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文理を超えて時代の課題に挑む!
大学の研究最前線

答えのある教科の学びを身につけるのが高校の学びだとすると、答えのわからない問いを取り上げて探求していくのが大学の学びです。AIやICTの高度化、コロナ禍の影響等からこれまでの常識や枠組みが大きく変わる今、大学では予測のできない未来に向けて新しい価値観やシステムの構築に取り組む研究が進んでいます。

さまざまな不都合や制約のある中で、実験や調査に挑戦する。歴史の検証やデータの積み重ねから、新しい思考や発見を得る。それがお子様の人生のビジョンを広げ、未来の社会を作っていく。大学受験を考えるとき、親の世代の感覚で理系・文系に分けたり、成績を前提に絞り込んだりするだけではなく、横断的に学べる学部の取り組みや、研究の先進性・独自性からもじっくり検討してみましょう。

大学の学部や機関による最新の研究をダイジェストで紹介します。「こんなアプローチがあるのか」「研究っておもしろい」そんな視点から見直してみると、ワクワクするような思わぬ選択肢が見えてきます。気になる研究をお子様と一緒に調べてみては。

法・経・商・社会学系統の研究

人々が相互に関係して作り上げてきた実社会を研究対象として社会の諸事情を系統立て、説明を試みます。政治、経済、法律など、生きていくうえで必要な社会制度を扱い、人々がよりよく共生できる社会を目指します。

中央大学 法学(民法)
「『法』で未来は変えられる」

法は私たちの行動を縛る強い力を持っている。それによって実現することは何だろうか。法は私たちが決めるもの。法学部では、私たちの未来を考え、より良いルールはどうあるべきかを考える。

東京大学 ゲーム理論、障害と経済
「ゲーム理論がおもしろい」

ゲーム理論は人間関係を科学する学問であり、経済学の観点から、私たちを取りまく制度をつくる際にも活用されている。社会現象全般に応用することでさまざまな現象をとらえることができるようになった。

慶應義塾大学 経済学(金融論)
「経済は『人間臭い』」

物理で扱う構成要素が「粒子」ならば、経済学の構成要素は「人間」。リンゴは必ず下に落ちるが、株価は投資家の予想や行動次第で上下する。物理法則とは異なる「人間臭さ」を包括した経済学を研究する。

慶應義塾大学 総合政策学
「社会を変革する若者たち」

現代社会の課題を、既存の学問の領域を超えて取り組み、解決へと導くために生まれた総合政策学。学生が自らのテーマとした社会問題をさまざまな学問を掛け合わせた視点で捉え、改善策を考え、それを実践している。

東京大学 農業史、日本近世史、農村史、家族史、環境史、コモンズ研究、食生活史、比較史
「穀物生産と社会的分業~農業がわかれば社会の仕組みがわかる~」

農学は「穀物の増産にまつわる人類の繁栄に貢献する総合的な学問」。土壌、水利、灌漑、作物、育種、林学、造園、畜産、昆虫学、食品加工等へと幅広い専門分野に広がって、地域社会構造研究と職業ネットワーク研究にもつながっている。

早稲田大学 大気環境化学
「大気環境を物質の視点から捉える~微量成分の観測と反応の研究~」

人類の近代史は大気を汚しながら発展してきた。その結果、生命を脅かす健康被害や地球温暖化をもたらしている。大気汚染原因物質を観測し、反応メカニズムを解明していかなければ、この流れは止められない。

筑波大学 ランドスケープエコロジー、ランドスケープデザイン
「好きなことを繋げて生み出す、人と環境のためのデザイン」

見た目の美しさや人間の便利さ主体の支配的環境デザインから、防災や減災、コミュニティ形成など自然と社会の問題解決に繋がるエコロジカルデザインへ。コミュニケーション手段としてのデザイン思考が活躍する。

人文・語学系統の研究

「ひと」が生み出した文学や歴史、文化など、人間が現在に至るまでに築き上げてきたものの研究を通じて、「人間とは何か」といった人間の内面的本質を考えます。今後の人間のあり方についても探っていく学問です。

東北大学 認知心理学、教育心理学
「認知心理学を学習・教育に活かす」

学んだ内容がよく理解できる場合とそうでない場合があるのはなぜだろう?そこには、どのような心の働きがあるのだろうか。人が何かを理解・記憶するときの心の動きについて、認知心理学から紐解いてみよう。

上智大学 応用言語学、第二言語習得、英語教育
「言語習得研究から見た英語学習法」

CLIL(Content and Language Integrated Learning)という教育方法で、文法や語彙を覚えて意味を理解するのはもちろん、本来の形で英語を使いながら教科書本文の内容を掘り下げ、言語的な理解と定着を促していく。

理・工学系統の研究

数学や物理学のように自然界の事物や自然現象を観察し、そこに流れを見つけることで真理を探求する学問から、自然科学で発見された法則を基にして現実の社会に役立つような技術を研究する学問を包括します。

東京工業大学 スポーツ工学、バイオメカニクス
「コンピューターシミュレーションとロボットで研究するスポーツ

多様な個人が自分に最適なスポーツ動作や用具が容易に得られることを目指して、コンピュータやロボットによる“一番いい動き方”のシミュレーションや、“最適な用具”の開発を進める。

東北大学 情報科学
「人工知能はどうやって物体を認識するのか-機械学習による画像認識-」

人工知能はこれまで何回かのブームがあった。1960年代の第一次、1980年代の第二次ブームから冬の時代に入って以来、機械学習による第三次ブームに突入。飛躍的に向上した機械学習による最先端の画像認識とは?

東京工業大学 理学(天文学、惑星科学)
「宇宙のどこに生命はいるだろうか?」

宇宙のどこかに私たちのような生命体が存在するのだろうか?地球外生物を探すための一歩として、まずは地球型の生命と同様な生命が宇宙のどこかに存在していないかを探る研究に取り組む。

九州大学 制御工学
「情報化社会と制御工学-自動車のモデル予測制御を例にして-」

ハンドルやブレーキの操作をせずとも目的地へ安全に走行する自動運転車の実用化に向けた実証実験が始まっている。それはどんな仕組みでどのように安全なのか。未来の社会幸福度を変えるかもしれない研究が進む。

神戸大学 情報工学、航海学
「意外と知らない『船』の世界」

世界の海と日本を結ぶ輸送船や貨物船。「船」は海に囲まれた日本における海外との物流の要としてはもちろん、移動、観光、漁業、建設、調査、救助、防災、治安確保、環境保全の未来を担って進化している。

京都大学 技術戦略
「ロボットは座布団を椅子の仲間と認識できるか」

問う人も問われた人もどちらも答えを知らないのが「問い」だ。標題の問いは、世界中の誰もまだ解き明かしていない謎。このような「問い」について、仮説を立てて研究するのが大学の学びの第一歩となる。

東京大学 建築学(建築計画、まちづくり)
「孤独で災害の多い超高齢社会を生き抜く住宅と町のデザイン」

日本では、人口減少で空き家が増える一方で、自然災害の増加で仮設住宅に暮らす人が増えている。未来のコミュニティを豊かで安心な居場所にする機能やデザインには、どんなアイデアがあるだろうか。

東京工業大学 人工知能、ネットワーク科学、機械学習
「友人関係と感染症伝搬をネットワークで理解する」

人やもののつながりを表すネットワーク。その構造を分析すれば、クチコミ拡散から感染症制御まで、人々に役立つ情報が見えてくる。ネットワーク科学研究は、社会学、工学、薬学、物理学など多様な分野で注目されている。

医・歯・薬学系統の研究

命を救う科学と技術を修得する医学、身体全体の問題として歯を研究する歯学、最先端の医薬品開発や医療現場での医薬品活用を目指す薬学、人間と自然をつなぐ農・獣医・水産・栄養学。連携による研究も進みます。

東京都立大学●福祉政策論
「現代社会と必要:社会福祉学からのアプローチ」

深刻化する日本の貧困や格差、児童虐待。少子高齢化が進み、年金・医療・介護等の生活保障への不安感も強まっている。社会福祉学は、こうしたさまざまな問題に向き合い、社会の課題を解決する力を培う研究を進める。

東京理科大学 薬物治療学、医療薬学
「薬と食品の微妙な関係-食べ物は薬の効きめや副作用に影響する-」

健康の維持・促進・回復に有用な薬と食品の相互作用。薬と薬、食品と食品の組み合わせでも数限りなく存在し、未知の相互作用もある。患者を助け医療の問題解決を試みるマインドのもと、研究に取り組んでいる。

お茶の水女子大学 食物栄養学、代謝学、生活習慣病学
「食と健康:病気に効く食べ物とは?」

食べ物が健康状態を左右し、病気発生に関わる場合がある。健康にいいとされる食品や食事内容は人々の関心事だ。不確かなことも多い食べ物と健康や病気の関連性について、生体との関係から研究で明らかにしていく。

東京大学 生物無機化学、分析化学、農芸化学
「真珠とバイオミネラリゼーションの科学」

輝く真珠の主成分は炭酸カルシウムの結晶だ。しかし、炭酸カルシウムが輝くわけではない。真珠生成メカニズムを探りながら、脱炭素技術の有効手段としても注目されるバイオミネラリゼーションの研究に取り組む。

東京医科歯科大学●歯科心身医学
「『歯』が抜けてませんか?」

歯科に新たな領域が生まれつつある。医科と連携したワクチン接種や、長寿時代のQOLを支える食べる力の支援など。世界唯一の歯科心療科の講座は、脳と体のバランスに着目した研究で、歯科の課題に取り組んでいる。

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