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高2までに英語と数学を固めておく(目安:共通テストで8~9割が取れるレベル)べき
高校1年生になると、引き続き数学特待制度を利用して青木純二先生の「数学の真髄(基本原理追究編)」や長岡恭史先生の「数学ぐんぐん」といった講座を受講しました。この2つの講座はどちらも数学を理解する上では欠かせない「論理」などの話を1から教えてくださるので、難関大を受験するうえでは欠かせないものだと思っています。
高校2年生では主に物理や化学を重点的に学習しました。物理について、その時に受講したのは苑田尚之先生の「ハイレベル物理」です。苑田先生の授業は、物理学を「普通に」理解するための講座であり、1つの現象を定性的、定量的で、何より「ラク」な見方で説明してくださり、僕の物理現象に対する解像度が上がったように思います。また、化学については、樹葉瑛士先生の「難関化学 Part2」を受講しました。僕が受講したのは無機有機分野なのですが、難関化学のテキストは要点がわかりやすく整理されており、復習がしやすく、授業でもテキストに書いてないことを盛り込んで本質的な内容が語られていたので、難関大に限らず化学を初学する際には是非おすすめしたい講座です。
高校3年生では、東進の過去問演習講座や東大特進コースを主に利用しました。過去問演習講座についてですが、返却が速く、採点基準もついていたので、解説授業と合わせて復習がしやすい仕様であったと思います。東大特進コースについてですが、これは東大受験のみに焦点を絞った講座で、講座内容の密度が非常に高く感じました。僕はこのコースを利用して高校3年生を通して学習しました。僕が受講した講座の中でもおすすめしたいものを2つ紹介します。
1つ目は大西哲男先生の「東大化学」です。この講座はなんといってもテキストの内容が非常に充実しており、各分野で押さえておきたい知識・計算・論述など、入試で出うるポイントを広く網羅しています。講座の内容も高校範囲より少し深い内容に踏み込みつつ、実際の入試問題に広く対応できるようなものでした。
2つ目は宮崎尊先生の「東大特進英語」です。この講座は主に「英語を英語のまま読む」とはどういうことかを教えてくれました。また、先生は単語1つ1つの意味やニュアンスを大切にしており、そのおかげで基本語を使う際の考え方が身についたように思います。以上、東大受験を視野に入れ始めてから受験が終わるまでの僕の足跡と、受講した講座などをまとめました。少しでも参考になると幸いです。
最後に1つだけ言うとすると、東大理系に現役で受かろうとすると、理科を3年生で完成させると考えれば、やはり高2までに英語と数学を固めておく(目安:共通テストで8~9割が取れるレベル)のはある程度前提となってくるのかなと思います。高3の方でまだその基準に達してないと感じる方は、目標点から逆算して今からできることや試験本番での戦略を模試の受験や日々の演習を通して深く考えることが必要になるはずです。
まだ高2、高1、またはそれ以下の学年の方でこれを読んでくれている方は、意識的に英語と数学に比重を傾けて学習し、余裕があれば理科の学習を進める気持ちでいいでしょう。東大受験で理科は大切です。英語と同じくらい差がつくと思っています。これにて僕の合格体験記の執筆は終了しようと思います。ここまで読んでくれた方に必ずや幸があらんことを願います。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
受験に必要な考え方を教えてくださったことが役に立ちました。
生徒1人1人に向き合って学習を管理してくださっていたのが印象に残っています。
物理・化学の問題の質が非常に高いのでおススメです。
Yes
数学特待で限界まで数学の先取りをしたかったからです。
担任助手の方と話すことは、受験直前ということもあってか、心が落ち着いて楽しかったです。
勉強の不安は勉強で解決していました。
社会になにかを残せる人財になりたいです。
東進模試
とにかく返却が速く、おススメです。個人的に東大本番レベル模試の理科の問題は、特に質の高いものが集まっていると思います。
志望校別単元ジャンル演習講座
東大本番レベル模試の過去問や、直前のセット演習ができたことがよかったです。
チームミーティング
チームミーティングでは、サボりがちな僕の学習を管理してくれて助かりました。また、担任の先生やほかの受験生たちと話すことは精神の健康にもつながっていました。
【 数学の真髄-基本原理追究編-文理共通 PART1 】
論理の話は東大受験において必要不可欠だと思います。
【 ハイレベル物理 力学 】
物理現象をラクに見るということがどういうことかがわかります。
【 受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(応用) 】
大吉先生の説明が非常にわかりやすかったです。