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2018年 12月 28日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第11話

担任助手の先生は開口一声こうおっしゃいました。「何?落ち込んでの?」「はい…」と力なく答えた僕は何故こんなにも落ち込んでいるのかを説明するために、先ほど書いた内容を伝えました。そうすると、先生は僕にもっとポジティブになるべきだと伝えたあと、こうおっしゃいました。

「だってさ考えてみなよ!ここから受かってみろよ、めちゃくちゃかっこいいよ?」

その言葉で僕はもう一つの軸を見つけました。

「挫折した分、成功は輝く。」僕が今まで経験してきた挫折を、成功を際立たせるための背景にするのか、ただの挫折にするのかは、僕次第。僕はまた走り出しました。あの過去も意味があったんだと胸を張って言えるようになるために。

もう一つの面談は親と担任との三者面談でした。前を向いたとは言え、現実的に東大に受かるのは難しかったです。担任助手の先生に励まされたものの、依然、気持ち的に弱くなっていた僕は、私立文系に転向しようと考えてました。文系科目なら演習で結果も出てましたし、元々、早慶上智以上に行ければそれでいいと思っていました。伝えた次の瞬間母がキッと厳しい顔つきで僕に言いました。

「ちょっと成績が悪かったくらいで楽な方に流れるくらいの覚悟なら、受験なんて辞めちまえ!!」 

ハッしました。僕がなんでこの受験をしているのか。変わるためでした。抜け出すためでした。大事なところでいつも逃げ出す自分から。そんな自分が招いた自堕落な人生から。

僕は思い直しました。自分が今の成績から目指せる最高の大学を目指そうと。

担任先生と話し、東京外国語大学を目指すことになりました。

2018年 12月 27日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第10話

夏合宿、僕は今井宏先生のクラスでした。僕が初めて東進で受講した講座の先生です。

クラスのレベルは上から2番目のH1。死ぬほど頑張りました。正直辛かったですよ。でもここを乗り越えなきゃ、満点を一度でもいいから取らなきゃ、自分は後悔したまま受験をする、そして後悔したまま受験に入ってしまった自分に一生失望し続ける。そう思って必死に食らいつきました。何度も何度もあと数点足りません。それでも。やらなきゃいけない。頑張って頑張って、一回満点を取ることができました。借りを返せた。自分で納得するまでやりきって成果を出せた。それが嬉しかったです。

夏合宿で英語漬けだったからでしょうか。夏休みのセンター演習で急に英語の点が伸びました。それまでは157点が最高だったのですが、一気に160~170点台を取るようになったのです。一番調子の良いときは、182点を取りました。

世界史もこの頃から少しずつ、80点台を取れるようになりました。

遂に成果が出てきた。そんな実感がありました。このまま一気に合格できるんじゃないか。そんなことも考えましたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。

8月センターレベル模試では、必ず結果を出すように担任助手から言われていました。ここで結果を出した人が合格を勝ち取っているからです。僕も相当気合をいれて、ここでダメなら落ちる、くらいの気持ちで模試を考えていました。こんなにテストに対して本気になったのは初めての経験でした。だからでしょうか。1週間前から震えが止まらなくなりました。常に身体の奥がブルブル震えているんです。全く勉強に手がつきません。そんな状態で8月模試がやってきました。結果は惨憺たるものでした。高3になってから過去最低得点でした。もうどうしたらいいのかわからなくなりました。

正直、そろそろ報われると思っていました。今まで散々な結果でも、「それでも」と立ち上がれたのは、まだ結果出る量に達していないからと思ってもいたからです。けれど8月模試は違いました。もう流石に結果が出るだろ。いや出ないわけない。手応えもあるし、実際に演習で結果も出ている。その中での過去最低得点でした。「8月に結果を出さなきゃ落ちると言われたのに、結果を出せなかった。」その事実が重く僕にのしかかりました。ひどく落ち込みました。弱気になりました。笑えなくなりました。

そんな中、2つの面談が僕を救ってくれました。

一つは担任助手との面談。

もう一つは親と担任との三者面談です。 

 

つづく

2018年 12月 26日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第9話

高校2年生の元旦、ぼくは友人と二人で東進で勉強していました。確か校舎にいたのは僕らだけだった気がします。勉強が全くできなかった僕は、誰よりも勉強するようになっていました。

その調子で、勉強をし続け、気づけば高校3年生になろうとしていました。

勉強をがむしゃらに頑張っていた僕ですが、当時の僕はある重大な壁にぶち当たっていました。

成績が伸びない。

やるべきことをやっていて、なおかつ誰よりも量をやっているにもかかわらず、全く成績が伸びないのです。

模試を受けても受けてもE判定。ここからだ、ここからだ。そう言って心を奮い立たせていましたが、時折、僕は本当に正しいんだろうかと不安に襲われました。

そんな苦悩をお供に、僕は高校3年生になりました。

高校3年生

春は高校2年生後半と特に変わることはありませんでした。なんせ、もう高校2年生の頃から受験生より勉強していましたから。

ただ、唯一変わったことは模試を受ける数が増えたことです。

大手予備校では同時期にセンターレベルの模試や記述の模試を実施するので、土日は模試を受けることが多くなりました。

そんななか、K合のセンター模試でなんと早稲田大学教育学部でC判定を取ったのです。意外でした。なぜなら国語以外そこまで点数が高くなかったからです。とはいえ初めてE以外のアルファベットがあったのでちょっと嬉しかったのを覚えてます。

上々の滑りた出しを見せたかのようでしたが、残念なことにこれはまぐれでした。

この後の模試は全部E判定。ここからだ、ここからだ。いつものように心を奮い立たせました。

結果の出ない僕にできることは一つだけ、誰よりも勉強し続けること。誰よりも早く校舎に来て、誰よりも遅く校舎で勉強を終えることでした。

必死で勉強していた6月頃、担任助手の人にある誘いを受けました。「夏合宿行かない?」あの地獄の合宿です。正直、行きたくありませんでした。理由は辛いから。僕は「いや、夏は数学やりたいので、英語だけに1週間は使えません。」とそれっぽい理由をつけて断りました。

けれど、心はずっと叫んでました。

「また逃げるのか、中学の、あの時みたいに。」

「冬合宿で満点を取れなかった負け組のまんまだな。何も変わってないじゃないか、あの頃と。ここで逃げたら、お前きっと一生逃げ続けるぞ。お前は結局何も変わってないって思いを抱きながら、受験するんだ。変わるための受験なのに。」

考えて考えて、締め切り当日に、僕は覚悟を決めました。

「先生、僕、やっぱり夏合宿行きます。冬合宿一度も満点取れなかった借りを、返してきます。」

夏休みが始まってすぐ、僕は夏合宿の宿舎に向かうバスの中で英単語のアクセントを叫んでました。

 

つづく

2018年 12月 25日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第8話

遂にこの物語も8話。佳境ですね。

そんなこんなで10月模試がやってきました。

東進に入ってからの成果を見せる!そう思って受験しましたが、思うような結果はでず、偏差値は40代。

同時期に第一志望でA判定をとってるやつもいる。そんな奴らにここからどうやって追いつけばいいんだろう、と少し不安になりました。そんな時、担任助手の先生との面談で、今でも忘れられない言葉をかけてもらいました。

「あなやま、すぐに東大A判定のやつなんかには追いつけないよ。」

「けどさ、勉強量なら明日からでも東大A判定のやつに勝てる。」

「それにさ、東大A判定の奴より勉強しなかったら、一生東大A判定のやつには追いつけない。だから、今日から東大A判定のやつにも、勉強量で負けんな。」

その時、僕はとても大切なことを知りました。僕の人生の軸と言ってもいいかもしれません。

「追いつきたい奴がいるなら、量だけは追いつきたい奴に勝つ。」

たしかに、効率は悪いかもしれないです、質も低いかもしれない。けど、だからって量だけは負ける訳にはいかなかったんです。なぜなら、そこで負けちゃったら、もう二度と追いつけなくなる。僕のような弱っちいヤツが、強者に必死に食らいついていくために必要なのは、がむしゃらにやることでした。

さらにこの頃、友人も勉強に本腰を入れ始めました。それまで僕の独壇場だったグループ内向上得点ランキングで、抜かれはじめたのです。

この時期くらいから、心の中で彼をライバルとしても認識するようになりました。

僕は勉強の量を、さらに増やしました。受講期限が迫っていないのに、1週間に12コマ受講したこともありました。学校や週3の部活をやりながらです。

めちゃくちゃ勉強しました。この頃から受験生が帰った後も、閉館ギリギリまで勉強するようになりました。下手な受験生よりよっぽど勉強していました。平日4〜5時間は当たり前。土日は幸運にも部活がなかったので、10時間は最低でも勉強していました。

そんなこんなで12月模試が来ました。以前よりも少しずつ点数が上がってきているのがわかりました。夏には90点程度だった英語は130点代を取れるようになりました。この頃から、少しずつ文系科目で偏差値57前後を取れるようになり始めました。

東進では冬合宿にも参加しました。猛烈に勉強をしたのですが、ここで僕は、質を高めることに勉強のステージを進めました。勉強量だけでは、勝てないということを身をもって体感したからです。 

冬合宿では毎授業後にテストがあります。クラス内でいくつかの班にわかれて、その確認テストの班内平均点で競い合うのですが、これがみんな満点を取ってくるんです。

量やる時間があるなら僕も満点をとれたでしょうが、なにぶんテスト対策に充てられる時間には制限があります。効率を度外視しすぎた僕のやり方では限界があり、一度も満点をとれず、完全に班のお荷物になりました。

悔しかったです。そこでどう質を高めるかにフォーカスしていくわけです。

「この勉強は、なぜやるのか、どう効果的なのか。」

そういったことを、考えるようになりました。

 

つづく

2018年 12月 24日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第7話

東進に入ってすぐに、夏に受けた模試の結果が帰ってきました。

帳票を見て僕は愕然としました。あんなに頑張ったにもかかわらず、偏差値が38だったからです。

以前の僕なら、「どうせ」と諦めていたかもしれません。しかし、成長した僕は違いました。

「でも」そう言って僕はここからどうやって成蹊での誓いを果たすかを考えました。

この時、僕は面談時にとんでもないことを言いました。

「先生、僕、東大を目指します。」

信じられますか?偏差値38の高校2年生が東大を目指すと豪語したんです。しかし担任は目指せと言ってくださりました。

それから僕は、週6コマくらいのペースで毎日東進に通いました。

東進では、高速基礎マスターや受講に関してランキングを張り出してました。多くやったらランキングに載るのですが、ぼくはそこに載るようになりました。

担任助手の方はそんな僕を褒めてくださりました。嬉しさよりも驚きの方が多かったです。今まで努力できることは当然で、努力できない僕はダメなんだと思い続けてきた僕にとって、努力が褒められるという経験が新鮮でとても嬉しかったのを覚えています。

嬉しくて、どんどん受講しました。ランキングを見るのが当時の僕の楽しみでした。

この頃、グループミーティングで友人ができました。

彼は僕よりも早く入っていましたが、勉強量は僕の方が多かったです。なのでこの時は、彼は単に友人でした。

 

つづく

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