ページを更新する ページを更新する
メインビジュアル

兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 理科一類

西村 航さん

■共通テスト得点 846点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 65 72 53 48 22 =260/440点
自己採点 65 85 40 45 20 =255/440点

■受験した感触・・・ 全体的にむずいけど数学4完で耐えたかも?確信はないな

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B

確実に積んで、自信を持つ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大志望になるまで

 私は高一の頃から漠然と東大に行きたいとは思っていましたが、本気で東大を目指そうと思ったのは高三になってからかもしれません。というのも、高三以前に東大に行きたいと思ったのは、私は将来にやりたいことを全く考えておらず学部を選ぶことができなかったからです。高三になってから、入りたい学部を考える時間が十分にあり、高い志を持った仲間と共に総合的な能力を高めあうことができる東大の唯一無二の環境に惹かれ、東大理一を受験する意志が固まりました。

勉強に関して

 まず、勉強に対する向き合い方が大切です。私自身は学校行事に積極的に参加するタイプだったので、なかなか勉強に本腰を入れられませんでしたが、勉強に対するモチベーションは保ちました。勉強は自分の人生を決めるために必要なものなので、義務感でやるべきではないと思います。自分の夢に向かって、勉強に対して前向きな姿勢を持ちましょう。
 共通テストについては、二次試験の対策で頭が回らなくなる前に、早めから対策をしましょう。特に二次で使わない社会や情報などを放置しておくと後で地獄を見ることになります。私は共通テストの対策はある程度していたつもりなのですが結果足切りギリギリでした……そのあとも足切り発表まで引きずって二次試験に集中しきれませんでした。共通テストは早めに点数を固めておくことで心配の要因を減らし、じっくりと二次試験の対策ができます。また、共通テストでは単に学力だけでなく集中力の持続力も問われるので、共通テストの模試を受けましょう。
 二次試験については、自分の得意教科・苦手教科を把握し、自分に合った目標点を立てましょう。目標点は最終目標点以外にも、時期ごと、模試ごとの目標点を立てると自分の進度を確認できていいでしょう。また、確実に合格につなげるために最終目標点を合格最低点より十分高く持ちましょう。
 続いて二次試験の各科目についてです。
  • 英語 私は英語が苦手科目だったので、65点が目標でした。あまり参考にならないかもですが……傾向が急に変わることが十分あり得る科目なので、対応できるよう臨機応変な戦略と総合的な英語力を持つことが重要だと思います。
  • 国語 私自身は東大特進の授業に頼っていました。国語はあまり時間をじっくり使って勉強する科目ではないかもしれませんが、共通テストで困らない程度には勉強することをお勧めします。また、理系なら古文漢文の平均点が低く古文漢文を得点源にすると有利になるので、古文漢文を固めておくのも一つの戦略です。
  • 数学 私は東進衛星予備校の方で数学特待制度を取り、東大理系数学までを高一までに一通り終わらせました。なので、そこから二次試験本番まではひたすら演習を積んで答案の精度を上げていました。数学は長期的に継続してやることをお勧めします。
  • 理科 最終的な目標は物化ともに40点でした。物理は初見の現象や装置がもとに出題されることが多いので、公式にとどまらない本質的な理解が必要です。化学は初見のものがほとんどですが問題文中に必要な情報があるので問題文を注意深く読み必要な情報を適切に判断することが必要です。どちらも、参考書などで基礎事項を十分に使いこなせるようになったら過去問で感覚を積むのがよいでしょう。理科は特に時間配分がシビアなので、精度ももちろん大切ですが決まった時間で最大限に点を取る練習もしておきましょう。

■東進東大特進コースについて

  • 東大本番レベル模試

東大本番レベル模試は東大本試験のレベルとかなり近く実践的だと思います。年に4回あり、返却までに1週間ほどしかかからないので、記憶が鮮明なうちに復習ができモチベーションや危機感を維持することができます。非常に役に立ちました。

  • 授業

私は自分に必要な科目の授業をほとんど全部受けていたので授業を紹介しきれないのですが、それぞれの授業に特徴があり、どの授業も質の高い授業で非常にためになりました。また、対面授業では先生だけでなく一緒に東大を目指す仲間とも一緒にいるので、モチベーションの刺激になりました。

  • 東大特別演習

自分の過去問演習と東大本番レベル模試の結果をAIが分析し自分の苦手分野をあぶりだしてくれました。自分の苦手分野を照らし合わせながら豊富な教材を使って演習し添削も受けることができたので、学力向上に大いに役立ちました。また、直前期に新たに出たテストゼミは自分の実力を知りつつ本番を意識した演習ができてとても良かったです。

  • 東進リスニングアプリ

私は英語が苦手で、特に二次試験のリスニングが得点源にできなかったことに悩んでいましたが、このアプリを使って雑音の入ったリスニングもアクセントやスピードにかかわらず安定して聞き取れるようになりました。本番は例年より難しい印象でしたがあまり大きく崩れることなく乗り越えることができました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 まず、目標点を高く持ちましょう。毎年何らかの科目が難化または易化するので、点数はかなり揺れます。なので、確実に合格に持っていくために、合格最低点ラインより十分高い目標点を持ち、それに向けて着実に勉強を積みましょう。そして、入試本番はどうしても緊張します。合格を勝ち取るために、他の受験生に負けない強い自信を持って会場に臨みましょう。あと、共テもなめずに対策しましょう。圧縮されるとはいえ、心配の要因にしてしまっては二次試験で全力を出せません。総じて、着実に勉強を積んで強い自信を持てば合格にぐっと近づきます。最後まで目を通していただきありがとうございます!頑張ってください!!応援しています!!