わが子の特性、個性、能力を
最大限に発揮できる
入試方式を選ぶために

2021年度入試では、「大学入学共通テスト」がスタートするほか、一般入試が「一般選抜」に、推薦入試が「学校推薦型選抜」に、AO入試が「総合型選抜」に変更されます。受験生にとっては、自分に合った試験を選んで受験したり、同じ大学を複数回受験することが可能になったりするメリットがある一方で、大学にとっては、アドミッション・ポリシーに合ったモチベーションの高い学生を入学させることで、教育や研究に好影響を与えられるメリットがある新たな入試方式。

なぜ、どのように変わるのか、把握していますか? お子様と共に志望校を検討する前に、その背景を理解し、それぞれの入試の特色や狙いを知ることで、親世代の受験イメージを更新しましょう。

入試方式別に見る、大学入学者の今

現在、私立大学における一般入試による入学者の割合は半数を下回り、推薦入試・AO入試による入学者は全入学者の半数を超えています(54.1%)。国公立大学でも推薦入試・AO入試の導入が進み、国公立大学を合わせると約5人に1人が推薦入試・AO入試による入学者です(19.3%)。


国立大学では、2015年より入学定員全体の30%を推薦・AO入試や国際バカロレア入試からの入学者に割り当てることが目標とされているため、今後さらに拡大することが予想されます。

大学入学者の入試形態別割合(2019 年度)

出典:文部科学省「平成31 年度国公私立大学入学者選抜実施状況」

なぜ入試方式は多様化するのか?

これまで私立大学を中心に推薦入試・AO入試が拡大した背景には、入学者を早く確保したい大学側の経営戦略と、早く合格を決めて安心したい受験生・保護者の心理が合致したことが挙げられるでしょう。しかし、少子化が進み、2000年には132万人だった高校卒業者は2019年には105万人となりました。大学進学率も54.8%に上昇しています。

グローバル・AI化とともに社会が大きく変化し、大学で学ぶ理由も多様化が進む現在、大学入学はゴールではありません。学力試験を課さないケースも多かった推薦入試・AO入試に代わる学校推薦型選抜、総合型選抜では、各大学が実施する評価方法(小論文、プレゼンテーション、資格・検定試験の成績等)か、大学入学共通テストの少なくともいずれか一つによる評価が必須となります。

個人の特性や能力だけでなく、学力と合わせて多面的・総合的に評価することで、どんな学生がどんな環境で何を学ぶかという未来志向にシフトしているのです。

どう変わる?
「学校推薦型選抜」と「総合型選抜」

学校推薦型選抜の推薦入試からの変更点


①各大学が実施する評価方法等(例:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等)、大学入学共通テストの少なくともいずれか1つによる評価を必須化。
②本人の学習歴や活動歴を踏まえた「学力の3要素」に関する評価を記載すること、大学が選抜でこれらを活用することの両方を必須化。


総合型選抜のAO入試からの変更点


①調査書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法等(例:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等)、大学入学共通テストの少なくともいずれか1つの活用が必須化。
②志願者本人の記載する資料(例:活動報告書、入学希望理由書、学修計画書等)の積極的な活用。


さらに今年は、新型コロナウイルス感染症対策として、学校推薦型選抜・総合型選抜共通の配慮事項が検討されています。出席日数が少ないことや中止・延期等となった部活の大会や資格・検定試験に参加できず結果が記載できいことで不利益を被ることのないよう配慮することや、努力のプロセスや大学で学ぼうとする意欲を多面的・総合的に評価することなど(5月14日現在)実施時期についても、国立大学協会と文部科学省との話し合いの場で繰り下げが検討されています(5月18日現在)。

しかし、私立大学を受験する場合、総合型選抜では出願開始前に「エントリー」期間を設けるなど、早期に学生確保に動く大学も多くなる可能性が高いので、志望校の情報はこまめなチェックが欠かせません。


2021年度は、共通テストの導入や新型コロナウイルス感染症の影響など、入試動向の予測が難しいことから、早期に進学先を確保したい受験生が総合型選抜や学校推薦型選抜に集中することが予想されます。どの大学で何を学びたいかを検討するお子様に、多様な入試方式から何を選ぶか、お子様に合った方法は何か、保護者がアドバイスできることを考えておきたいものです。東進では進学情報をはじめ教育講演会や説明会で、常に最新の情報をお知らせしています。

参考文献/東進進学情報

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