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学習アドバイス
  • 東進タイムズ 2020年2月01号

2月の学習アドバイス

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英語 西田昌史先生

丁寧かつ情熱あふれるトークで、もやもやしていた不確かな知識を確かな英語力に磨き上げる解説が信条。難しい文法も簡単に、みんなの「?」を「!」に変える、あっという間の授業時間。西田マジックで英語の見方を180°転換させよう。受験勉強のみならず、目標の大学に合格したあとも、きっと君の英語力を支えてくれる。

「解ける」ことを一つでも増やそう

この時期は過去問中心の勉強をしていると思いますが、注意点をいくつかお話ししたいと思います。まず大事なのは「過去問を解くだけでは英語力は上がらない」ということです。私大の読解で多いパターンですが、長文中どうしてもよくわからない部分が出てきます。もちろん、その部分はとばしたり、周辺の情報から意味を推測したりします。この「とばし読み」は、自分の実力で解ける範囲をきちんと得点するという点で、受験では大事な戦略ですが、「とばし読み」だけでは英語の得点率は良くて6割で、そこから伸びません。大事なことは、過去問を解き終えた後に英文中でわからなかった部分をしっかり復習し、単語が不足していたのか、文構造がわかっていなかったのかなど、しっかり分析することです。

それにより英語力が上がり、合格にぐっと近づきます。ですから、たくさん過去問をやるよりも、1年分をしっかりできるようにし、できることを増やすことが合格へのカギになります。

次に「解けるはずだった問題」に注目しましょう。過去問を解き終えたら、まずは丸つけです。そして間違った問題を一つひとつ見て、なぜそれが正解になるのか根拠を考えてみましょう。その根拠がぱっと浮かべばそれは本当は解けた問題です。

今すぐ修正すれば得点がアップするポイントですから、何度も解く練習をして体に覚えさせてください。そして、それを繰り返していくうちに、問題を解くのに必要なものなのに、自分に足りない考え方が見えてきます。試験までの過ごし方ですが、この時期は「今まで覚えられなかったものが急に覚えられるようになる」時期です。試験直前まで知識をどんどん詰め込んで合格に少しでも近づいてください。ここの努力で大きな差がつきます。力をためて最後に大きく飛躍してください。

敵を知ることから始めよう

大学入学共通テストは直前になって「さあ、対策するか」と思っても間に合わせるのが難しい試験です。特にリスニングはすぐにやってすぐに実力がつく分野ではありませんし、問題を解く際に計算力など英語以外の部分も関わってきます。逆に言えば、早めに対策して試験慣れすればしっかり点が取れる試験です。特に初年度は対策があいまいになってしまう人が多くなる傾向にあるので、チャンスでもあります。

共通テストの注意点は、間違えた原因がわかりにくいということです。以前に行われていたセンター試験では何が問われているのかわかる問題形式で、文法問題を間違えたら文法を重点的に学習すると得点が上がるものでした。一方、共通テストは、リスニングの問題が解けなかったときに、音が聞こえなかったのか、そもそも知らない単語だったから聞こえなかったのか、文法の知識が足りなくて聞こえなかったのか、が受験生には分析しにくいテストと言えます。

文法や単語の知識がない新高3生はこの時期にひととおり終わらせてください。特に、時制や関係詞など理屈が重要な分野は、語法のような覚えるだけの分野より理解に時間がかかるので、この時期に終わらせないとほかの科目の勉強に影響が出ます。新高2生は一年後に文法や単語で苦労しないように今のうちに基本的な部分は終えてしまいましょう。

模試は必ず受けてください。繰り返しますが共通テストは試験慣れすることが高得点への近道です。また、東大志望者は2月にある「東大入試同日体験受験」も必ず受けてください。受験生が受ける最初の模試は、一般に5月以降です。模試の結果を受けて「頑張るぞ」と本気で勉強しても、今の時期にショックを受けて早くスタートを切った受験生と数カ月差がついています。本気で東大を狙う受験生は必ず受けてください。

数学 原田知也先生

一つの問題を解きながらほかの問題への繋がりや関連を広げることで、数学のおもしろさや全体像に迫る。入試において合否を分ける方針の立て方や時間配分についても、“易から難へ”を常に意識した授業で、解くスピードと得点力を徐々に育成。明快な授業と爽やかな人柄が、生徒の熱い支持を得ている。

一度解いた問題は完璧に

直前期にすべきことは、とにかく受験校の過去問演習を徹底することです。新しい問題集に手をつけても、焦るだけで絶対に終わりませんし、達成感も得られないでしょう。一度解いた問題を何度も解いて、完璧に解けるまで復習しておきましょう。そして試験本番前だからこそ、早寝・早起きの規則正しい生活が非常に重要になります。前日は無理をして夜中まで勉強するのではなく、日頃と同じ準備をしっかりして、あとは頭を休ませましょう。ギリギリまでバタバタしているのは、精神的にもよくありません。人間の脳は、目覚めてから3時間後に頭がフル稼働するとも言われていますから、9時から試験開始であれば、6時に起きるようにしておきたいですね。

試験当日は、いかに心を落ち着かすかがカギとなります。体調を最高のコンディションに整えたら、あとはこれまで努力を重ねてきた自分を信じること。

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精神面のアドバイスとしては、何か自分を鼓舞する考え方があるとよいでしょう。「合格したらこれがしたい」でもいいですし、「自分は天才だ」と自己暗示をかけることでもいいでしょう。自分に自信を持てるようなことを考えてみてください。逆に、「自分はダメだ」と卑下してしまわないように。精神的にもマイナスに働いてしまいます。

初心に立ち返り教科書から復習を

受験に向けた学習のスタートは、「習った内容の復習」から。年度の切り替えのタイミングでは、一度初心に立ち返ってください。最初は、教科書を読み直すことから始めるといいでしょう。

受験間際になると、基礎レベルの学習をしようと思っても、時間的余裕は今よりもなくなります。意外な発見があるかもしれませんので、余裕のある今こそ、問題を解き直してみましょう。新高3生は、特に「微分・積分」、「数列」、「ベクトル」の範囲をしっかりとおさえるようにしてください。

模試を受験する際は、その意義をしっかり把握しましょう。まず試験の雰囲気に慣れるのが第一、自分が解けない問題を見つけるのが第二です。新高2生は、まだ大学受験をあまり意識していないかもしれませんが、入試本番は必ずやってきます。自分にはまだ早いとは思わず、共通テストにも対応した東進模試を充分に活用してほしいと思います。

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大学入試の数学は時間との戦いです。東進模試などを受験して、今の時期からそれを体感し、場慣れをしておくといいでしょう。またおススメなのが、オリジナルの参考書作りです。今まで解いた問題や、その解答・解説をノートにきれいにまとめておくのです。頭で理解するだけでなく「書く」ことで、理解が深まりますよ。

古文 富井健二先生

入試に必要不可欠な、古文単語と古文読解を“ビジュアル”解説。基礎から応用まで難なくマスターさせ、古文が読めない受験生を根絶させる実力熱血講師。古文を簡単明瞭に解き明かし、速読の秘訣や古文特有の「教養」を伝授していく授業は、毎回受講生をうならせる。

冷静に弱点箇所を見つけよう!

自分が今まで受けた模試やテキストなどの文章をもう一度チェックしてみましょう。どこから読めなくなったかその原因を突き詰め、問題点を浮き彫りにしてください。古文単語の意味がわからなかったせいなのか、古文常識が足りなかったのか、それとも主語を見失ったせいなのかなどというように。やみくもに数多く本文に当たるより、ずっと効果があります。

受験前日は、なにかとナーバスになるもの。知識があやふやでないかが気になってしまい、古文単語集や古典文法の本をやみくもにチェックしてしまいがちです。入試において確かに知識は必要ですが、知識だけの設問よりも、思考が試される設問が多いので、当日の時間配分のシミュレーションが済んだら、すぐに就寝してください。

その日の試験が終了したら、どこでミスをしたかにも重きを置くこと。ミスを補強していけば、必ず実力アップしていきます。

先んずれば受験を制す!

3月中に古文単語と古典文法の知識を強化しておくこと。速習で強化したり、参考書や問題集などを利用したりするとよいですね。古文単語は重要単語を中心に300〜400語(新高2生は150〜200語)。古典文法の用言・助動詞・助詞・識別(新高2生は用言と助動詞)の理解が目安。4月からは読解に挑戦!読解系の授業を受け、読解の中で知識を確認していきましょう。

模試は少しでも早く受け、現在の自分の実力を把握することから始まります。まず2月の「共通テスト本番レベル模試」に向かって準備を始めましょう。まさに「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ということですね。

共通テストについてはまだはっきりしていないことが多く不安に感じていると思いますが、古文単語・古典文法・古文読解の重要性は不変です。新学期までにできるだけ進めておきましょう。

化学 樹葉瑛士先生

東大をはじめとする難関大志望の生徒から、化学が「ワカル」「デキル」ようになると好評。自らの生徒をノーベル賞受賞者にすることを夢に掲げ、基礎の徹底理解から、さらに化学の深部に潜り込む、目から鱗の講義を展開する。原子という極微小な粒子で構成された物質を扱う学問だからこそ、それらが織り成す世界を理解し実感させることを追求し、化学の本質に鋭く迫る。

過去問演習の効果的な方法

この時期、過去問を使って演習を積んでいると思います。過去問を解くことで、志望校の出題形式や問題量・難度に慣れるとともに自身の弱点になっている単元を見つけることができます。

定着不足な単元を発見したときには、その弱点をしっかりと克服することが重要です。より効果を高めるために、間違えた問題の解き直しをする際には、できるだけ解説を読まないように心掛けるとよいでしょう。

傍らにこれまで使ってきたテキスト・参考書・ノートなどを置いて、わからないところがあったらまずそちらを確認するクセをつけてください。それでもわからなければ、解説を読むとよいでしょう。

直前期に最も重要なことは、これまでに学習した内容をしっかりと理解・定着させて、それを短い時間でアウトプットできるようにトレーニングすること。ぜひ、効果的な過去問の使い方を心がけてください。

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過去問演習を進めていると,「この単元は毎回点を落としてしまうなぁ」とか「いつもこの単元で時間がかかるなぁ」といった苦手な単元に出くわす人もいるのではないでしょうか。自身の中で大きな穴となっている単元を見つけたら、しっかりその穴を埋めるようにしましょう。このとき安易にその問題の解説を読んでしまうと理解が中途半端なままになり、結局本番でも落としてしまう可能性が高くなります。一つの単元は30分もあれば基本原理から理解し直すことができますし、問題集では一つの単元について2~4題程度の問題が記載されているので全ての問題を解いても、1、2時間もあれば単元を丸ごと復習することができます。

弱点を見つけたときこそ得点アップのチャンスです。あせらず確実に一つ一つをモノにしていってください。

まずは基礎の定着を

第一志望校の現役合格を目指していくためには、計画的に学習していくことがとても重要です。結論を先に述べますが、高3生になったときに、自身の志望校のレベルにあったテキストや入試問題集を解き始められるように学習が進んでいると理想的です。そのために、高2生のうちに化学の基本内容についてはしっかりと定着させておかなければいけません。

特に新高3生は4月から受験学年に入りますので、化学が苦手だと感じている人は春休み期間に理論化学の教科書的な内容を復習しておきましょう。具体的には、これまで学習した範囲については、簡単な問題集やテキストを1冊解いておくことが望ましいです。多くの高校では、高1・2生のときに教科書傍用問題集が配布されていると思いますので、それを利用するのもよいでしょう。

まずは、土台をしっかりと築いて、入試のための準備を万全にしておきましょう。

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化学を得意科目にしたい生徒にお薦めの学習法がノート作りです。最初のうちはなかなか気づきにくいですが実は化学の内容は、各単元が有機的につながっています。学習した内容を自分なりにノートにまとめると、理解・整理が進むとともに、そのつながりを意識できるようになってきます。私自身もそうでしたが、これができているようになると、化学が好きで得意になってきますよ。また、模試や過去問を解いたときにパッとノートをみて知識を確認したり復習したりできるので、多少時間がかかる作業ではありますが、大きな学習効果が期待できますので、ぜひチャレンジしてみてください。

世界史 加藤和樹先生

若くして既に10年以上の世界史指導経験を持つ気鋭の講師。史実に真摯に向き合い、自らの知識と経験を深める為に様々な国へ視察に行くのを趣味としている。世界史の持つ「必然性」と「展開」を重視し、それを図解して捉える授業は、「世界史に興味が持てない」「自分は暗記が苦手かも」と思っている生徒の意識を180度転換させる。

合格点に届くための最後の確認をしよう

国公立二次試験、私大一般入試の直前期は、過去問演習の精度を上げていきましょう。得点だけを気にするのでは全く意味がありません。間違えた問題に関して、どのような知識が抜けていたのか、あるいはどのような勘違いをしたことがミスの原因なのかを明確にすることが大切です。その際、単語の丸暗記にならないよう、因果関係や流れを整理しながら頭に入れましょう。難関私大で出題される難問・奇問にとらわれすぎないで、教科書の基本事項をおさえておけば、合格点に届きます。

また、選択式問題で「迷った末に偶然正解した」という場合も要注意。結果的に正解できたからと安心しがちですが、そのとき迷って選ばなかった選択肢にこそ自分の「強化すべきポイント」が隠れています。世界史に、センスは必要ありません。努力しただけ成績が上がります。まさに「努力を裏切らない」科目なのです。

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論述型の問題の多くは、センター試験とは異なり、加点方式で中間点が存在します。よくわからない問題が出てきても、何かしら書くことで得点できる可能性もあるので、あきらめず取り組みましょう。過去問や類似問題の演習を沢山行うことで、問われていることに対して「何を書けば得点がもらえるのか」がわかるようになるはずですよ。論述問題は、100人いたら100通りの答えが出てくるので、過去問や問題集の解答例は絶対ではありません。さらに、入試本番の短い時間のなかで解答例のような完成度の高い文章を書くのもなかなか難しいので、あくまで参考例として意識してくださいね。

楽しみながら勉強を進めよう

これから世界史の勉強を始めるにあたって楽しんで勉強してほしいと思います。歴史漫画や映画、テレビ番組などにも、世界の歴史、遺産、文化を取り上げたものがたくさんありますね。そこから興味を持った国や出来事をまず勉強するのもいいでしょう。

おススメは特に出題頻度の高い中国史を押さえておくことです。新高3生は3月末までにひと通り理解しておけば、4月以降大きなアドバンテージになります。世界史は取り組んだ時間に比例して成績が伸びます。効果的な勉強方法については、『世界史の勉強法をはじめからていねいに』(東進ブックス)で細かく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

世界史で学んだ知識によって、映画や小説、海外旅行での体験を、より深く楽しめるようになるということが世界史の醍醐味だと思います。世界史は人生を豊かにする科目ですから、ぜひ楽しんで勉強してほしいです。

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「第1回大学入学共通テスト本番レベル模試」が2月にあります。時期的に世界史の学習がまだまだ不十分という人も多いかと思いますが、入試本番でどのようなレベルの問題を解く必要があるのかがわかりますので、得点は気にせずに取り組みましょう。ただし、既習分野であれば解けるはずですから、そこに関しては8割以上正解することを目標にしてがんばってください。もし8割に満たなければ、まだ理解が足りていない証拠。放置せず、次回はきちんと得点できるようにオリジナルの「まちがいノート」などを作って復習してください。

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