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入試のしくみ
特別選抜(学校推薦型・総合型選抜)
出身高校の校長から推薦を受け、高校が発行した調査書などで合否を判定する入試制度で「公募制推薦」と「指定校制推薦」に分かれます。
a.公募制推薦
全学部・学科が共通の問題を用いて同じ日に一斉に試験を行う入試方式です。複数の学部への併願が可能な大学もあります。一般選抜とは別日程で実施するため、同じ学部・学科を二度受験することが可能になるだけでなく、併願校との日程重複回避に利用することができます。
b.指定校制推薦
大学が指定する高校や大学の附属(系列)高校からのみ出願が可能(大学が指定する高校の場合、募集人員は1高校あたり1~2名であることが多い)です。そのため専願が前提で、合格した際の入学辞退は原則として認められません。
c.地元枠推薦(地域枠推薦)
公募制推薦・指定校制推薦の一部で、大学卒業後に大学の所在地で活躍することを出願条件として設けられた募集枠による推薦をいいます。地域によって深刻になっている医師不足を解消するため、特に国公立大学医学部の学校推薦型選抜で地域枠を導入するケースが多く見られます。
なお、公立大学では大学設置の趣旨から、学部を問わず地元出身者を優先して入学させる方式として地域枠があります。この他、スポーツ推薦やカトリック推薦・クリスチャン推薦など、特殊な精度を設けている大学もあります。
出願にあたって特に確認しておかなければならないのは、「学業成績」「卒業年度」「併願の可否」です。
a.学業成績
国公立大学の場合、「全体の学習成績の状況」(全体の評定平均値から名称変更)が4.0以上、学習成績概評ではAもしくはB以上を求める場合が多く、私立大学では全体の学習成績の状況が2.7以上、学習成績概評ではC段階以上(難関大学では、全体の学習成績の状況が4.0から4.5以上、学習成績概評A以上もある)が多い状況です。
b.卒業年度
出願が認められているのが卒業見込生(現役生)のみの大学もあるので、高卒生の場合、出願が可能かどうかは入学者選抜要項や募集要項で確認する必要があります。認められていても卒業年度に制限がある場合があるので、確認が必要です。
c.併願の可否
学校長の推薦を受けて出願するため、基本的に併願は不可ですが、大学によっては認めている場合もあります。ただし、認められている場合にも条件があるケースもありますので、必ず確認するようにしましょう。
このほか、取得資格・検定試験(特に英語)を条件とする大学も増えていますので、大学ホームページや募集要項等で確認しましょう。
書類(調査書、推薦書、志望理由書など)、小論文(作文)、面接、口頭試問、プレゼンテーション等で選抜するケースが主ですが、共通テストや学科試験を課す大学も多く見られます。
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