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Q

試験の本番前日や当日、試験後にやっておいたほうがいいことを教えてください。(高3)【2019年02月】

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前日や当日は普段使っている教材で、暗記物や短時間で確認できるものに優先して取り組みつつ、万全の状態で当日を迎える準備をしましょう。また、試験後は記憶が新しいうちに見直しを行って、次の試験に生かすことがポイントです。学習内容の優先順位を決めて取り組みましょう。詳しくはこちら…

1.前日にやると良いこと

(1)勉強面
基本的には受験科目すべてに触れることが大切です。前日と考えると、例えば文法、単語、公式の見直しなど短時間で確認できて、得点に直結する知識を優先すると良いでしょう。加えて、過去問の復習ノートの見直しなど、過去に取り組んだことを再確認する時間も作りましょう。また過去問を使って、時間配分など本番のシミュレーションを改めて行うのもひとつの手です。

(2)生活面
当日の持ち物準備を忘れずに。まず、受験票・筆記用具・時計などの必需品に加えて、今まで使っていた参考書など、自分が見直ししやすいものを忘れずに持っていきましょう。また前日に、当日の試験場までの電車・ルート・時間確認も行いましょう。そしてなにより大切なのは、睡眠をとることです。当日を万全に迎えるために、早めに寝ることをおススメします。緊張からなかなか寝付けないときは、体を横にするだけでも疲れがとれていきますよ。

2.当日にやると良いこと

(1)勉強面

最優先は、前日に確認した内容の再チェックです。加えて、いつも使っている参考書やこれだけ見れば良い! と思うものなど、自分なりに大事にしている教材を見直すのも良いでしょう。あえて「普段のもの」を使うことで、落ち着いて「普段の自分」で試験に臨む状態をつくれます。試験だからと言って特別なことをする必要はなく、むしろ普段通りに取り組むことが、本番で実力を発揮するポイントです。

(2)生活面
まず、脳を働かせるためには糖質が必要なので、朝食を摂りましょう。緊張であまり食欲がわかない場合は、バナナなど軽いものでも良いので、何かお腹に入れましょう。また、試験の休憩時間は集中力を保つ、脳をフル回転させるために甘いもので糖分補給するのもおススメです。それから、暖かい格好をして会場に向かうことと、室温によって調整できる服装にすることも重要です。今年は特にインフルエンザが猛威を奮っていますので、罹患してしまった!風邪を引いてしまった!なんてことがないように注意してください。他にも、電車の遅延や会場までの道の混雑などを考慮して、時間に余裕をもって試験会場に到着しましょう。

3.試験後にやること

試験が終わったら必ず答え合わせをしましょう! すぐ答え合わせをすることの最大のメリットは「次の大学入試で同じ知識を問われたときに生かせる」ということです。
私立や国公立の入試問題の多くは、約10~20%が「(合格するためには)正解できなくてもいい問題」で構成されています。そのため、合格するという観点で、優先すると良いのは、残りの約80%の①落としてはいけない問題(正答率が高くなる問題)、②受験生間で差のつく問題の見直しです。①②は今まで勉強してきた中で見たことがあるはずです。そういうものから取り組みましょう。
また、「正解したけれど解答根拠が曖昧だった問題」も知識や考え方について確認しておきましょう。時間が経つと、なぜその解答を選んだのかを忘れてしまうので、試験直後の記憶が明確なうちに、必ず見直しをしましょう。
答え合わせは怖いかもしれませんが、見直しをすることで他大学の合格にも近づける、とても有益な勉強材料です。そして大事なことは、思っていたより良くても、もし悪くても一喜一憂しないこと。切り替えて次の試験に挑んでいくことが大切です。最後まで1回1回の試験と向き合い、最後の1秒まで、1点1点を積み上げてください。今まで重ねた努力の中に、入試を突破するヒントが必ずあるはずです。君の健闘を、心よりお祈りしています。
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