日間続きまともな勉強ができなかったことは大きな不安要素になりました。早寝早起き、三食きちんと食べて体調管理だけは気を付けてください。