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「働き方改革」「新しい生活様式」の時代
未来の仕事や職業をどうとらえるか

リモート会議や在宅勤務の導入、コンピュータやAIの発展に伴うICT(情報通信技術)活用など、仕事や職業を取り巻く環境は一変しました。これから「働き方改革」や「新しい生活様式」の浸透した社会を生きていくお子様の未来の仕事や職業を、どのようにとらえたらよいでしょうか。

大学で学ぶ時間の先には、社会人として仕事をする時間が長く濃密に続きます。2013年に英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン博士が発表した「雇用の未来」における10年後に消える仕事のリストも記憶に新しいなか、親の立場からも思いをはせずにはいられない問題でしょう。

お子様にとっても、自分はどんなふうに働きたいかを今考えることは、将来の大学の学びにつながる大切なステップです。それは不安ではなく、ワクワクであってほしいもの。不確実な社会において、遠い未来を予測することは難しくても、現在が未来へつながっていることは確かです。職業や仕事についての価値観や将来の働き方のグランドデザインを、親子で見直してみるのに、今ほど絶好のチャンスはありません。

求められている
「コミュニケーション能力」とは

2020年の就活では、コロナ禍の影響を受けた合同企業説明会などのイベント自粛や、オンライン面接への切り替え、経済悪化による新卒採用の取りやめ等が起きました。しかし、業界・企業・学生がそれぞれの立場で苦戦を強いられながらも、2021年3月卒業予定の大学生の就職内定率(内々定含む)は12月1日時点で93.4%。例年並みの水準に届こうとしています(リクルートキャリア調べ)。本来、景気動向に左右されやすい就活ですが、人間の適応力は捨てたものではありません。日本経済団体連合会(経団連)は、毎年「新卒採用に関するアンケート調査」を実施し、採用で重視した点を集計しています。それによると、最も求められたのは15年連続で「コミュニケーション能力」。以下、「主体性」「チャレンジ精神」「協調性」が続きます。企業が求めるのは「企業・社会の一員としてのコミュニケーション能力を持ち、やるべきことを主体的に考え行動することができるチャレンジ精神に富んだ人材」ということができるでしょう。


一方、「人生100年時代」を迎え、高度成長期時代の年功序列モデルを土台とした日本の企業風土は大きく変わってきています。リモートワークの導入や副業の容認などが進み、起業や個人活動、プロジェクトやコミュニティでニッチトップが目指せる時代でもあります。今求められるコミュニケーション能力とは、もはや限られた領域の対人的なものではありません。言葉も価値観も文化も違う人や、ロボットやコンピュータと協働する社会に不可欠な能力として、複雑な状況における答えのない課題や未知の課題に向き合い、試行錯誤しながら意欲的に取り組む原動力となるはずです。ネットやグローバル社会においては、相手は企業や国を越えた「世界」。成績の良し悪しさえ絶対的な強みとは言い切れない世界で、余人をもって代えがたい存在感を放つコミュニケーション能力が、あらゆる仕事の可能性を広げるものとなるでしょう。その可能性の種は、お子様が好きなことをとことん追究する姿や、自ら課題を見つけて学ぶ姿に隠れているものかもしれません。保護者も視野を広げて、共にワクワクしながらその芽を育んでいきましょう。

お子様の夢を共に描くことから始めよう

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親子で語りたい
働くこと、生きること

ユネスコが1996年にまとめた教育の4つの理念は、「知ることを学ぶ」「なすことを学ぶ」「共に生きることを学ぶ」「人間として生きることを学ぶ」というもの。2010年、新たに「自らと社会を変えることを学ぶ」が追加されました。既存ルールに合わせて知識を詰め込むばかりでなく、自らが求める未来社会はどのように変わるべきかを考え、実践しようというものです。世界は、自分の生き方を支える常識や価値観について、リスクや不確実性も踏まえて、公正かつ冷静・批判的に考えられる力を求めています。



自宅で過ごす時間が増えた今こそ、親子で働くことや生きることについて、少しずつでも本音で語ってみたいもの。価値観が多様化し、残念ながら親のアドバイスでさえもお子様に対して的を得ているかどうかはわかりません。しかし嘆くこともありません。世代や背景が違うのですから意見は違って当然。実践したいのは親の正解を押し付けることではなく、お子様の常識や価値観とのすり合わせから未来を切り開くことです。

「ぼく(私)にはこんな夢があるんだ」という話になったら、先回りや否定をせずに、お子様の言葉に耳を傾け、お子様の好きなことや新しい側面を発見していきましょう。お子様に自信と勇気を与え、親子で夢を引き寄せる心構えです。

  • ✖️「そんな夢、通用しないでしょ」→否定しない
  • ✖️「いや、お父さんの考えはこうだ」→遮らない
  • ✖️「仕事とはな…人生とはな…」→押し付けない
  • ✖️「どうして?なんで?いつ?」→問い詰めない
  • ✖️「お母さんの時はこうだったのよ」→比べない
  • ✖️「…………………」→固まらない、無視しない
  • ○「そうか、ぜひかなえていこうよ」→共感する
  • ○「夢があるんだね、夢は大切だね」→受容する
  • ○「その話、ぜひ聞きたかったよ」→関心を持つ
  • ○「なるほど、すばらしいね」→あいづちを打つ
  • ○「話してくれるのか、うれしいな」→信頼する
  • ○「すごいなあ、すてきなことだよね」→ほめる

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「好きなこと」
から始める職業研究

親子で未来の仕事や職業について語る時、役立てていただきたいのが東進ドットコムからアクセスできる職業案内サイト『未来の職業研究』です。現在、30カテゴリー533職種を紹介しています(2020年1月現在)。知らなかった職業や考えたこともなかった職業を見つけるのはもちろん、これから好きになりそうな職業や、純粋に「面白い!」「挑戦したい!」と思える職業に出会ってください。その際、お子様が自分の好きなこと(や嫌いなこと)を具体的にリストアップし、その理由を分析しながら、挑戦したい分野を探すのも良いでしょう。お子様が自ら情報を取りに行き、取捨選択や比較検討することで、進みたい仕事やなりたい職業に対する価値基準が立ち上がってくるものだからです。目標にしたい職業が見つかったら、そのために必要な専門知識や力を身につけられる大学・学部・学科を探すこともできます。

⇨11 変わる大学!親世代には目新しい学部・学科が続々登場



10年前に今の世の中を正確に予測できた人が果たしてどれだけいるでしょうか。「パソコンの父」と称されるアメリカの計算機科学者アラン・ケイは「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」という名言を残しました。お子様が好きなことや夢中になれることが多い今だからこそ、それぞれを掛け合わせることで他の誰にも真似できないニッチな目標と出会えるかもしれません。未来の仕事のグランドデザインを、お子様の現在から描いていきましょう。

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