■共通テスト得点 909点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
67 |
+ |
49 |
+ |
45 |
+ |
35 |
+ |
30 |
=226/440点 |
■受験した感触・・・ 出し切った!……いや数学やばいかも!自己採点なんてしてられない。結果待つだけ。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
B |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
試行錯誤の日々
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大合格への思い
私は中2の春、コロナ自粛期間に、数学特待で東進に入りました。私が東大受験を勧められたのは中学三年生のころでしたが、その頃はただ日本でトップの東大を志望校として登録しただけで、自分が本当に東大を目指すとは思ってもいませんでした。東大というのは遠い存在だと自分の中で決めつけていました。その後、高2で志望校決定を迫られた際、私はやりたいことが全く定まっていないことに気づき、進振り制度がある東大に魅力を感じました。ただこれ以上深い理由もなく、目指すなら上を!の精神だけで志望校を東大に決め、高3でそのまま東大対策を行うようになりました。東大対策をしていくうちに、周りも私の東大合格を心から応援してくれていることを感じ、最後には自分のためと同じくらい、今まで支えてもらった人たちのために東大合格を目指すようになりました。強い志望理由があるに越したことはないでしょうが、一つでも合格したい理由があればいいのかな、とも思っています。
各教科の勉強法
ここでは、最も早く取り掛かった数学と、苦手だった物理について書きたいと思います。
私は高1まで数学特待で数学の受講をひたすら行い、この頃には志望校は決めていませんでしたが、とりあえず最もレベルが高かった東大対策理系数学の授業を受講するようになっていました。しかし当時はただ受講を終わらせることだけが目標で、豊富にあるREVを解くことまでは手が回りませんでした。受講が終わって長期休みにでもまとめて片付けようと思っていながら、手を付けないままで、結局高2の頃、数学、特に数Ⅲに危機感を感じだしてまとめて解き切りました。東大対策において、私は、参考書は使わず、東進の過去問演習講座や東大特別演習で演習を重ねるうちに、徐々に問題が解けるようになっていくのが楽しく、心のどこかで数学は大丈夫だろうと思うようになっていました。しかし、共テ後、数学の点数が全く取れなくなってしまいました。直前に受けた青木純二先生のテストゼミで、自分は数学の問題の解法をパターン化して解いていたことに気が付きました。直前二週間くらいで、私は問題を解く前に試行錯誤する時間を増やすようにした結果、多少点数が伸びて、何より、中学生の時感じていた数学を学ぶことの楽しさを見出せました。結局本番の数学は散々な結果だっただろうと思いますが、解き終わったときの達成感は今までの努力の賜物だったと思います。
高1では苑田尚之先生のハイレベル物理を受講していましたが、初回の授業からニュートン力学とか何を言っているんだという感じで、よくわからないまま受講を終えました。高2では、東進で化学の受講を行っており、学校のカリキュラムの都合もあって、物理から遠のいていました。結果、学校ではほぼ未修だった電磁気分野を中心に物理は公式すらあやふやな状態でした。高3の春休みに危機感を感じて参考書を2~3周したり、東進の東大特別演習で物理の問題を解きまくったりしましたが、結局電磁気の交流分野など、苦手部分が多く残りました。共テ後、東大特進で苑田尚之先生の講座やテストゼミをいくつか受講していくうちに、あんなにわからなかった苑田先生の授業で、覚えていただけの公式の原理がどんどんわかっていって、特に電磁気分野は急に好きな分野になっていきました。物理を楽しめるようになったことは、私がこれから大学で学んでいく上でも非常に大きなことだと思います。よくわからないまま公式だけをひたすら暗記して問題を解き続けた時期も決して無駄ではなかったと今では思います。
■東進東大特進コースについて
通期講座
私は前述のとおり、中2で数学特待として東進に入ったため、数学の授業はほとんど受けました。物理や化学も学校より先に東進で学習したので、知識のインプットはほとんど東進の通期講座で行いました。しかし、東進の講座は受けるだけでは何の意味もなく、取ったからには、講座にもよりますが、受講以外に、予習や復習、適宜問題演習を行う必要があったと、身に染みて感じます。
過去問演習講座・東大特別演習
東大は過去問演習講座が25年分用意されており、また東大特別演習も問題が無数に用意されているため、これらの講座をとってからは参考書にあまり手を付けることなく、これらの講座をフル活用していました。東大特別演習で苦手分野をつぶしていって、時間配分や解く順番などは過去問演習講座で身に着けていきました。私は過去問演習講座で27年分過去問を解き、東大特別演習も結構やり切ったので、これは本番、メンタル面で支えになったと思います。
東大特進コース
私が東大特進をフルで利用し始めたのは高3になってからで、不安な知識の確認や苦手分野の強化に利用していました。ほとんどすべての教科を受講しましたが、特にテストゼミでは今の自分の実力を東大レベルという高いレベルで試すことができるので、おすすめです。また、各授業で配られるテキストも、演習問題や知識のまとめが豊富に書かれていて、参考書としても利用していました。特に大西哲夫先生の東大化学のテキストは、どの参考書よりも豊富な解説と演習問題が詰まっています。
東進ハイスクール
私はちょうど受験の1年前くらいから毎日東進に登校して、閉館時間ぎりぎりまで粘って勉強していました。東進での勉強時間だけは誰にも負けないくらい確保し、逆に家では最後までほとんど勉強しませんでした。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私は人より長く大学受験と向き合ってきたと思いますが、ずっとふわっとした感じでなんとなく与えられたことを行ってきて、気づいたら受験本番を迎え、気づいたら受験が終わっていました。皆さんの中にも、大した夢もなく志が定まらない人も多くいると思いますが、夢がないことで過度に悩んだりせず、とりあえず受かってやる!という気持ちさえあればどうにかなります。受験は意外と一瞬だし、みんなそれぞれで合格を目指す受験勉強は今思えば意外と「青春」です。心の折れることもあると思いますが、がむしゃらに自分なりに試行錯誤して勉強に立ち向かってください。皆さんの合格を心から祈っています。頑張ってください!