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Q

娘の成績が停滞し始めました。勉強してもなかなか成績が上がらず、勉強に対するモチベーションが下がっているようです。どうしたらいいでしょうか?(高2・保護者)【2019年10月】

A

お子さまの成績が伸び悩んでいるとのこと、ご父母の皆様が受験勉強を代わってあげられるわけでもなく、あまり口うるさくアドバイスしても嫌がられてしまったり…等々、心配や不安な気持ちが募りますよね。ここではご父母の皆様からの働きかけで現状を打開するためのポイントや考え方をご紹介します。

1. 何のための受験勉強か?日常の会話の中で「目的」と「目標」を整理する手助け

継続して勉強し、モチベーションを維持するには、目的意識を持つことが大切です。モチベーションが下がっているということは、お子様が「なぜ大学受験をするのか、それは将来とどう繋がっていくか」ということを見失ってしまっている可能性が大。普段の会話の中で「将来の夢は?」「どうしてその志望校を選んだの?」など大学合格後の未来について考えるきっかけとなる話をするのがおススメです。
受験勉強の目的(=お子さまの夢・志)を考えるのと同様に大切なのが、日々の小さな目標を設定することです。例えば、英単語を1日100個覚える、いつまでに参考書の何ページまで終わらせるなど、1週間単位もしくは1日単位の目標です。お子さまが小さな目標を達成したら、その努力の過程を褒めてあげてください。その積み重ねが自信になり、モチベーションアップにつながります。
大学受験を通じて得られるものは、知識だけではありません。かつてない負荷がかった状態で努力し困難を乗り越えたとき、その経験は人間的に大きな成長をもたらします。お子様が受験勉強で辛いと感じている時期でも、マイナスに捉えず「この経験が将来の宝物になるんだ!」とプラスに捉えられるよう、ご父母の皆様からも働きかけてあげてください。

2. 急激な成績アップの前には必ず停滞時期がある!?

成績の伸びは、必ずしも学習量と比例しません。学習量をまず増やし、遅れて成績の伸びがやってくることから、成績が伸びない踊り場のような時期が誰しもやってきます。そのため、ご父母の皆様には成績が伸びない時期でも焦らず見守っていただくことも大切です。
声をかけるときには、目の前の成績だけに一喜一憂しないように話すことがポイント。良い成績の時は点数を褒めるのではなく努力の過程を褒め、成績が悪かったときはそれを責めずその原因を一緒に考えると、お子様の努力の継続につながります。
成績が伸びない時期にいかにモチベーションを保つかについて、東進の難関大現役合格者の工夫をご紹介します。お子様にも一例としてご紹介してみてください。

3. ご父母の皆さまの応援する気持ちや態度がお子さまの力になる!

・「受験勉強で得た知識はこれからの人生に活きてくる」(青山学院大学 経済学部)
・「どこへ行っても私にとってあなたの価値は変わらない」(大阪大学 文学部)
・「受験勉強を乗り越えた事実が、これから生きていく上で糧となる」(立教大学 現代心理学)
・「頑張る姿がかっこいい」(立命館大学 食マネジメント学部)

これらは、東進の難関大現役合格者がご父母から言われて嬉しかった言葉のご紹介です。

モチベーション維持のためのポイントを何点かご紹介しましたが、ご父母の皆様から積極的に働きかけをしなくても、ただ「応援している」「見守っている」という気持ちがお子様に伝わるだけでモチベーションを回復させるための大きな力になります。 受験勉強でピリピリしているお子様となかなかゆっくり話をする時間がないというご家庭もあるかもしれませんが、ぜひご父母の皆様の応援する気持ちをできるだけ声に出して伝えていけると良いですね。

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