夏休みはたくさん時間があると思いがちですが、意外とあっという間に終わってしまいます。そのため、学習時間に気を配ることがとても大切です。ここで、有名大学に現役合格した先輩たちの夏休みの平均学習時間を大学グループごとに見てみましょう。
早慶文系志望の高2です。来年は受験生で勉強一色になると思い、今年の夏は、思いっきり遊ぶ予定でしたが、学校の先生に「過去に七帝大や早慶などの難関大に合格した先輩は、高2の夏休みもしっかり勉強していた」という話を聞き、焦りを感じました。高校2年生の夏休みは、1日何時間くらい勉強したらよいですか?(高2・女子)【2022年7月】
難関大現役合格を目指すなら、高2の夏休みも計画的に勉強する必要があります。もちろん息抜きも取り入れ、メリハリをつけた学習を心がけましょう。今年早慶に現役合格した先輩たちは、学校の勉強以外で高2の夏休みに1日平均「4時間24分」勉強していました(高3ではその約倍です)。一つの指標としてみてください。まずは英単語や英文法などの基礎をこの夏に完成させ、主要科目は共通テストレベルの内容をマスターすることを目指しましょう。
1. 難関大合格者の学習時間
高3は早慶で8時間54分、上理明青立法中で8時間5分と50分ほどの差です。しかし、高2は早慶で4時間24分、上理明青立法中で2時間39分と、倍の2時間近く差がついています。高2の今の時期だからこそ、学習時間を確保して一歩リードしましょう!
2. この夏に行うべき基礎固め
早慶など難関大学を目指すなら、まずは早期に共通テストレベルの完成を目指しましょう。そのためにこの夏に取り組むべき基礎固めのワンポイントアドバイスを科目別に紹介します。
英語 まずは英単語や英文法の基礎を早く固めましょう。英単語や英文法は、長文読解力やリスニング力など、全ての力の土台になります。実際に発音をするなど音読も取り入れましょう。ちなみに、早慶の入試ではリスニングは出題されませんが、4技能をバランスよく鍛えることで英語力は相互に強化されていきます。今後の受験勉強をスムーズに進めていくために、この夏しっかりと単語・文法の基礎固めに取り組んでおきましょう。
国語 現代文の問題を解いていく上で、文章を読み解く力は必要不可欠です。このような読解力は、他の科目の学習にも役立ちます。現代文の肝は語彙力です。時間のある高2のうちに新聞や新書などの活字に触れる機会を増やしましょう。古文に関しては、古典単語・古典文法が今後長文読解を行っていく上で重要になってきます。大学受験で覚えるべき単語は300ほど。自分で一日の目標を決めて取り組むようにしましょう。
数学 早稲田大学政治経済学部では数学(共通テスト)が必修です。文系でも数学で受験ができる学部があるので、可能性を広げるためにも数学の力を高めていきましょう。数学では速く正確な計算力が欠かせません。何度も演習を繰り返し、計算力に磨きをかけていきましょう。また、高3で苦労しないためにも今のうちから苦手分野の克服に努めることが大切です。単元ごとに復習し、少しでも苦手分野を減らすことが高3の演習につながります。文系であれば、数学Ⅱ・Bまで先取りして学習することを心がけましょう。
3.「夏期特別招待講習」で勉強する習慣をつけよう!
夏休みは学校がないものの、思うように学習時間を確保できない人が多くいると思います。そんな人は、まず学習できる環境に身を置くことが大切です。東進では、「夏期特別招待講習」を実施中!この機会を生かし、校舎に来ることを習慣化すれば、自然と勉強に取り組めるようになります。さらに、「夏期特別招待講習」にお申込みした人限定で1週間で単語をマスターできる「共通テスト対応英単語1800」も無料で体験できます!