■共通テスト得点 959点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
66 |
+ |
65 |
+ |
48 |
+ |
40 |
+ |
28 |
=247/440点 |
自己採点 |
70 |
+ |
70 |
+ |
40 |
+ |
50 |
+ |
30 |
=260/440点 |
■受験した感触・・・ 傾向が変わった科目もあったけれど、何とか対応できた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
各教科バランスよく
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
初めに
私には特に秀でた科目がありませんでしたが、苦手な科目もありませんでした。どの科目が難化しても易化しても、必ず合格点をとれるようにすることを日々考えて学習スケジュールを立てていました。本番も特定の科目に頼ることがないので、落ち着いたメンタルで試験に挑むことができました。教科バランスが良いことは合格確率を高めるうえで重要だと思います。以下、時期ごとの勉強の様子を書いていこうと思います。
高1
東進には入っていませんでしたが、東進模試は定期的に受験していました。共通テスト模試での得点をあげるための勉強と数学の範囲学習をしていました。12月までに数学Ⅲの範囲学習を終わらせました。2月には東大入試同日体験受験を受け、初めて東大形式の問題に触れました。高1の段階から東大入試の試験時間、配点、傾向などを知っていたことは、受験勉強を進めていく上で大きく役立ちました。
高2
5月に東進に入学し、スタンダード物理と高2ハイレベル現代文トレーニングを受講しました。夏までに全教科の基礎を固められた実感があったので、9月からは東進衛星予備校で英語、数学の東大対策系の講座を受講しました。これらの講座を完璧に習得するために膨大な時間が必要でした(数学は1コマ6時間くらいかかった)が、おかげで英数は2月の東大入試同日体験受験で満足できる点を取ることができました(英75、数73)。3月は東大対策化学を受講しました。高2後半は全く物理の勉強をしませんでした。一度範囲学習を終えていたので結果的に高3で巻き返すことができました。この時期に理科をあまり優先せず、英数に時間を割いたのは正解だったと感じています。
高3
4~6月を使って、今まで受講した英数物化の講座の復習を行い、過去問演習を開始する準備をしました。物理は東大特進を利用しました。苦手な科目を作らずバランスよく得点できるように意識して勉強しました。7月から過去問演習を開始しました。過去問演習は2014年度からの11年間を12月まで続けました。2010年代の数学が近年に比べて易しいので高得点がとれて油断し、年度が新しくなるにつれて得点できなくなってしまったので、過去問の難易度推移を初めに確認しておけばよかったなと感じています。過去問演習と並行して、東進の東大特別演習を利用しました。過去の東大模試の問題をたくさん解くことができたので直前期の演習量確保に役立ちました。1月以降は精神的に不安定になり一日の勉強時間が3~4時間しか取れませんでした。それでも合格できたのは早くから東大対策を始めたことと苦手科目がなかったことが大きいと思います。
教科ごとの勉強法
過去問演習を通して東大のための英語力を磨こうと頑張りました。長文はすべて音読して理解するようにしていました。リスニングは東進のアプリを使用していましたが、毎日継続することはできず、たまに聴く程度だったので、本番はリスニングで大コケしました。リスニングは毎日コツコツと努力したほうがいいと思います。
夏に過去問演習以外で数学の問題に触れず演習不足だったことが、その後の伸び悩みの原因です。東大レベルの問題をできるだけ多く演習するとよいと思います。確率漸化式、存在条件、空間図形の求積などの頻出単元は一度にまとめて学習し、体系的に解法を選択できるようにするとよいです。試験時間150分の使い方については、最後の30分を見直しにあてることをおすすめします。極端な下振れを防ぐことができるようになります。
■東進東大特進コースについて
通期講座
- 東大対策数学[Ⅰ・A/Ⅱ・B]ー中級から上級そして超上級へー
東大で頻出の分野を中心に、高校数学を幅広く学習できます。量が膨大ですが、東大数学に必要十分な内容だと思うので、時間をかけてでも完璧にすることをおすすめします。特に論理編はおすすめです
東大化学では難問はあまり出ないので、基礎知識を体系的にまとめることが大切です。この講座での鎌田真彰先生の丁寧な解説により、どのように解けばいいのかがすぐに思いつくようになりました。また、演習量も確保できる上に、授業で扱うすべての問題に解答時間の目安が設定されているので、時間を意識して問題に取り組め、東大化学で必要なスピーディーな処理能力も養われます。
東大特進コース
苑田尚之先生の東大物理を受講しました。時間がかかる講座ですが、この講座のおかげで物理の得点を40点以上で安定させることができました。私は直前期には他の科目に時間を割くためにこの講座を取らなかったので、結果的に力学と波動のみを利用しましたが、苑田先生に物理学とは何かを正しく教えていただいたことで、他の単元でも努力の方向性を間違えずに物理を学ぶことができました。
過去問演習講座
解説授業が詳しいのでとてもおすすめです。過去問は大学の出題意図を正確に把握し、どのように勉強すればいいかの道標となります。細かい分析をされている各教科の先生方のお話を聞くことで、東大入試問題の攻略の仕方が分かりました。
東京大学特別演習
過去の東大本番レベル模試の問題をたくさん解くことができるので、直前期の演習量の確保に役立ちました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
私は田舎に住んでいるのに、同級生に東大理系志望が二人もいるという恵まれた環境で受験生活を送ることができました。彼らとは3人で東大の入試問題について積極的にコミュニケーションをとりました。このようにして3人がお互いを高めあい、3人とも合格することができました。苦しい受験勉強の中でも学問の楽しさを忘れることがなかったのは彼らのおかげですし、3人で話したことは最高の思い出です。後輩の皆さんも周りの友達、特に同じ志望校の友達を大切にして、お互いに良い影響を及ぼしあってほしいと思います。応援しています。