苦手克服への第一歩は、教科書の例題レベルの問題から一つひとつ着実に積み上げていくことです。まずは、その単元の前提となる基本的な説明を理解し直すことから始めて、そのうえで例題や簡単な問題から演習に取り組んでみましょう。ここでのポイントは、いきなり難しい問題に取り組まないことです。初めは易しい問題でも良いので、範囲・分野を絞って繰り返し演習に取り組み続けましょう。その分野の基礎問題に慣れてきたら、徐々に取り組む問題のレベルを上げていくと、達成感を味わいながら楽しく演習を進めていけるでしょう。
また、長時間をかけて苦手を克服しようとすると、だらだらと時間だけが過ぎさってしまうという事態に陥りがちです。苦手分野を克服しようとする場合は、少しずつ時間をかけてやるよりも短期間で集中して一気にやることで、効率よく定着率を向上させることができます。そして、曖昧なまま先に進まないことも大切です。
「自分一人では教科書の説明が理解できない」「解説を見ても意味がわからない」という場合には、もう一度わかりやすく教えてもらい、しっかり理解し直したうえで、問題演習に取り組みましょう。