「センター試験同日体験受験」とは、大学入試センター試験当日に高1生・高2生の段階で“受験生と同じ日に同じ問題に挑戦する”ことです。今年は、2019年1月19日(土)20日(日)に実施。最新の大学入試の問題や傾向、レベルを肌で感じ、現在の自分の実力を客観的に知る機会です。第一志望校に合格するために、あと1年間でどこをどのくらい伸ばす必要があるのかを明確にすることで、合格するための計画を逆算して立てられます。
無料で招待しているので、高校生なら誰でも、本番の1年前に自分の学力を測る「学力のものさし」として活用できます。
【コラム】センター試験について
センター試験は、教科書レベルの知識を組み合わせて解答する問題が中心です。しかし、教科書レベルを甘く見てはいけません。細かな知識が問われるほか、センター試験の最も大きな壁は「時間制限」があることです。例えば英語の試験時間は80分ですが、2018年センター試験の出題単語数は4,237語でした。単純計算すると、1分間あたり約53語を処理する読解スピードが必要ということになります。実際は読むだけではなく問題を解く、という時間も別途必要なため、時間制限はより厳しいということになります。限られた時間の中で素早く正確に解答できるよう、知識をつけトレーニングを重ねる必要があります。
1年前の結果が本番に影響するの? と思う人もいるでしょう。しかし、1年前の得点が合格可能性に影響するという根拠があります。グラフを見てください。
一番左が受験生の全国平均点で英数国600点満点中343.9点です。では、難関大学に現役合格した先輩は本番の1年前(高2生)で何点取っていたのでしょうか。下のグラフはあくまで目安ですが、難関国立大学に合格している人は600点満点中430.8点、早慶に合格している人は600点満点中366.4点といずれも受験生の平均点を上回っています。難関大学に合格した人は先輩の点数を1年前にして、既に20点以上超えているのです。難関大学に合格するためには、1年前に高得点を取っておくことがポイントと言えます。
そして、どれくらいの点数を取ればいいのかというと、難関国立大学を目指している人は主要科目で最低7割、早慶ほか難関大学を目指している人は最低6割を目標しましょう。「こんな点数とれるのかなあ」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です!「センター試験同日体験受験」まであと1カ月強。今から冬休みの期間を十分に活用すれば、しっかりと準備ができます。