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Q

早起きが苦手です。勉強時間さえ確保できていれば、夜型でも同じですよね?【2018年8月】

A

確かに生活リズムにはある程度の個人差があります。しかし、少なくとも大学入試においては、科学的にも制度的にも朝型の生活リズムが圧倒的に有利です。時間帯ごとに適した勉強法を知って勉強の効率をあげましょう! 詳しくはこちら…。

1.朝の方が頭はよく働く

脳は朝の方が働くという話を聞いたことはありませんか?これは科学的にも証明されていることで、脳は、夜寝ている間に前日の情報を整理してスッキリさせるので朝が最も知識の吸収効率がいいのです。脳科学者の池谷裕二先生の著書『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』(東進ブックス)によると、脳は睡眠中に、海馬にインプットされた情報を重要度別に取捨選択して整理整頓する作業を行っています。重要だと判断された情報は側頭葉へ移されて長期記憶に変化し、不要とされた情報は海馬から消去されます。


そのため、一日のうちでもっとも脳がすっきりしているのは朝起きた直後であり、時間が経つにつれて海馬は情報でいっぱいになっていきます。つまり、海馬にある程度の空きがある朝の脳の方が、色々な作業を経て疲れきった脳より効率よく働き、その結果効率よく知識を吸収できるのです。

2.入試の時間帯を考えてみよう

脳が完全に働くようになるのは、起床後3時間後からと言われています。

センター試験や大学入試は一般的に朝9時から始まるため、万全な状態で試験に挑むには 朝6時に起きていなければなりません。たとえ今は夜型で生活リズムがとれていたとしても、入試本番では昼型に変える必要が出てきてしまいます。

東進では、入試の時間を意識してもらうために、夏休みは朝7時から校舎を開放し朝登校を勧めています。ぜひ活用しよう! (東進ハイスクールの場合。東進衛星予備校は校舎により開館時間が異なります。)

3.暗記は夜がおススメ

暗記科目や論述などの勉強には、それぞれ効果を最大限に発揮する時間帯があります。 例えば暗記科目は夜がおススメです。先ほど述べたように、脳は睡眠中に情報の取捨選択をしています。寝る直前に覚えた情報は脳が重要と判断することが多く、効率的に暗記することができるからです。起きた直後の脳にはウォーミングアップが必要なので、朝は英語の音読をして目を覚ましたり、簡単な計算問題を解いたりして、脳を徐々に活性化させましょう。午後は最も集中できる時間帯なので、数学の応用問題や現代文の論述などの、頭を使う勉強にぴったりです。

夏休みは生活リズムが崩れやすい時期。学校がある時と同じ「朝型」を意識して、効率よく学習を進めましょう。

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