変わる大学!
新学部・学科が続々登場
『新しい社会を生きるために、どの大学・学部・学科で何を学ぶか?』
18歳人口の減少やA I・I C Tの高度化、社会課題の複雑化を受け、大学の学びや在り方が大きく変わりつつあります。大学間や学部間はもちろん、産業界や海外・地域コミュニティとの連携、文理横断化、国際化、専門特化など、新しい社会に対応した大学が求められているのです。
2024年にグローバルな進展と新たな価値創造を掲げて東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して誕生した東京科学大学では、2025年に理工学系の学生と医歯学系の学生が交流・協働して学べる「医歯理工融合プログラム」を設置して研究やキャリアの新分野開拓を後押しします。 2027年9月には、東京大学が実に70年ぶりとなる新学部「カレッジ・オブ・デザイン」を開設します。文理を問わない研究テーマを学生自身が選び、世界で活躍する研究者や実務家による全ての授業は英語で行われ、個人やグループ、国内外インターンシップを課すなど、デザイン思考で社会課題に取り組む人材育成を目指すものです。
入試の形式をはじめ、教育の内容、大学の序列に及ぶ変化は、親の世代の大学・学部・学科のイメージに当てはまるものではなくなりました。大学選びにおいても、親の願望を押し付けたり、子どもの希望を反対したりする前に、学びの多様化に対応できる認識を備えておきましょう。
これからの大学受験は、「ここなら入れる」大学を消去法で探すのではなく、「ここで学びたい」と目的を定め、学び方・働き方・生き方へとつながっていく学部や学科を選択するもの。それには、お子様の人生に共感や関心を持ち、その夢から逆算して、どの大学のどの学部で何を学ぶかを一緒に考えたり、話をじっくり聞いたりすることが大切です。
お子様と未来の学び方や働き方を展望するヒントに、大学・学部・学科の新しい学びをダイジェストで紹介します。大学のポリシーや環境、お子様の将来につながる取り組みや研究を知っておくことで、大学選びから始まる人生のビジョンを、お子様と共に考えてみませんか。