東大受験のきっかけ
私の東大受験は、高2の時に学校の友人の勧めで受けた夏の東大本番レベル模試から始まりました。得点を取るためというよりは東大入試の傾向を知り、今自分は合格からどれほど離れているのかを知るために受けました。結果は散々でしたが、案外悪くない科目もあり、「東大目指せるかも」と思い東大を志望校に設定しました。
高2までの勉強
高2までは、「学校の勉強をしていれば十分」という学校の先生の言葉を信じ、定期考査対策しか勉強しませんでした。
高3秋までの勉強
一言でいえば、「身が入らない」状態が続きました。模試のA判定にかまけてあまり真剣になれませんでした。唯一数学は好きだったので、他教科のやる気が出ないときは数学ばかりやっていました。おかげで数学は伸びましたが、苦手な日本史や古典を放っておいてしまったのは反省点です。ちなみにこの2教科は4月から東進に頼りましたが、授業を受けているだけでは実力が上がらないことを実感しました。
高3秋の勉強
特殊な事例にはなりますが、私は10月に片頭痛を発症しました。模試は体調不良で早退を繰り返し、模試恐怖症のような状態になりました。「受からないかもしれない」そう思い始めました。夏まで漫然と過ごしてきたツケが回ってきた時期でもあり、成績は徐々に下がっていきました。メンタルが蝕まれ、何度も逃げ出したいと思いましたが、秋の模試ラッシュが終わった頃、その解放感からメンタルの回復に成功しました。
高3冬の勉強
片頭痛への対処法がはっきりし、再び勉強に打ち込めるようになったので、共通テスト対策を本格化させました。特に年明け以降は2次の勉強をすべて一時停止しました。予想問題をとにかく解きあさった結果、苦手な国語で安定した点数が取れるようになったことは自信につながりました。共通テスト後は東大の過去問に明け暮れました。自分は(上記のような事情もあり)過去問演習量が圧倒的に劣っていたため、人一倍真剣に取り組みました。それから、ずっと放置していた模試の復習に手を付けましたが、もっと早く始めておけばよかったと後悔するほど有益な情報がいっぱいでした(模試の復習は2学期頃をお勧めします)。この時期にようやく秋までの遅れを取り戻し、合格点を取れるプランが立ち始めましたが、昨年の過去問の難易度が異常に高かったため、最後まで不安は払拭できませんでした。ちなみに私大の過去問はほぼやりませんでしたが、英語だけは速読の練習教材として活用しました。
科目別の勉強法
高1までに文法を完成させ、後は読解、単熟語の暗記を中心に行いました。熟語は軽視されがちですが重要です。
中学時代から得意でした。高2からは名門大学の過去問をネットで拾っては解き、解法の幅を広げました。
苦手でした。ですが、現代文・古典とも高3以降の演習量によって克服出来ました。決してセンスではありません。古典の文法と単語だけは早めにやっておくことをお勧めします。
共通テストに必要な知識をいかに早く覚えるかが勝負です。これをクリアしないと過去問演習に入れません。夏に完成できると理想的です(自分は日本史を放置し続け、最後まで伸び悩み苦労しました)。
生活習慣
YouTubeやTwitterは最速で封印しましょう。できるとかなり勉強効率がアップしますよ(私は11月から封印しました)。