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約3ヶ月間の休校期間が明け、子どもの通っている高校も授業が再開しました。休校期間中にあまり勉強に集中できなかったため、授業についていけないところが増えているようで、子どもが戸惑っています。休校期間中にできてしまった差が後々の受験勉強に影響してしまわないか、保護者として心配です。(高2・保護者)【2020年6月】

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緊急事態宣言による今回の休校と再開後の学校での学習は、お子様も保護者様も、学校にとっても初めてのことで、試行錯誤の状態が続き心配や不安が募りますよね。 ひとつご安心いただきたいのは、受験勉強と高校の授業内容は全くの別物ではないということ。授業でわからないことをわかるようにすることが、受験勉強に繋がっていきます。お子様には、「理解できた/理解できない」を切り分けて分析してみるようアドバイスしてあげてください。お子様の参考になるよう、現状分析の方法とその後の対策についてご紹介します。

1.まずは現状分析をしよう!

大学受験の対策をするにあたり、高校の授業は基礎基本なので非常に重要です。受験勉強のためには授業をしっかり理解することが大前提となります。

理解できていない教科は、何となく「全てがわからない=嫌い」と考えてしまっている可能性大。英語であれば「関係詞」はわかるが「仮定法」がわからない、数学であれば「確率」はわかるが「2次関数」はわからない…など、「自分が理解できていない分野はどの分野なのか」を分析し、特定することが最重要です。ある程度理解できている分野については、復習の優先順位を下げてOK。復習に使える時間にも限りがあるため、理解できていない分野の復習の優先順位を上げ、復習に使う時間の配分にメリハリをつけましょう。

2.いざ復習!苦手分野の対処法

苦手科目に取り組むときに、少しずつ取り組む方法だとなかなか解消しません。苦手克服のポイントは以下の3点です。


【苦手克服 3つのポイント】

①範囲・分野を絞って徹底的に

②短期集中で一気に行う

③わかりやすく教えてもらう


現状分析で苦手科目の範囲・分野を特定できたら、その分野のわかるところまで戻り復習を始めましょう。場合によっては、戻る範囲が中学レベルになっても構いません。わかるところからスモールステップで進むことが重要です。苦手な範囲をダラダラやると時間がかかるだけでなく、モチベーションが下がってしまう可能性が高くなるため、期間を決めて短期集中で一気に取り組みましょう。

決めた期間を3分割し、まず初めに既にできるくらい簡単な問題を解いて全くわかっていないわけではないことを認識しましょう。そして次に少しだけ難しい基本問題を何度も解きます。基礎がわかっていれば必ず解けるようになります。そして仕上げに発展問題に挑戦してみると、以前と見え方が違うはずです。苦手分野が他にもあれば発展問題まで完璧にしなくても構いません。まずはどんな問題が出ても基本問題は確実に解けることを目指しましょう。

基本問題でつまずく所があれば、友人や高校の先生に質問してみましょう。自分とは違った角度からの捉え方を聞くことで一気に理解が進むこともあります。教え方が自分に合う人とそうでない人がいるため、自分が理解できるわかりやすい教え方を探すことも時には必要です。塾や予備校に通っていない場合、体験授業などの機会を使って、授業を受けてみる・質問してみるのもおススメです。

3.より自信をつけるために!得意分野の伸ばし方

理解できている分野は得意を伸ばすべくどんどん先取り学習をしていきましょう。苦手分野に合わせる必要はありません。得意であればあるほど、自分を助ける武器になります。積極的に様々なパターンの問題に挑戦してみましょう。その分野だけ、志望校の過去問を解いてみるのも効果的です。目指すべきレベルをより体感できモチベーション向上にもつながります。

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