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東京都 私立 桐朋高等学校 卒
東京大学 文科三類

竹本 陽さん

■センター試験得点 点/900点

■センター試験得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 生物基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 80 20 63 45 47 =255/440点
自己採点 78 15 60 45 45 =243/440点

■受験した感触・・・ 古文主語全然違う!数学0完!1日目の時点で終わった……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 A

主体的に取り組む

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は中学の時全く勉強せず、低い成績を取り続けていましたが、高1のうちから本格的な受験勉強を始めることで、3年間をかけて逆転合格を果たすことができました。私の勉強のキーワードは「主体性」です。すなわち、どの先生、参考書、勉強法etcがもっとも良いのか、自分で調べ、比較検討し、判断して選ぶということが重要です。成績アップが期待できるだけでなく、大学受験が自分自身で組み立ていく楽しいイベントに変わり、モチベーションも維持できます。

英語

 高校に入ってから、それまで得意だと思っていた英語が全然出来ないと気づき、高1の春から単語は単語帳を、文法語法はマーク式問題集を繰り返して高3になる前に完璧にしました。また、高2の夏に英文解釈系の参考書をやって基礎を固めました。高3になってからは、テストを活用しつつ、秋からは過去問を解きました。リスニングは海外のニュースなどを毎日聞いていました。英語のニュースは最初は聞き取れませんが、だんだん理解できるようになります。

数学

 もともと苦手科目で、中学の時は20点台を連発していました。高校に入ってからは私の高校で使っていた問題集を繰り返して基礎力をつけました。高2の春からは「松田の数学Ⅰ・A/Ⅱ・B典型問題Type100」(東進ブックス)、冬から春休みにかけては「数学Ⅰ・A/Ⅱ・B最高の演習160」(東進ブックス)を今まで習った問題と関連させながら解き、標準レベルの問題を仕上げました。高3では、東大特進で青木純二先生の授業を受講しつつ、8月からは過去問を解きましたが、私のように本番でやらかすことも多い科目なので高3ではあまり時間をかけすぎない方がいいと思います。ですから、なおさら高1、高2のうちに入試標準レベルが終わっていることが望ましいのではないでしょうか。

国語

 現代文に関しては東大特進の林修先生の授業が非常におすすめです。古典については、高1、高2のうちは、全訳や品詞分解などの予習をしっかりやって学校の授業に臨むことで基礎力をつけました。高3では東大特進の東大古典を受講し、秋からは過去問を解きました。高3になってからは古文単語や漢文句法をやる時間があまりないので、高1、高2のうちにコツコツやっておくことが大事だと思います。

世界史

 好きな科目だったので勉強も苦ではなく、かなり時間をかけました。高2のうちは、メモを取るなど学校の授業を真面目に聞き定期テストごとにしっかり勉強し、また、「荒巻の新世界史の見取り図」(東進ブックス)を読んで未習範囲のイメージをなんとなく掴み、高3での暗記などの負担を減らしました。高3では東大特進で荒巻豊志先生の授業を受講しました。荒巻先生の授業は世界史受験者必聴です。また、論述対策として5冊の教科書を揃えて読み比べました。論述対策に教科書は欠かせません。複数冊入手することをお勧めします。

地理

 地理の面白さに気づくと地理が大きな得点源になりました。地理は自分で対策する受験生が多い科目ですが、論述の仕方や出題パターンが特徴的で、逆にそのコツがわかれば一番得点が伸びやすい科目なので、地理こそ東大入試を熟知した先生の授業を受けるべきです。また、時事問題対策には新聞が役立ちます。

■東進東大特進コースについて

 東大特進は高1の頃から行っていました。授業が素晴らしいことは言うまでもありませんが、普段は会うことのない超進学校の優秀な生徒が集まり、いつも刺激を受けていました。

数学の真髄

 自分がいかにフワフワした数学をやっているか思い知らされる授業です。数学が苦手な人にこそ受講してほしいです。

東大現代文

 言うまでもありませんが、東大特進にいるなら絶対に受けるべき授業です。高1の頃から受講していましたが、「こうすればいいのか」とわかってきたのは高3の夏以降でした。継続しての受講をおすすめします。林修先生の雑談も楽しみでした。

東大古典

 3月、8月、12月に開講され、大量の文章を読みます。自分では習得しづらい、加点される答案の作り方などを丁寧に教えてくださるので、古典を自習中心でやっている人に特におすすめです。

東大世界史

 初めて授業を受けた時は衝撃でした。問題文の読み方から、大論述の組み立て方まで東大世界史とはなんたるかを教えていただきました。また、文系を選んで良かったと思えるような知的なお話が多く、毎回授業が楽しみでした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 大学入試に中学の成績は関係ありません。大学入試を楽しむ気持ちがあれば、高校からのスタートであっても結果はついてくるはずです。一つだけ注意点をあげるとすれば、高校生活を大事にすることです。文化祭や球技大会、部活、体育の授業、交友関係などを犠牲にするのはお勧めできません。