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医学部現役合格のために
知っておきたいこと見ていきましょう!

現役合格のためにしておきたいことその1医学部合格必要とは

 医学部人気が年々高まりを見せています。定員に対する志願倍率は15.7倍、実質倍率でも11倍を超える激戦となっており、まさに難関を極める過酷な入試が続いています。

 医学部の入試結果を見ると、浪人生の比率が極めて高いという特徴があります。大学によってその比率は異なりますが、全国の医学部医学科全体の合格者のうち、現役合格者はわずか39.6%で、残りの60.4%は浪人生(東進調べ)。他の学部では類を見ない現役比率の低さです。「何年浪人してでも医学部医学科に合格したい」という強い気持ちの受験生が多いことの現れです。

 さて、医学部に合格するために必要な力を考えてみましょう。極めて高い学力が求められることは言うまでもありません。しかし、学力は合格の必要条件であって十分条件ではありません。医学部を目指す学生にとって一番大切なこと、それは一言で表現すれば「人間力」です。

医学部医学科の入学定員数と志願者数の推移

医学部医学科の入学定員数などの推移
人間力とは

 医師を目指す人は高い志が求められます。多くの命を預かる立場である医師には、強い責任感と利他精神、そして人間の尊厳を守るという意志。そういった心の部分が極めて重要なのです。医師を職業としてしか考えていない人に、私たち患者は怖くて命を預けられませんね。また、患者との対応でも重要なコミュニケーション力、チームとして活躍するためのリーダーシップや協調性、さらに限られた時間の中での判断力も重要になってきます。

 そしてもう一つ、特に医療の現場において欠かせないのが、強靭な精神力と体力です。

 これらの力を総合して、東進では「人間力」と言っています。「人間力」は「心」「知」「体」のバランスのとれた総合力。リーダーに必要な力として東進での指導の根幹となっていますが、まさに医師に必要な力が「人間力」なのです。

 各大学の医学部としては、このような資質を持った受験生を求めており、入学試験にも工夫が施されています。医学部受験を目指すならば、高い学力を身につけつつも、医師に求められる資質を高校生・受験生のうちからしっかりと身につけてほしいと思います。

東京大理科三類で11年ぶりの面接実施

 東京大理科三類では2018年度入試で面接を11年ぶりに再開しました。これは学力重視だけではなく、募集要項にある通り「受験者の人間的成熟度、医学部への適性、コミュニケーション能力等を評価し、将来、医療や医学研究に従事するのにふさわしい資質を持った学生」であるかを確認する主旨で実施されました。

 既にこうした面接を重視している大学は多く、受験生1人と面接官ではなく、受験生にテーマを与えて集団で討論させたり、論文を課す大学もあります。いずれも学力だけでない資質の確認を目的としていると言えます。

東京大学理科三類面接内容

東京大学理科三類面接内容

現役合格のためにしておきたいことその2医学部入試動向

 次に、医学部入試の動向について見てみましょう

国立大の医学部

 近年の国公立大の医学部入試は、センター試験で80%を超える得点率を求められ、高い点数での二段階選抜を実施する大学が多くあります。さらに、個別学力試験も高い得点率が必要で、ハイレベルな入試が続いています。

近年、一般入試の募集定員において一般枠の他に、地域枠(在住地域、高校の所在地の限定や、卒業後大学所在地域で限られた期間勤務する等の条件)を設ける大学が増加しています。

 例えば、札幌医科大 募集定員75名(地域枠55名、一般20名)、山形大 募集定員75名(地域枠10名、一般65名)等です(2018年入試では定員8,279名中1,674名(20.2%)が地方枠)。また、横浜市立大のように、募集定員85名(地域医療枠20名、神奈川県指定診療科枠5名、一般60名)に地域枠が2つある場合もあります。

 さらに、前期日程試験の前にAO、推薦入試といった選抜方法も加わっていることで、従来の募集定員は変化しており、まさにハイレベルな入試です。

 特に国公立大の多くは、後期日程を廃止し、事実上前期一本勝負となっています。もちろん山梨大など後期入試を実施している大学もありますが、こうした大学、日程では極めて高い倍率となっています。

地域枠設置大学一覧

地域枠設置大学一覧

AO・推薦入試枠設置大学一覧

AO・推薦入試枠設置大学一覧

学力試験のほかに面接を課している大学一覧

学力試験のほかに面接を課している大学一覧

私立大の医学部

 従来、私立大の医学部は保護者が医療関係者等であることが一般的で、サラリーマン家庭では厳しいと言われてきました。その理由は、何と言っても学費が他の学部よりも高額である点が挙げられます。国公立大の授業料が6年間で約330万円前後なのに対して、私立大では約4,000万円以上となる大学もあります。しかし、その流れに変化が現れました。2008年に順天堂大は2,090万円と大幅な学費の減額をしました。その結果、志願者数は大きく増加して、翌年以降は、昭和大や日本医科大なども追随することとなりました。それでも国公立大と比べれば高額でしたが、特待生制度やさまざまな奨学金制度の設置もあり、事実上学費は下がっています。

 また、国公立大にあるような地域枠(卒業後の特定期間、指定する医療機関での勤務が条件)で、学費全額の支給や生活費の支給等も増加しています。昨年、千葉県の成田市に設置された国際医療福祉大学医学部では、奨学金を受け取れば国公立大とほとんど同じ金額負担となります。このように、私立大も学費面ではかなりハードルが低くなったと言えます。

 しかし、医学部志望者に求められる学力や人間性などは決して下がっているわけでは無く、むしろ志望者数が殆ど減っていない現実を考えると、ハイレベルな入試である事は変わりません。

学費ランキング

学費ランキング

※私立大学の医学部医学科の学費ランキングです。
6年間の学費合計が低い順に掲載しています。

現役合格のためにしておきたいことその3医学部医学科現役合格するためのポイント

 国公立大、私立大に防衛医大を加えた全国82大学の総定員は約9,500人。他の学部から比べるとかなり少ないことは言うまで
もありません。つまり、ハイレベルな入試があります。

 医学部合格を勝ち取った先輩たちの学習には、いくつかの重要な共通点があるのでまとめてみます。

1.センター試験と二次試験の対策をしっかりと行い、満遍なく学習することで不得意科目を作らない。

2.学習計画をしっかり立て、模擬試験の結果を参考に学習を進めている。

3.受験の準備は高1・高2と早期から進めている。

4.普段から医療関係の記事やニュースにも興味を持つなど、幅広い知識と自分の考えを持っている。

5.学習だけでなく自分の将来をしっかりと意識して物事を考えることを習慣としている。

 2019年度以降に医学部を目指す皆さんも、先輩に続き、是非栄冠を勝ち取ってください。

医学部は数学で決まる!

 難関を極める医学部医学科。合格するためには、すべての受験科目におけるオールラウンドな得点力が要求されます。中でも合否を分ける科目は何でしょうか? 東進の「難関大本番レベル記述模試」を分析した結果が下のグラフです。医学部医学科に現役合格した生徒と不合格だった生徒を比較すると、最も得点差が顕著だった科目が「数学」です。特に数Ⅲで大きく差がついています。医学部合格を目指すなら、早くから数学を得意科目にしておきましょう。

現役合格者と不合格者の模試得点差

模試得点差

現役合格者と不合格者の平均点の差

平均点の差

※2017年の東進難関大本番レベル模試(年5回実施)を受験し、
2018年に医学部医学科を受験した生徒が対象。

医学部医学科現役合格した生徒

センター大問別演習で得点が飛躍的に向上

 「過去問演習講座 センター対策」は 10 年分の過去問だけでなく、大問別演習が特に役に立ちました。大問別演習は分野ごとに分かれているため、自分の苦手な分野をピンポイントで演習することができました。もちろん、数をたくさんこなすことも必要であると思いますが、暗記科目では同じ問題を何度も解いて完璧にすることも大切です。東進に入った当初は、地理は特に苦手な科目のひとつでした。しかし、東進の授業で知識の土台をつくり、大問別演習でそれを補強することによって、ほかの得意科目と肩を並べるほどの点数がだせるようになりました。どんな大学でも志望しなければ合格することはありません。演習量は点数を裏切らないので、最後まで目標をあきらめないでください!

早期に目標を決めることが大切です

 僕は高校に入学する前の春休みに入学しました。後輩の方へのアドバイスとしては、できるだけ早期に目標を決めるということです。僕自身、入学時に滋賀医科大学と目標を決めて同じ志を持つ仲間と切磋琢磨して、目標達成のために対策を重ねたことが一番の勝因だったと思いますし、明確な目標はなりたい自分をより具体的にするので、モチベーションの向上にも繋がると思います。勉強していく中で、とても忙しい時期とそうでもない時期がありますが、忙しい時期にいかに耐えて最低限のことを続け、その他どれだけ進めるかが大切だったと思います。

※個人の感想です。

医学部医学科入試科目一覧

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