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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2019年7月01号

7月の学習アドバイス

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英語 慎 一之先生

関西の若手・実力講師が全国の受験生へ。君の夢を叶えるために、正しい「努力」の仕方を教えます。徹底した基礎修得から英語力をグイグイ伸ばし、最難関大学へナビゲート。予備校講師になるという夢を実現した慎が、今度は東進生の夢を実現。言葉に熱い想いと情熱を込めて、全国の生徒を90分間魅了する感動の授業! 慎が贈る、真の英語を君に伝授する!

基礎から応用にギアを変えよう

7月は基礎から応用に進むときです。英語が得意な人は、過去問演習に取り組み始めるなど、勉強の段階を上げていきましょう。その際は過去問の出来不出来に一喜一憂しないこと。自分が導いた解答に対して、解法のプロセスをしっかりと説明できる習慣を持つことが大切です。

部活を引退したばかりの人、あるいは東進に入学したばかりという人は、夏休み前には基礎固めを完全に仕上げておきましょう。その際は、「高速マスター基礎力養成講座」を活用してください。単語だけ、あるいは文法だけと偏重してしまわないように、バランスよく進めましょう。

東進では7月15日(月・祝)に「第2回 7月難関大記述模試」「有名大本番レベル模試」、8月25日(日)に「第3回 8月センター試験本番レベル模試」があります。夏の模試は、英語の勉強が順調に進んでいる人にとって、国公立大二次試験や私立大合格に向けてどれだけ実力がついているかを知る重要な機会です。必ず受けましょう。すでに基礎固めをしている人は、6月までに受けた模試と比べて、どれだけ得点をアップさせるか、あらかじめ目標を立てておくといいでしょう。

受験勉強に取り組み始めた人にとって、英語の勉強はすぐに結果が出ません。秋以降の11月、12月に伸びていけばいいと考えましょう。そのためにも、1学期と夏休みが勝負です。数カ月経てばみんなが最大限の勉強するようになるので、今のうちにどれだけ力を溜めることができるかが勝負です。点数が上がらなくても、夏までは我慢。秋から結果が出てくるでしょう。

どうしても気持ちが入らないときは、オープンキャンパスなどを活用して志望校に足を運んでみるのもいいですよ。やる気に繋がります。勉強も仕事も、言われたからやるのでは長続きしない。逆に、自分で興味が出てきたら頑張れるはずです。

夏の学習計画を立て基礎を固めよう

高2生・高1生は、夏休み前に夏の学習計画をしっかり立てておきましょう。長文を1日1題やる、休みの間に問題集を1冊終わらせるなど、無理な計画ではなく達成感を得られるような計画を。ただし、苦手な問題を後回しにするような勉強はくれぐれも避けてください。1カ月の計画が大変なら1週間など、スパンを短くするのも有効です。

英語の学習では、夏の間に文法・単語を中心に勉強を進め、基礎を完璧にしておきたいところです。「英語ができない」と悩んでいる生徒を分析すると、「語彙力がない」のが圧倒的です。「高3生になったら……」ではなく、今から単語を覚えていきましょう。語彙力がつくことで、成績は確実に伸びます。「大学入学共通テスト」を受験する皆さんですが、出題の形式が変わっても土台となる基礎力は変わりません。入試対策をする準備として、基礎をしっかり固めておきましょう。

これからの大学入試の英語は外部試験を活用して、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4技能の学力を測ります。特にスピーキングと聞くと、対策が難しく感じるかもしれませんが、日常会話であれば中学生レベルの英単語でもできます。中学の教材をもう一度使って、やさしい英語で考える、話す練習を積むのもいいでしょう。そして、耳で聴いておくことも大事。問題集を買うときも、CDなどが付いているものがいいですね。

おススメの英語勉強法の一つに、英字新聞の活用があります。日本の新聞社が発行している英字新聞は、大学入試レベルで、難しい単語は注釈が書かれています。おおまかな流れを掴むつもりで、わからない単語が出てきても飛ばしながら読んでみてはどうでしょうか。時事的なニュースが中心となっていますので、関心を持って読めるはずです。

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できる生徒、伸びる生徒の質問には共通点があります。英作文や和訳の問題で間違っても、「なぜこの問題の解答はこうなんですか?」ではなく、「自分はこうだと思って書いたのですが、自分の解答のどこがダメなのですか?」と聞いてきます。質問が難しいからいいとか、簡単な質問しかないから合格できないというのではありませんが、自分なりの方法を持っている人は、そこを正してあげるとカチッとはまります。「どうしてそうなるのか」とプロセスまできちんと考えていると、どんな勉強をしても頭に残りやすいと思います。

数学 沖田 一希先生

「数学が苦手、でも何とかしたい!」という高校生の期待に応え、短期間で数学力を徹底的に養成し、バラバラな知識を統一・体系化していくプロ中のプロである。熱く情熱的な沖田ワールドは時が経つのを忘れさせ、君の数学力を飛躍的に向上させる。

勉強モードの継続を

本格的な受験シーズンまでおよそ半年。定期テストが終わったからと休息をせず、勉強モードを継続させていきましょう。

数学は、修得に時間がかかる科目です。基本的な取り組みこそが大切ですし、学力アップの近道となります。とはいえ、今から基礎から順に学習するといった時間的余裕はないでしょう。基礎と並行して受験レベルの学習を行いましょう。夏休みが終わる8月末までに志望校の過去問演習10年分を行うことを目標にしてください。

7月15日の「難関大記述模試」または「有名大本番レベル模試」、8月25日の「センター試験本番レベル模試」は必ず受験を。「実力をつけてから受けよう」というのは間違いです。模試には、学力の伸びを確認するほか、自分の弱点を把握するという目的もあります。受験後は、二度と同じ間違いをしないという気持ちで解説授業を有効活用して、復習に取り組んでください。

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「倍のスピードで解く」というイメージを

センター試験の本番で「時間が足りない」という人は多いですが、60分という時間は予め決まっています。そうであるのに何の準備もしていない人が多すぎます。数学Ⅱ・Bだけでなく、最近は数学Ⅰ・Aでも計算力が求められるようになってきています。スピードは克服しておくべきポイントです。普段から「いままでの倍のスピードで解く」というイメージを持ち、計算や記述のスピードアップを訓練していきましょう。そうした意識を持たずに勉強しても、本番で急に計算力がアップすることはありません。 

センター試験には誘導がありますが、多くの国公立の二次試験には誘導がなく、考える力が要求されます。センター試験の勉強の際、誘導にのって得点出来たことに満足するのではなく、誘導の流れを頭に入れて下さい。そうした学習は二次試験向けの学習にとって有用なものとなります。

何事にも全力で取り組もう

定期テストを終えて夏休みを迎える今、精神的にも時間的にも余裕を持ちやすい時期です。この時期は苦手分野と向き合う絶好のチャンスです。まずは今すぐに学習する習慣を形作りましょう。 いま学習する習慣を形成できれば、夏休み後には大いなる学力の伸長が見込めます。

新しく始まる「大学入学共通テスト」で、一部記述が導入されるなどセンター試験からの形式変更が気になる人がいるかもしれませんが、いまの段階でテストの形式を意識する必要はありません。数学は積み重ねの学問です。日々の授業の完全消化を目指してください。難関大を目指す皆さんは高2生・高1生のうちから模試で、高3生の平均点を超えることを目標にしましょう。

高2生は高校生活のおよそ半分を終えた今、気持ちのうえでは受験生でなくてはいけません。何事にも全力で取り組むことが自分にとって当たり前の習慣になると素晴らしい世界が広がっていきますよ。

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今が未来に繋がっている

高1生はおぼろげでいいので志望大学を意識してください。高2生は志望大学を明確化しましょう。今の段階の出来、不出来で志望校を諦める必要はありません。苦手を克服して「なりたい自分」になった先輩はたくさんいます。大事なのは「嫌い」、「苦手」と脳にインプットしてしまわないこと。ちょっとしたきっかけで苦手な科目が得意科目に切り替わることもあります。なりたい未来像を想像しながら日々ひたすら励んで下さい。。

社会に出てからの職業は皆さんが思う以上に多種多様です。高校生の視点で考えられることには限界があるかもしれませんが、「自分自身の未来」を考えることは重要です。「いまのままでいいのか?本当はどうしたいんだ?」と常に自分と対話して下さい。今のこの時間が未来に繋がっているということを忘れないでください。

部活や学校行事に時間をとられるのは物理的にやむをえませんが、今は、自分なりの勉強方法や姿勢を身につける時期です。あなたの所属するクラスが「全員で上を目指そう」という集団であればいいのですが、そういうケースは少ないかもしれません。お互い甘えるような集団に属してはいけません。「群れることに慣れない、孤独を恐れない」という姿勢で未来を見据えて学習することが大切です。

漢文 寺師 貴憲先生

とにかく正攻法。でもときにテクニカル。そして高尚にして軽快。みんなを「わかった」に導く。歴史的な背景を基に明解な具体例を駆使した緩急自在の講義を聴けば、きっと漢文が身近になる。そして漢文に感動する!「どうせ取るなら満点、合格するなら首席」を合い言葉に、圧倒的な読解力を養成し、キミのポテンシャルをフルに引き出す。

揺るぎない基礎をつくりあげよう

夏休み直前のいま、君がやるべきことは一にも二にも基礎体力づくりです。基礎を固めておけば、夏以降、過去問演習をはじめたときに困ることはありません。

部活を引退したばかりの君。急に生活の柱を失って困惑しているでしょう。でも目標目指して努力することは今までと同じ。目標が志望校A判定に変わった程度です。あとは目標達成に何が必要か。部活のときと同じように、良い指導を受ければいいだけです。

それから、部活を続けている君。やることが多い時ほど勉強ははかどりますよ。朝15分早起きして問題演習タイムをつくる。寝る直前に5分間の暗記タイムをつくる。ない時間をやりくりして勉強する習慣をつけられれば、引退後にも安心です。

7月には「難関大記述模試」「有名大本番レベル模試」があります。ぜひ受けて、自分の力がどれだけ通用するか試しましょう。自分の現在地を把握することが何より大事。

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(1) 夏休み直前の今、やっておくべきことは何か?

1.夏休みに過去問演習、秋から本格的な志望校対策を始めるために必要なこと

夏休み直前のいま、君がやるべきことは一にも二にも基礎体力づくりです! 漢文の基礎といえば句形。いまから基礎を固めておけば、夏以降、過去問演習をはじめたときに困ることはありません。大事なのは頭に入れること。句形の一覧をいくら眺めても頭には入らないので、まずは東進ブックスの『寺師の漢文をはじめからていねいに』を(!)。あるいは、東進ハイスクールで「基礎から漢文」を受講するのはいかが? そのあとは句形を扱った薄めの問題集に取り組みましょう。

(2)時間の使い方

1.(部活引退者)部活モードから受験モードへ上手く切り替える方法

部活を引退したばかりの君。急に生活の柱を失って困惑していることでしょう。でも、目標を目指して努力に努力を重ねる点はいままでと変わりません。目標が甲子園や国立競技場から志望校A判定とか偏差値83とかセンター試験で95%ゲットに変わった程度です。あとは目標達成に何が必要か。部活のときと同じように、よい指導を受ければいいだけです。君の周りにもきっと優れた指導者がいるはず。あとは探すだけです。

勉強って言われても、なんか体がウズウズするという人は、とりあえずジョギングや筋トレなどの運動を続け、合間に勉強時間を確保しましょう。適度な運動が脳を活性化するのはまちがいないので、運動自体は受験勉強の一環といっても過言ではありません。ですから無理に机にかじりつくのではなく、生活の柱を運動から勉強に少しずつ移していけば、スムーズに受験モードに入れるでしょう。

繰り返しますが、目標を目指して努力し、目標を達成してみせる、という点では部活も受験勉強も同じ。いままで部活を必死でがんばってきた君は、すでに受験の達人といってもいいんです。

2.(部活継続生)いかに十分な勉強量を確保し、かつ質を高めるか

忙しい方が勉強ははかどります。むしろ部活を引退して急に時間ができたときに、油断して時間を無駄にしがちです。朝15分早起きして、1問でよいから問題演習タイムをつくる。あるいは、寝る直前に5分間の暗記タイムをつくる。引退して時間ができたらまとめて勉強しようなんて言ってないで、少ない時間をやりくりして今日から勉強してやりましょう。こんなにボロボロになるまで練習しながら勉強もしちゃう自分って、すごくないですか? それに、そうして勉強を習慣化しておけば、部活引退後、うまく受験モードに切り替えられます。むしろ「部活が忙しくて勉強できねー」といらだったりする感じだと、もう理想的です。

(3)模試(東進模試)の有効活用方法

1.「夏の模試」の活用方法。模試を受ける心構え、実施後の復習方法など。

第一志望の本番レベル模試を受けて、自分の現在地を確認しましょう。まだ第一志望が決まっていないなら、難関大記述模試を。マーク模試では自分の実力はわかりません。選択肢という手助けなしで、自分の力がどれだけ通用するのか試してみましょう。

模試は「失敗するために」受けます。受験本番では失敗するわけにはいかないので、模試でたくさん失敗しておくわけです。模試を受けるのは、あくまで本番で失敗しないためです。とりあえず結果なんてどうでもいいので、いまの力を最大限発揮することだけに集中します。模試が終わったら、いよいよ反省会。この反省会こそが模試の本番みたいなものです。失敗したところを見つけ、どうすればよかったのかと反省し、教訓を引き出します。そして次の模試で新しい失敗をします。同じ失敗はもちろん繰り返しません。そうしてミスを減らしていって受験本番でノーミスを目指すわけです。

東進は模試の実施数も多く、たくさん失敗するチャンスがあります。どしどし受けて、どしどし失敗しましょう。

実施例

7/15(日)「難関大記述模試」

7/15(日)「有名大本番レベル模試」

8/25(日)「第3回 センター試験本番レベル模試」

(4)メッセージ

ボーダーすれすれでも合格さえすればいいなんて、甘えたことは考えるな! どうせ合格するなら首席で! 限界まで自分を鍛えあげろ!

今から漢文に手をつけて国語の成績アップ

国語の成績を上げたいなら、漢文から手をつけること。漢文は覚えることは少ないわりに、配点は古文と同じなので、コストパフォーマンスが高い科目です。この夏、漢文を得意科目に加えてみませんか?

夏は時間があるからこそ浪費しがち。具体的な学習計画を立てましょう。「参考書A=3章/日→4日で終了、問題集B=24頁/日→8日で終了」のように、毎日のノルマを決めます。達成度を数字で実感できることが大事。参考書や問題集1冊を何日で終わらせるか決め、計画どおりに達成できると大きな自信がつきますよ。

受験に関係なく、日ごろから友人と勉強を教え合ってみてはどうしょうか。得意科目の異なる友人を見つけ、積極的にこちらから質問し、その友人からも質問してもらって、お互いに教え合えば、理解したことを説明する訓練ができます。気づけば、新テストが求める真の学力を身につけられるでしょう。

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(1) 夏休み直前のいま、やっておくべきことは何か

国語の点数を上げたいなら、漢文から手をつけること。漢文なんて覚えることは少ないわりに、配点は古文と同じなので、コスパ最高です。とりあえず『寺師の漢文をはじめからていねいに』を手にとってみて。夏はこの一冊を極めるだけで十分。あるいは、「基礎から漢文」を受講するとか! 参考書や講義で句形を学んだら、次は問題にチャレンジ。句形を扱った薄い問題集か、いきなり志望校やセンターの過去問でも大丈夫ですよ。

1.7月~8月の目標をどのように立てるか 

やりたいことと、やるべきことと、やれることは必ずしも一致しません。やりたいけど、やるべきではなかったり、やるべきだけど、やれなかったり。ですから目標は、やれる範囲で、週ごと日ごとに細かく立てます。いったん目標を立てたら終わりではありません。週ごと日ごとに目標を達成できたか確認し、できたなら次の目標を高くしたり、できなかったら原因を究明して対策を立てたり、目標を微修正したりします。そのときの状況に応じて目先の目標を柔軟に変えつつ、最終目標(=第一志望に合格する!)は決して変えないのが大事です。

長年の経験から言えるのは、「夏休みに期待しすぎるな」です。夏休みには時間がたくさんできるから、たくさん勉強できるはず! と思いがちですが、時間があると思えば、油断して無駄に使ってしまうのが人間です。友だちと海に出かけたり、ゆっくりアニメを見たり、図書館に出かけた帰り道に服屋に入ってしまったりと、うまく時間を使えないまま、気づけば1日3時間も勉強していないなんてことはしばしばです。ですから、柔軟な目標設定と定期的な見直しをおこなって、自分を引き締めつつ、無理なく学習を進めていくことが大事になります。

2.高2・高1のうちにしておくべきことは何か(志望校決定や勉強の習慣づけなど)

高1高2の間は、自分を見限らないこと。志望は高く、より高く! 月並みですが、みなさんの可能性は無限に広がっています。上だけ見てればいいです。

とにかく受験科目を減らさないのがコツ。科目を減らすのはいつでもできますが、科目を増やすのは難しい。いったん私大文系志望にして科目を減らしたものの、のち志望校を変更して科目を増やすハメになるなんてことはよくある話です。ですから、科目を減らしたくなったら、「自分はただ勉強から逃げているだけではないか」と自問し、自分に厳しく! いったん甘えたら、どんどん自分を甘やかしはじめますよ。

(2)具体的な「勉強習慣」の内容について

1.何を意識し、どんなことを習慣づければよいか

まず勉強する時間を決めること。朝勉(朝起きる時間を5時に固定。犬の散歩のあと、7時まで1時間半勉強するとか)や就寝前の暗記タイム(もっとも暗記に適しているとされる寝る前の30分を英単語や地歴の暗記にあてる。寝る準備を終え、23時半から30分暗記して0時就寝とか)は、比較的スケジュールを固定できるのでオススメ。「1日5時間勉強」とかは漠然としているうえ、家族で夕食に出かけたり好きな映画を見たりすると、すぐ崩壊するのでオススメできません。

次に勉強の内容を具体的に決めること。たとえば、210ページの問題集を1日30ページ、計7日で終わらせると決め、あとは何が何でもこなす。学校の休み時間や帰宅してから夕飯までのわずかな間に1ページ、2ページと進める。帰宅してからどっとやるのではなく、前倒しでちまちまやっておくのがコツ。これを1冊、2冊とこなしていくと、だんだんと快感に変わっていきます。自分に終わらせられない問題集や参考書はないんじゃないかと思えてきます。成績も明らかに上がるので、気づくと勉強以外に時間を費やすのがバカらしくなってきますよ。

2.大学入学共通テストに向けて意識すべきこと

日ごろから友だちと勉強を教えあうのが効果的です。得意科目の異なる友人を見つけ、積極的にこちらから質問し、その友人からも質問してもらって、お互いに教えあえば、理解したことを説明する訓練ができます。

「唐で均田制が崩壊したのってなんで?」とこちらが質問すれば、「原子核って+の電荷をもつ陽子が集まっているのに、なんで反発しないの?」とあちらから質問され、「ニクソン訪中から米中国交正常化の実現まで何年もかかったのはなぜ?」とこちらが質問すれば、「孟子の『浩然の気』って具体的に何なの?」とあちらから質問される感じです。聞かれれば、気になって調べはじめるはず。あとは図書館に通ったり本屋の専門書コーナーに行ったり先生に聞いたり。ネットに氾濫する素人意見を鵜呑みにしないのが大事です。知的好奇心の赴くまま、調べて、考えて、新たな謎を見つけ、調べて、考えて、また新たな謎を見つけて……そして、その結果を友だちに話す。それが学問ってものです。そして、大学入学共通テストが問おうとしている真の学力が身につきます。

(3)メッセージ

まだまだゆっくり勉強できるころ。漢文も世界史も小論文も、いまからなら余裕をもって勉強できます。試験に出るかどうかなんて小さなことを気にせず、あえて遠回りして学問してみるのが、結局、新テストへの近道になります。

物理 宮内 舞子先生

たくさんの文字や公式に溺れそうになっていませんか?"イメージ"という言葉の間違った使い方に振り回されていませんか? 公式は物理現象を読み解くための"道具"にすぎません。ていねいで色彩豊かな板書とわかりやすい講義で、シンプルな物理の世界へ君をサポートします!『物理の勉強法をはじめからていねいに』(東進ブックス)も大好評発売中。

夏に「力学」の完成を目指そう

物理の夏の目標は「夏休みが終わるまでに力学を完成させること」です。ここでの「完成」とは、志望大学の過去問で合格ラインを取れること。そのためのステップは、「基本法則や物理量の理解( 基本問題での演習)」→「標準問題での演習」→「過去問( 実戦問題)での演習」の3段階です。まずは、今の自分がどの位置にいるかを分析してみましょう。基本法則が使いこなせないのにいきなり過去問を解いてもできなくて当たり前! きちんと一つずつ積み重ねていくことが大事です。

夏休みは受験勉強にまとまった時間がとれる大事な期間ですが、そこまで待たず、今すぐにでも少しずつ始めていきましょう。力学が完成すればその他の分野もぐっと理解しやすくなるはずです。おススメの勉強順は「力学→熱力学→電磁気→波動→原子物理」。力学で過去問のレベルに到達したら、どんどん他の分野も進めていきましょう!

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今の時期は学校の授業もあり、また部活がある人もいると思うので、なかなか物理の勉強にまとまった時間をとることは難しいと思います。そこで、物理でも「隙間時間」をどんどん活用していきましょう!物理は1題解くのに時間がかかる、じっくり勉強しないと、と思っている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。一般的な問題集にのっている標準問題で1題あたり15~20分くらい、基本レベルの問題集ならもっと短い時間で解くものです。ただし、そのときの注意点が2つあります。

その1:目で追うだけでは効果なし!必ず手を動かして解くこと

その2:手が止まった問題をそれ以上考えるのは時間のムダ!わからなければさっさと次にいこう

机に向かって問題集とノートをひらいて・・・だとなかなかハードルが高くなってしまうので、電車の中など自分が使える「隙間時間」にあわせたボリュームの問題を1題ごとにコピーして小さなノートなどを作ってもいいですね。

模試はそのときの実力だけでなく時間配分や問題形式などを練習するためのとてもいい機会なので、ぜひ有効活用しましょう。特に意識したいのが「制限時間内に1点でも多く点数をとる」ということ。今の時期だと分野によってはまだまだ手薄になっていて思うように解けないところもあると思いますが、時間配分や問題を解く順などをしっかりと考えて、いまの実力でとれる最高の点数となるように意識してください。また、復習は、実際の模試の問題だけではなく、「できなかった分野」に注目して他の問題集なども使いながら行いましょう。

「1日1題」問題を解いてみよう

高3になったからといって、いきなり受験勉強が始められるわけではありません。自分にあった勉強の仕方は、例えば定期テスト対策などの普段の勉強の中でどんどん身についていくものなので、高2、高1の今の間にしっかりと確立しておきましょう。

高2、高1の今は、学校の授業や部活など、なかなか普段まとまって勉強する機会は少ないかもしれません。ただ、将来入試で物理を選ぼうと思っている人にはぜひ、「1日1題」を試してみてほしいと思います。何題もやらなくてもOK、途中でわからなければ解説を見てもOK ( 解説を見てわかったら最後まで解いてね)。ただし、眺めるだけではなく必ず手を動かして解くこと。所要時間は10分から、長くても30分かからないはずです。毎日1題を続けることで物理の力はもちろんですが、きっと高3になったときの「勉強の力」にもなっているはずです。

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高2生・高1生の人は、まず、自分の志望大学や学部をできるだけ具体的に決めていきましょう。将来この職業に就きたいから、この大学がかっこいいから、こんなことが勉強したいから……動機は何でもいいと思いますが、具体的な動機や目標がしっかりとしているほど受験の「勢い」になります。なんて偉そうに言っている私も、「これだ!」というものに出会ったのは高2の12月にたまたま見たニュースでした(笑)。だから、今の段階でまだ何もないという人も、あせらなくてもよいので、常にアンテナをはりめぐらせておきましょう。新聞やテレビ、通学途中の何気ない瞬間などに、もしかしたら自分の将来を決めるようなきっかけがあるかもしれません。

公民 清水 雅博先生

政治と経済のメカニズムを論理的に解明しながら、入試頻出ポイントを明確に示す。情熱的な指導で生徒をグイグイ引き込み、驚異の合格率を誇る人気実力講師。著書『政経ハンドブック』(東進ブックス)は、政経受験者のなんと80%が愛用しているといわれる大ベストセラー。

範囲をひととおりインプットしておこう

この夏一気に得点アップするためには、必要な情報を自分なりに理解したうえでインプットすることが大切です。夏前半までにインプットを徹底して知識の引き出しを作り、夏後半以降はアウトプット、つまり過去問をスムーズに解けるようにしていくとよいでしょう。

そのために今の時期は制度やしくみの「定義」や「理由づけ」、「問題点」とその「対策」という4つの観点で『一目でわかる新政経ハンドブック』(東進ブックス)を一回読み、範囲をひととおりインプットしましょう。時事と基本事項との関連をどれだけ理解しているかで、結果がかなり左右されると思いますので、ぜひ活用してください。余裕があれば、『一問一答【完全版】』(東進ブックス)でアウトプットをして、秋以降の過去問演習に備えておくと良いですよ。

公民に興味を持って取り組むことで勉強が楽しくなれば、主要教科の勉強の息抜きにもなりますよ。

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試験の全体像を見るために、模試は必ず受けること。「模試を受ける」場合は、点数はあまり気にしなくてもいい。できたかどうかに焦点をあてるのではなく、「レベルはこんな感じなのか」「やっぱり理由づけは大事だな」といった実感を持つことが大切です。

まずは全体観を掴もう

まずは公民の全体観を掴むために高校の教科書をひととおり読んでみましょう。「これから自分がどんな内容を勉強していくのか」ゴールを見ておくことが大切です。2回目以降は、「定義」「理由づけ」「問題点」「対策」の4つのポイントをおさえながら読み、基本知識の骨格を作っていくこと。骨格ができていれば、細かな知識もすんなり頭に入ります。ここまでくれば、受験の入口に到達です。授業やニュース・新聞で知らない用語が出てきたら、インターネットなどで必ず調べてメモしておくことをおススメします。

政治・経済の学習は、興味を持つことが第一です。概念をしっかり理解してから、現実を見る。実際に社会で「大きな動きや政策」が起きたら、「なんでこんなことが起こっているんだろう」と考えてみましょう。現実に起きていることの原因を知るおもしろさをぜひ感じながら勉強してほしいと思います。

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部活生でなかなか時間の取れない生徒の場合、「1日○ページずつ進める」というやり方よりは、「人権」「憲法9条」「平和主義」といったテーマごとに一気に取り組むことをおススメします。東進の映像を使った授業は、まとめて見られますので、是非活用してくださいね。

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