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Q

併願をどこに出すか迷っています。どうやって決めたらいいですか。(高3・男子)【2019年10月】

A

2019年度入試(2020年入試)は、センター試験最後の年。そのため、併願校の選び方がとても重要になってきます。着目すべきポイントを詳しく説明します。

ポイント① バランスよく併願校を受験しよう

 行きたい大学を、難度ごとに「チャレンジ校」「実力相応校」「安全校」の3つに分けて併願校を考えてみましょう。「チャレンジ校ばかり受験してしまい、ひとつも合格を勝ち取れなかった」「安全校を多く受験し、安全校の過去問ばかり解いていたら、第一志望校の対策がおろそかになってしまった」といったことがあると困ります。受験校に偏りのないように、「チャレンジ校」「実力相応校」「安全校」をバランスよく受験していくことが大切です。

 特に今年は、センター試験の最終学年ということで、浪人を避けるため「安全志向」の受験生が増える可能性があります。各大学に昨年までより上の学力の生徒が流れてくるかもしれません。その点を考慮して、「実力相応校」「安全校」の数を絞りすぎないように注意しましょう。
 ただ一方で、安全志向ゆえに、高望みをせず早めにあきらめてしまう人も出てくるでしょう。これはチャンスにもなります。安全志向になりすぎずに、最後まであきらめずに志望校を貫くことも忘れないようにしましょう。

ポイント② 試験形式で受験校を選ぼう

 試験形式に着目することで、合格可能性を高めることができます。
着目すべき1つ目は、「試験の配点の違い」です。試験の配点は大学や学部ごとに異なります。例えば、A大学の経済学部の英語の配点は100点、B大学の英語の配点は200点の場合、英語が得意な人はどちらを受けるべきでしょうか?もちろんB大学を受けた方が合格確率は高くなるでしょう。
2つ目は、「試験の回答形式の違い」です。マーク式の試験や記述式の試験など回答形式は様々です。第一志望校と似た形式・傾向の大学を受験すれば、良い練習になりますし、対策ができているので合格しやすいでしょう。このように自分に合った配点や回答形式の大学を受けていくことも受験戦略のひとつです。

ポイント③ 最適な受験スケジュールを組もう

 “第一志望校の受験日の前には1つは合格が出ている”状態を作れるように日程を組みましょう。理由は、合格が1つ出ているだけで、精神的にとても落ち着いた状態で第一志望校の受験に臨めるからです。特に最初の入試はとても緊張しますので、第一志望校が最初の受験にならないようにしましょう。場慣れをして、経験を積んだ状態で本番に臨むことが大切です。関東でいえば上智大学、関西でいえば関関同立など、受験日が早い難関大もあるので注意が必要です。また、入試本番はとても疲れます。試験日が連続しすぎないように気をつけましょう。

ポイント④ 将来についても考慮しよう

 今まで紹介してきたポイント①~③も重要ですが、一番大切なのは、第一志望校を決めた時と同じように、将来の夢や志に合った大学を受験することです。合格しても、行きたくない併願校では意味がありません。第一志望校に似ている学部や制度、カリキュラムがある大学を調べてみましょう。じっくりと自分と向き合うことで、行きたいと思える併願校を見つけたいですね。

以上の点を踏まえながら、君自身の基準と照らし合わせて併願校を決定していきましょう。

【参考:東進の併願校決定に役立つコンテンツ】
・自分の今の実力を測りたい君は

・信頼できる偏差値ランキングを知りたい君は

・多くの情報を網羅した、大学情報サイトを探している君は

・試験形式から併願校を決めたい君は

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